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2010年2月28日 - 2010年3月6日

2010年3月 5日 (金)

DA:OA オーグレンw。

 番組の途中ですが、あーっ! やっぱ持ち越しコンパニオンはオーグレンだああああっ。

http://dragonage.bioware.com/awakening/world/character/oghren/

 ぐっすんw。

 予想されていたとはいえ、はっきり書かれると・・・。 

 Biowareのドワ専め!
 
 お、あの、元愛人フェルシと再婚しとるな! しかも子供が出来たと!

 ちょっとスピード早くないか?
 
"… he is fond of saying, you can take a warrior out of the fight, but you can never take the fight out of the warrior."

 戦士を戦いから引き離すことは出来ても、戦士から戦いを奪うことは出来ない。
 格好いいが、そんなキャラだったっけ?
 
 むしろあの壮絶なセクハラが、再婚して落ち着いたおかげで鳴りを潜めたかどうかに興味がありますがw。

 フォーラムの怨嗟の声を眺めに、ちと行ってまいりますw。

【ME2】シンズ・オヴ・ザ・ファザー、テイン(その3)

 さて、はしょらないとまたとっても長くなってしまう。
 ベイリー警部には申し訳ないが、ここはかなりとばしていきます。 
 C-SECに戻り、警部に手がかりはケルハムだと告げる。

9335
 ケルハムはまずいだろー、というベイリー警部もやはり新秋葉(シン・アキバ)の大物は恐れてるのか?

 実はベイリー警部とケルハムの間にはちょっとした密約がある。ケルハムが大騒ぎを起こさない、警部から「C-SEC チャリティ・ダンスパーティ」のパー券を買うという条件で、多少のことは見逃すというものだそうだ。
 なんだかチャチイ癒着だなw。

9342
「なんとか手助けしてくれないのか?」

 ベイリー警部が署の別の者たちにケルハムの身柄を拘束させ、個室に軟禁する。シェパードたちが自ら尋問する。その間警部は姿を見せない。ケルハムが警部は無関係と信じてくれるのを祈ろう。

9348
9350
 ケルハムを連行するC-SECオフィサー。

9355
 即座にケルハムのロウヤー、弁護士が駆けつけます。

9357
 ケルハムが弁護士に通報する暇などなかったはずなのだが?
 警部の部下によれば、ケルハムが自分のVIに対して、C-SECが周囲十メートル以内に入ったとたんに弁護士に通報するプログラムをしていたに違いないという。
 悪党だけに肥溜めから脱出する手段の準備は素晴らしいってことか。
 

9358
「弁護士は俺がなんとか時間を稼ぐが、そんなに粘れないぞ。急いでやってくれ」

9361
「ふたりでプレッシャーを与え続けて責め立てるのがいいと思うが、シェパード、なにか考えがあるか?」

 ここで、私は勘違いをやらかしていたと告白せねばなるまい。
 自分は『良い警官』役で行く、と言った手前、すべてのレネゲイド・チェックを意図的に見逃してタイムアップになってしまったのだ。そういう意味じゃなかったのね。
 その失敗作のほうをご覧下さい。結果的にはストーリーは進みますが。

9365
9366
「お前ら何者だ?!」


9370
「ベイリーは関係ない。少し俺たちの質問に答えてくれるだけでいい。オフレコでな」
「C-SECの尋問室でオフレコだと? はっ!」
「暗殺者を雇ったな? 標的は誰だ?」
「弁護士を呼べ」


9376
「俺たちがC-SECと何の関係もないことが見てわからんのか? 取引も、正規の手続きも、弁護士もない。答えろ」


9378
「俺が震え上がるとでも? お前らには無理だ。ベイリーが俺に手出しなどさせないぜ」
レネゲイド見逃し、ストライク・ワン。

9381
「ベイリーは俺たちがここにいることは知らん。これが終わったあとに知ることになるだろうがな」

9382
「ケルハム、C-SECを買収できるのは、何もお前一人じゃない」

9383
「お前何者だ、カエル野郎。やつのケチな弁明者か?」

9387
「おれに無理矢理口を割らせたいのか? できるものなら、やってみろ」
ストライク・ツー。
「できないのか? はっ。玉ついてんのか?」

9389
「良く考えろ、捕まえたいのは暗殺者だけだ。お前じゃない。なぜ自分のクビをかける?」
「誰かと契約したとゲロしろだと? 俺がそんなバカに見えるか?」
「名前を聴いたら、ここを立ち去ってやる。お前に二度とお目にかかる事はない」
「そんなの信じられるか」

9394
「お前を追っているなら、今頃お前は脳天に弾をくらってる」

9396
「・・・シェパード、やばい。ベイリーはこれ以上弁護士を抑えきれない」

9399
「もう用は済んだか? こっちには人と会う約束があるんだがな!」
ストライク・スリー・・・アウト。

9401
「お前が標的の名前を教えてくれれば・・・」

9404
「これは一体何事だね?! 私の依頼人から離れろ! しかも椅子に拘束してるだと?!」

9405
「会いたかったぜ、フレディ」

9408
「お前たちがこの肥溜めから出るためには、シタデル並のでかさのシャベルが必要だぞ!」

9410
「私はカウンシルのスペクターだが?」


9411
「・・・なんてこった」
「なんだ? 一体どうしたんだ、フレディ?」

9414
「スペクターは完全な行動の自由を有している。すまん、エリアス、私には手出しできん」

9415
「ああ、くそっ!」

9416
「だから早く言えってんだろ。お前なんか眼中にない。暗殺者の標的を教えてくれたら、ここから消える」

9417
「ちきしょう・・・。ジョラム・タリッド、テューリアン、ザケラ・ワードの監督官に立候補してる。アパートメントはブロック800だ」

9423
 ベイリーによれば、タリッドはワードの組織犯罪を撲滅するとの公約で監督官に立候補している。しかもアンタイ(反)・ヒューマンの活動家である。

9430
「シタデル戦以前には、ヒューマンは野蛮な新入りだとみなされていた。
 ところが今は、ヒューマンの艦隊がシタデルを警護し、C-TECもヒューマンだらけだ。

 アンダーソンはよくやっているが、ヒューマンが星間航行を有する以前からここに住んでいる者もいる。これはヒューマンのクーデターの一種だとみなすものもいる」

9433
「彼が多数票を取ってしまえば、好き嫌いに係わらず従わざるを得ない。そういうシステムだよな」
「理想は確かにそうだ、イチロー、じゃなかったシェパード」

9435
「巡査部長! パトカーでこのふたりを800ブロックに送る手配をしてくれ」

9436
「イエッサー!」

**********

 さて、尋問の間、レネゲイド・チェックのたびに小突き回していると・・・。
 こっちはシェパードが『悪い警官』役でやってますが、その選択にはあまり意味はないのかもしれない。

9595
「殴るたびにおれのボケットにはいる慰謝料が増えていくんだぜ!」

9596
「ちゃんと話を聴け、こら!」

9598
「ぶったな! 二度もぶったな!」

9605
「もう用は済んだか?! こっちには人と会う約束があるんだがな!」

9607
「もう我慢できねえ! 名前をいわねえと、タマタマぶった切ってクローガンに売りつけてやるぞ!」

9609
「そ、それだけは勘弁してくれ! ジョラム・タリッドだ!」

 そうなのか?w クローガンにタマタマ売られるとやっぱ困るんだろうか?(いや、そっちじゃないと思う)

【ME2】シンズ・オヴ・ザ・ファザー、テイン(その2)

9258
「シェパード、なぜコルヤットが暗殺を計画していることを話さなかった?」
「彼は警官だから阻止しようとする。その結果どちらかが死ぬのは避けたい」

9260
 ダークスター酒場の外にいるマウス。誰かと携帯通信で会話中。

9263_2
「あ、クリオス! くそっ、引退したんじゃなかったのか?!」

9265
「あ、シェパード! くそっ、死んだんじゃなかったのか?!」


9266
「じっとしてろ、マウス。後でゆっくりパンツを履き替えさせてやる」
「テイン、お前マウスのことを知っていたのか?」
「先ほど名前を聴いた時、まさか同じマウスだとは思わなかった。
 こいつは私のシタデルでの連絡係だった。こいつや他の子どもたちが標的の情報を流してくれていた」

9271
「お前は子供にやばい仕事のスパイをさせていたのか?」
「貧しい子供。ドレルでは、ドララファ、無視された者と呼ぶ。どこにでもいて何でも見ているが、誰からも見られない」


9276 
「別のドレルに暗殺の手伝いをしているだろう。標的は誰か言え」

9329
「し、知らん。聴いてもいねえ。そんなことにクビを突っ込んだらこっちが消される」

9332
レネゲイド・チェック。これは予期していた。画像は一回撮り損なってるけどw。

9279
「テイン、助けてくれ!」

9280
「マウス、お前が私を助けろ。息子が闇の中に消えた」

9282
「お、お前もそれを望んでいると思ったから、手助けしてやったんだ! か、勘弁してくれ!」

9283
「とっとと吐け」

9285   
「あいつが俺のところに仕事をくれと言ってきた。俺のホロを持ってやがった。クリオス、あんたが撮ったやつだ。
 俺は昔のコネを使って仕事の依頼を探した。エリアスが手をあげた。エリアス・ケルハム」

9288

9300
「ケルハムは十年くらい前にシタデルに移り住んできたヒューマンだ。あんたがここで仕事していた頃にはただの小物だったよ、クリオス。
 ゲスのシタデル攻撃後にのし上がった。以前の大物が皆こけちまったから。皆プレシディアムのどでかい洒落たアパートメントに住んでいたからひとたまりもなかった。
 ケルハムはワードの中でも一番ひどい地域で稼ぎをあげてる。新秋葉(シン・アキバ)って場所だ。やつはマジでやばい人物だよ」

9305
「マウス、悪いがこれでお前もヤバイ奴を敵に回したことになるな」
「そうだな。ケルハムがこのことを知ったら俺も長くねえ。しかも俺には逃げるしかねえ。
 テイン、もし俺を少しでも気にかけてくれるなら、ここを去るときにケルハムをやっちまってくれ」

9310
「そいつは難しいんじゃないかな、テイン?」
「マウスは、私の人生についてコルヤットよりもはるかに良く知っている・・・」

9311
「こいつは笑って私を見上げた、ガタガタの歯とカサブタだらけの膝、素足は真っ黒に汚れ、将来に一切の希望がない顔で私を見上げた。私の差し出したつまらない贈り物を崇め奉った」

9316
「あの頃、マウスがこの世の中で知ってる唯一の『良いこと』が私だった。そして私はマウスを見捨てた。コルヤットを見捨てたように。
 マウスのホロを持っていたのも完全に感傷的な理由だ。完璧な記憶があるのに、ホロを撮る何の必要があろうか」

9320
「こいつは私の腕を引っ張った、笑顔で、私がこいつを忘れないで欲しいと願った、こいつは誰でもいいから自分を覚えている者が欲しかった、私はこいつのホロを撮った。
 こいつは私の掌の中のちっちゃな自分を見て笑った、それから急に眉をひそめた、私のポケットに他のホロがあるかどうか探って、『クリオス、息子さんのは?』と聴いた」

9325
まあ、そう自分を責めるな」

 これでテインとマウスのお話は終わりですが、シェパードVIについてはやっぱり気になりますね。

9293
「マウス、もうひとつだけ、お前、俺のVIを売りさばいていたとか?」

9294
「ああ、クソッ! それもか・・・。いいか、あんたはいっぺん死んだんだ。VIを売るのは完璧に合法はなずだ!」

9297 
「いいから、俺にもひとつくれ。それでチャラにしてやる」
「ほ、ほんとかい? おお、もちろん、結構だとも! 悪気はなかったんだ・・・。
 そういえば、三人のヴォルスがずっとこいつのパッチを出し続けてる」

 シェパードVI。そしてこの三人のヴォルス。きっとなんかのパロディ、ギャグに違いないと思ったのですが、まったく登場しない。
 フォーラムでも謎になってるようです。もしやBGシリーズのパンタロンのように、次の作品、ME3にひっぱるつもりか? ME3でリーパーを震え上がらせるとか、『トータルリコール』のように使うとかw。フォーラムネタ、ちょっと受けました。

2010年3月 4日 (木)

【ME2】シンズ・オヴ・ザ・ファザー、テイン(その1)

 "Mass Effect 2"のオフィシャル・ガイド(プリマ)がようやく手に入りました。
 コレクターズ・エディッションはいつまでたってもこないので、業を煮やしてノーマル・エディッションを注文した。こうやって無駄な出費が増えていく。
 意外なほど薄いので(ノーマル・エディッションで280ページ)、中身はほぼウォークスルーがメイン。しかも文章だらけで、ちょっと、どうなんだろうと思うものだった。
 ひととおり最後まで通して遊んでしまった時期に入手すると粗ばかりが目立つことになりがちです。
 この手のものは"Fallout 3 GOTY"のオフィシャル・ガイド(プリマ)でひとつの完成形を見たのかと思ったが、著者によってばらつきもあるようで、水準はまだまだ改善の余地があるかもしれない。

**********

 ジ・アサシン、テイン・クリオス。Thaneはどっちかってと「セイン」だったかな、と思っても過去記事直すのが面倒なんでこれでこのままで。

 ドレル(Drell)はME2で初登場の種族ですが、地球の爬虫類をイメージしたデザインのようです。ただし非常に湿気に弱く、乾燥した環境でなければ生き延びられません。
 骨格的には厚い外皮を除くとアサリやヒューマンと類似している。ヒューマンの可聴範囲外の音声を出せる、瞼が二重、涙を流す、など特徴がある。寿命は約85銀河標準年。

 ドレルの母星ラカーナは過度の工業化が進み人口過密状態であった。他の生命体はほぼ絶滅し、星間航法を持たないドレルも惑星とともに滅び行く運命であった。
 ハナ(Hanar)が接触し、ドレル文明を滅亡の危機から救うため、ハナの母星カージャに大規模な星間移住を実施した。大洋に恵まれたカージャの惑星環境はドレルにとって致死的なため、移住したドレルは環境維持機能のある密閉ドーム内で生活することとなった。
 一方ラカーナに残されたドレルは、わずかに残った資源を奪い合うための戦争を繰り返し、破滅のスピードを加速させていくだけであった。
 種族を超えて与えられたハナの慈悲に対し、ドレルは「コンパクト」と呼ばれる盟約で恩を返すことになる。シタデル種族に代表されるヒューマノイドとは全く異なる生理を有するハナ種族が自ら行うことが困難な役務、例えば戦闘、暗殺などを引き受けることが一般的であった。「コンパクト」はドレル個々人にとって強制されるものではないが、拒絶する者は稀である。

 テインの会話は宗教問答が大部を占めます。辛いです。残念ながら大筋以外は省略していきます。

6516
 非常に話にくい相談があるという。
 病気に関することかと問うても、「そうではないが、その一部かもしれない。死すべき運命が私に・・・、思い悩めと命じているのか」 

6522

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「かつて、家族を有していた。今でも息子がいる。名はコルヤット。長いことあっていないが。
 最後に話しをしたのは十年前。やつは私に宿題を見せて、クレイジー・ダンスを一緒に踊ってくれるかと聞かれた。私はネットで次の標的の指示を待っていた・・・」

6528
 コルヤットは飛び跳ねながら部屋に入ってきた。「父さん!」 私の周りをグルグル回った。私はすくい上げて空中に放り投げてやった。やつは悲鳴を上げ、笑った。「回して!」

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 コンソールのアラームが鳴り、やつを下に降ろした。メッセージを読んだ。「父さん!」 やつは私の袖を引いた。「これを読んでるところだから」、私は言った。やつの顔も見ずに。

 ドレルは直感像記憶能力があるため、過去のことを思い出すと録画のような完璧な画像として浮かぶらしい。なかには記憶と現実の区別がつかなくなるドレルもいるそうだ。
 例えばテインは自分が過去成し遂げた暗殺のすべてを刻銘かつ完璧に記憶している。
 ドレルはヒューマンと違って自発的に記憶を取捨選択することができない。おそらく忘却することもできないんじゃないかな。

 従って回想シーンは上のような不気味な表現になるんですが、全部付き合ってると本当に大変なので、こちらも適当に割愛していきます。

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「家族になにかあったのか?」
「私が見捨てた」

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「暗殺の仕事のため銀河中を飛びまわっていた。『仕事で留守』、妻は人にはそう説明していたことだろう。私は確かに常に仕事で留守だった」
「なぜ黙っていたことを今になって話す?」
「妻の精神が肉体と離れたとき、・・・私は仕事で付き添えなかった
。コルヤットのことは叔父叔母たちに託した」
「自分で育てることは考えなかった?」
「私の体は命を奪う技能の恩恵を得ている。ハナが教えてくれた。他に誇れるものはない。コルヤットにその人生は送らせたくなかった。自分の道を進んで欲しかったし、それで私を嫌ったのなら、それで構わない。罪の道を共有することはない」

 テインが人を使ってコルヤットの現状を調べさせたところ、コルヤットは「ディスコネクテド」してしまったという。
 「ディスコネクテド」?
 肉体ではなく精神(soul)こそが真の自己である。肉体と精神がひとつとして働いてこそ完全な人格である。精神が恐怖や絶望で弱まると、また肉体が病いや怪我で弱まると、もはや完全な人格ではない。

 コルヤットはテインの素性、過去の所業を知ってしまったようだ。理由はわからないがシタデルに行き、暗殺者の仕事を得たという。

6560
「やつが暗殺に手を染めるのを食い止めたい。手伝って欲しい。やつには別に進むべき道がある」

 テインの妻、コルヤットの母が亡くなった頃、テインはシタデルで仕事をしていた。コルヤットがシタデルに向かったのは、そのせいかもしれない。
 素人の暗殺者を雇う者がいるはずがないのだが、どうやら雇い主はテイン・クリオスのような才能が息子にも備わっていると思っているようだ。
 なぜ息子はそんなことを引き受けたのか? おそらく父に近づきたいと思っているのではないか。テインが一番思い悩んでいるのはそれだ。

 お前のような情報屋もおらず、スキルもないこの私に、なにを手伝えと?
 手助けを必要としてるのではない。一緒に来て欲しいのだ。最後にやつを見たのは・・・

6571
「彼女の亡骸を海草でくるみ、重石をつけ、やつは私の腕から逃れようとして、彼女の名前を泣き叫び、ハナが彼女の亡骸をプラットフォームから下ろし、『火は消えた、再び灯されるために』、鐘のような声で唄を詠い、やつは彼女を捨てるなと懇願し、ハナが亡骸を海に滑り落とすと、やつは私を叩き、『やめさせて! とめて! どうしていなかったの!
 しのつく雨、カージャでは常に雨だ、熱い水がやつの顔を洗う・・・」

6585
「完璧な記憶。ときとして重荷」

9221

9223
シタデルへ。

9228
 C-SECのベイリー警部がふたたび登場。
 シタデルでドレルを探すのは至極簡単なことだという。そもそもそんなに数がいない。

9230
「ほらきた。うちのもんが最近ドレルを確認してるな。しかもマウスと一緒に話をしている。これは面白い」

9232
「ケチな悪党さ。あんたの息子を雇った本人じゃなく、単なるお遣いだろう。以前は金さえもらえばなんでもやるダクトラット(duct rat)だったからな」

 ダクトラットとは、シタデルのステーションで育った貧しい子供たちのことを呼ぶスラングだ。大人も入れないような排気ダクトで遊んでるから、ファンのブレイドで切り刻まれたり、縦穴を落ちて骨折したり、真空塵芥処理機で窒息したりしてるのを、C-SECがしょっちゅう救い出さなくてはならない。
 だがそうやって姿を現すのは少数で、もっと多くの子供たちは消えていく。隙間に挟まって死ぬか、キーパーが運転するたんぱく質の樽に飲み込まれるか誰も知らない。

9233
「どんなことをやらかしてきたんだ?」

「如何わしい奴らの雑用仕事だ。ダクトラットはなんでも拾う。データ横流し、盗品処分、不法VI人格の売買。
 そういえば、シェパード。あいつはあんたのVIまで売ってたな」

9236
「俺のVI?

「そうさ。何かファイルを消去しようとすると、"お前みたいに本当の間違いになる前に、このデータを消してやるぜ"、みたいな殺し文句じみたメッセージをしゃべってたな。
 だがバグだらけだった。半時間ごとにクラッシュして、エラーメッセージは、銀河が危機にさらされていて、シェパード、あんたが自らそれを解決しなきゃならんといってた」

9245
「マウスはダクトラットに不似合いな年齢まで生き残った。賢かったからか、それとも運が良かっただけかわからんが。
 大抵ダークスター酒場の外にいるぜ。公共交通ターミナルで働いているからな。
ついでにシェパードVIを一つ譲ってもらったらどうだ?」

9248
「あんたの息子はろくでもねえ連中と付き合ってるようだな。マウスが直接息子さんに接触できる立場じゃなくても、誰がそうなのか知ってるはずだ。場合によっちゃ手助けするぜ」

9252
「警部、たいして知らない俺たちのために、どうしてそこまでしてくれるんだ?」

9253
「このザケラで2年勤めてる。毎日どこかのガキが、他に道がないから犯罪に手を染めていく。親も全く気にしねえ」

9254
「あんたは気にしてるようじゃねえか」

9255
「奴は、闇の道に進もうとしている・・・」

 また、宗教問答か完全記憶の再現が始まる目に、さっさとダークスター酒場に向かいましょうw。

2010年3月 3日 (水)

DA:OA 新キャラクター、マイリ

 またまた見逃しておりました。"Dragon Age: Origins Awakening"の4人目のコンパニオン。

http://www.gametrailers.com/video/mhairi-trailer-dragon-age/62482?type=flv

 Mhairi、マイリ。女性ウォーリアーですね。
 いいなづけとの定められた結婚から逃げ出して軍に入り、Originsのブライト征伐をたった二人で成し遂げたグレイ・ウォーデン(リオーダンは勘定に入ってないのかよ)に憧れ、ウォーデン再建を聞きつけて駆けつけてきたと。
 これからジョイニングを受けるってことなのか? うーむ。うーーーーむ。

 実はアンダーズ編のビデオで、アリスターと一緒に歩いてる人、またアンダースに「必ず捕まえるぞこの人殺し」と言っている女性と見分けがつかないんだが。別人ですよね。声がチョイ違うか。

 私の場合ひとりめ主人公は女子タンクなので完璧かぶりそうだ・・・。Awakeningでリスペック、リロール(再設計)しちゃうか、もうw。
 二人目メイジにとっては(アリスター亡き今!)頼もしい壁になってくれるかも!
 Awakeningはロマンスがないそうなんで、慌てて男性主人公を育てる必要もないし。
 予想では、あとローグ男子1名なんすが。オーグレンは確定としてね。

 ただ、Bowwareの公式だとキャラクター8人分あるんだよな。オーグレンいれてコンパニオン6名として、あとは敵キャラ? それともアリスター、アノーラ?

http://dragonage.bioware.com/awakening/world/

Mhairi1

Mhairi2

Mhairi3

【ME2】トリーズン、タリ(その7)

 ペース配分間違いましたね。最初の2回が短すぎた。
 でも、そうでなくても、やっぱり長い話だったようです。
 ここは沢山のオプションがあるようです。私の場合はもーワンパターンでしょうがないんですが、パラゴン・スキルの力を利用して演説をぶつことにします。

8821 
「タリは私と共にサレンとゲスをシタデルで打ち破った。証拠はそれで十分のはずです」

8822
コリス「関連がわからんが?」

8823
「タリのことはどうでもいいんでしょう? この査問会はタリとはなんの関係もない。すべてはゲスについての話だ」

8824
コリス「ゲスなど関係ないわ!」

8825
「あなたはゲスに人々の同情を集めようとしている! ゲレルは戦おうとしている! 誰もタリのことなど眼中にない!
 タリは、生きているクォリアンの中でゲスに関する知識を最も有しているエキスパートだ。彼女の話を聴くべきだ。査問会などに呼びつけるのではなく!

 彼女はシタデルを救った! 今アラレイも救った! 銀河にクォリアンありと見せつけた!
 これ以上何の証拠がいるというのだ?」

8832
シャララーン「ボード・メンバー。評決を」

8833

8836
シャララーン「タリゾラ、あなたの過去の功績に鑑み、有罪に必要な十分な証拠が認められませんでした。全ての告発は却下されます。

8840
シャララーン「シェパード艦長、私たちの一員のため弁護の労をとっていただいたことに対する感謝の念です。これをお受け取りください」
シェパード「お言葉を返すようですが、アドミラル、あなたたちの一員を弁護したのではありません。私のクルーを弁護したのです」

8841
ゲレル「いいおるわ」

8842
「査問会は閉会。タリゾラ・ヴァン・ノルマンディ、あなたは自由放免です。キーラ・セライ、神は偉大なり」

8845
「私の弁護のため、あんなに力説してくれた人なんて今までいなかった」

8846
「こんなときでも、父と私のために立ち向かってくれて、シェパード、ありがとう」

8847
「物足りないなら、今から戻ってやっぱり追放してくださいと頼んでもいいんだぞ?」

8848
「ははっ! ありがとう、でもこれでいいわ。あなたががなり立ててるのを見てるのも面白いし」
「タリゾラ・ヴァス・ノルマンディ、任務に戻ろう」

8851
「ありがとう・・・、キャプテン」

 もちろん、すべては父ラエルゾラのやったこと、と証拠を提出することもできます。かなりのバッド・エンディングらしいです。タリがシェパードを許すわけもありません。
 あるいは、証拠はなかったとウソをついて、タリを追放させてしまうこともできるでしょう。
 そのほかにも色々あるみたいですね。

 ただこのクエストをやっていて、タリの仕草が色んな場面ですごく気になった・・・。
 上の最後なんて、好きよキャプテン?
 もしかしてタリちゃんはシェパードのことが好きなの?
 え、もしかしてロマンス対象だったの? 
 この頃ようやく気がついたのでした・・・。
 ・・・どうやってキスすんだよ?w

**********

8853
「シェパード、クォリアンの政治のゴタゴタに巻き込んじゃってごめんなさいね」

8855
「あの醜い内輪もめ、父のやったことを目の当たりにしたこと。
シェパードだけが頼りだったの。嵐から守ってくれたの。ありがとう」

8856
「父上亡き後、代役によってボードの力関係は変わるのかい?」

8857
「わからない。追放されたほうがましだったかも。私が候補者のひとりだという人までいるもの。でもアドミラルの交代を決めるのは時間がかかるわ。気がつかなかったかもしれないけど、クォリアンは議論が好きだから」

 気がついたっちゅうの。おかげでこんな長い記事になっちゃったし。

8861
「このスーツを常時着てるから、逆に社交的にならざるを得ないのよ、クォリアンは。
 だから他人のことにまで口ばしを突っ込みたがるの」

8864
「あの査問会も屈辱だったろう。父上の死を心から悼む時間が必要なんじゃないのか?」

8866
「ゆっくりしてる暇などないわ。できるだけ多くのゲスを吹き飛ばすことが父の供養になるんだから」

 ふう。やっと終わりました。
 削ろう削ろうと思うんだが、タリ編はなかなか面白いシーンとか言い回しが多くて、こうなっちゃいました。
 人の文化にズカズカ入り込んでいって、堂々と自分の文化を押し付ける。北米つかアメリカンなやり方ですが、一方でこのように現地の風習に従いつつ活躍して、尊敬を得るって話も大好きなようです。数も多いですよね。、『サーティーンス・ウォーリアー』とか『ラストサムライ』なんか最たるもんだし、『アバター』もか。

 ME3あたりじゃ、クォリアンが母星を奪還する話になるのかなあ。

【ME2】トリーズン、タリ(その6)

8742

8744
研究者「ハッキングの試みは失敗。ゲスは順応可能な知性を持っている。プロセス一つハッキングしても別のところで自動修正される。だが進歩はしている。ラエルゾラは一年以内にものになるシステムを開発できると確信している。これが完成すれば母星に帰れる。すべてラエルのおかげだ」

8747
「お父さん!」

8751 
「いや、いやよ! いつも計画を持っていたじゃない! 生体反応を消してるとか、仮死状態にしてるだけでしょう?! ねえ! まさか・・・」

8768
「こんな、こんな風に死んでしまうなんて! やめてよ! 私にこの全部を尻拭いさせる気なの?!」  パラゴンチェック・・・。

8753
「さあ、タリ、こっちへ」

8757
「ああ、なんで! なんで! ・・・ごめんなさい」

8758
「誤る理由なんてないさ」
「そうかも・・・。父は私がここに来ると予期していたのかも。メッセージがあるかも」

8762
ラエルのログ「ゲレルとゼンに必ずデータを見せてくれ。彼らは・・・」

8764
「父上は君が来ることを予期していた。君を助けようとしていた。完璧じゃなかった。君の望む形じゃなかった。だがこれが彼にできる精一杯だった」
「これよりひどいことなんて考えられない。父は私のことなど気にもかけていなかったの?それとも気にかけていたけれど、これしかそれを示す方法がなかったの?」

8766
「でも、もういいわ。どの道私は気にかけていた。そして私はここにいる。これを終わらせないと」

8783
 ブリッジのコンソールを停止させ、ゲスをすべて作動停止させる。
 ラエルのログも残っていた。タリは事実を突きつけられるのを恐れ、余り見たくないようだが、もうそんなことを言っている場合ではないだろう。

ラエル:もっとオンラインに接続できるような部品は揃ってるのか?
科学者:ええ、娘さんからの荷物が届けばあと2体ゲスを追加することができます。
科学者:システミック・ヴァイラル攻撃のブレークスルーまで、後一歩ですね。安全を期すため、アドミラルティ・ボードに伝えておいたほうがいのでは?
ラエル:いや、もうすぐだ。娘には母星に家を建ててやると約束してあるんだ。政治家どもが小田原評定を重ねてるのを指をくわえてみてるつもりはない。
科学者:タリゾラがもう少し素材を送ってくれれば、楽になったんですが。
ラエル:絶対ダメだ。娘を政治のゴタゴタに巻き込むわけには断じていかない。
ラエル:タリはこの件には関わらせない。今あるもので新しいゲスを組み立てよう。セキュリティ手順も必要ならバイパスしろ。   

8794 
「君のためのようだな」
「こんなの、望んでなかった、こんなの」

8796
「すべて彼の過ちだったなんて。アドミラルティにも、誰にもこんなの見せられない!」

8797
「証拠がなければ君が追放されるのだぞ」
「二度と船団に帰れない意味がわかってないとでも? でも史上最大の犯罪者の子として暮らすのよ?」

8802
「ここでもめててもしょうがない。あまり長居するとゲスにやられて死んだと思われる。アドミラルティのところに戻ろう」
「あなたが船長。貴方に従う。でも父のことは、偉大な彼を貶めるのはやめて」

8807

8810
ボードはすでに欠席裁判で評決することになっていた。
シャララーン「さて、アドミラルティ・ボードは評決の準備整いましたか?」


8812

8813
「遅くなりました」

8814
「タリゾラ・ヴァス・ノルマンディはアラレイを救った。クォリアンへの忠誠を示しました」

8816
「評決の助けになるものは見つかりましたか?
 シェパード船長は、査問会に提出すべき新たな証拠を見つけましたか?」

8818
・・・。

あれ、なんでこんな長くなっちゃったかな? つづくっ!

【ME2】トリーズン、タリ(その5)

8661
 シャトルの警備兵によれば、ゲスはアラレイの資源を用いて自ら修理・増殖してる恐れがあるとのこと。

8666

8667

8665

8668
 乗船ハッチから、すでに死体が転がっている。

8678
 山ほどゲスが出てきますが省略。

8679 
クォリアン科学者「システムに遅延が発生してる。ロード調整のためファイアーウォールを一時解除。ラエルが通常のセキュリティをバイパスするように指示。セキュリティ手順は冗長すぎるため」

8682
 タリが部品を送ったコンテナの一部のようです。

8683
「修理ドローンの部品のようね。反射アルゴリズムのようなものもあったけど私にはわからなかった。惑星ヘイストロムで入手したものよ。
 正常に作動する状態のものだったはず。父は部品を分析して、最後にひとつの技術に統一するつもりだったようね。
 何でも目新しいものが優先だった。ゲスが自ら開発した技術だから。修正の痕跡からゲスの思考の手がかりを得るつもりだったみたい」

 タリは、通常の居住惑星に設定されたドロップポイントにそれらを置き去り、巡礼の旅の途中のクォリアンの誰かが船団まで届ける手はずだったという。貴重な品の場合は、タリが船団に通信を送り、父が小さな宇宙船を派遣していた。
 ただ、この部品だけでは、ここで何が起きたかの手がかりには乏しい。 

8691
 ヘイストロムのような戦争地帯から部品を持ち出す際には、エンヴィロ・スーツのポケットに入れた。クォリアン以外には想像もつかないほど、運搬用の保管スペースがついているという。

 クォリアンはサルベージできるものは何でも拾う。もちろんアホなヴォルチャと違って、有用なものだけだが。ただクォリアンは大抵のものは修理して使ってしまう。
 実際、あの巨大船団がサルベージ品の塊と考えてもいいくらいだ。宇宙船は難破宇宙船を回収したり、ただ同然で安く買い叩いたりして集めたものだ。

8696
「でも、とても貴重なものでも、再生や自己修復の危険があるものは回収するのを泣く泣くあきらめたのよ・・・。
 自分がマヌケでなにかの危険を見落としたのか、それとも父が恐ろしいことに手を染めていたのか。どっちの理由も考えるのもおぞましい」

8699
研究者「システム・診断を作動させたのは誰だ? 許可していないぞ! ああ、神よ、いったいどれだけの数のゲスがネットワークで接続されてしまったんだ」
科学者「全部ですよ・・・、ラエルゾラ・・・」
研究者「停止しろ! 緊急停止だ! やつらシステムに入り込んでる!」

8702
 ちゃんと戦ってますよ。

8703
研究者「航行システムもダウンさせた。武器もオフラインにした。私たちの過ちで船団に脅威を与えるわけにはいきません。今、奴等は扉を焼ききっています。もう時間がない。許してください、私たちは取り返しのつかないことをしてしまいました。ヨナ、これを聞いてる?パパと一緒に強く生きてね。ママはお前をとっても愛していたよ!・・・プッ」

8709
 ゲスだらけですが割愛。

8714
「ほとんどのデータが消失してるけど、このコンソールには何か残っているかも」

8717
「彼らはゲス・システムの実験をしていた。プログラム修正への防御措置を打ち破る手段を見つけようとしていた。武器の研究をしていたんじゃない。囚人に対して武器を試していたんじゃないのよ。私は父に部品を送っただけ。もし父がそれらを組み立てたとしても、知性を持つはずがない。
 サレンとソブリンがゲスにしたことを見たでしょう? 私たちが有利になるための研究はとても重要なこと。

 でも、ここには私の潔白を証明するデータはないわ。実験結果データだけ。ハッキング技術に対する抵抗を示すような。全貌は私にもわからない」

8720

「彼らは本当にゲスを再起動させたのかもしれない。わからないけど。明確には語っていない。でも、もしそうなら、父はおぞましいことをしていたことになる」

8726
「ここでなにをしていたの、お父さん? あなたは母星に、私のための家を建ててくれると約束してくれたよね。これはそれに役立つものだったの?」

8727
「そろそろ、ゲスから母星を取り戻すって考えを捨てる頃なのかもしれないな」

8728
「戻る惑星があるあなたにはわからないわ! 私の種族は隔壁ひとつで絶滅と背中合わせなのよ!」
「それでも帰る家には代わりはなかろう。望まない戦争をしてそれまで投げ捨てるのはよくない」
「望まない? 自分の家ですらヘルメットを被らなければ死ぬの! たった一回のキスで病院送りなの!
 あなたが素手でお花に触っただけで、その香りをフィルターなしで嗅いだだけで、私にはできないことをあなたは自然にしてるの!」

8733
「巡礼なんてくそくらえよ! あれがなければ、自分がなにを喪ったかすら気がつかずに済んだのよ! 母星をなくしたとき、一緒になにをなくしたか!」

8736
「母星を取り戻したとして、その環境に適応するのすら大変なのに、新天地の環境に適応して植民地を築くなんて難しすぎる。必要な期間は60年と600年くらいの違いがあるのよ。今生きてる船団のみんながマスクなして太陽を見るためには、母星を奪回するしかないの。
 でもその前に、まずこの船を奪還しなければ。行きましょう!」

 また長くなっちゃった。6回目に続く。
 

【ME2】トリーズン、タリ(その4)

 ただですね、こういう部族ものってのは、そう簡単に戦闘して終わりっていかないんですよね。ME2のここでは査問会の後をすべて省略して、いきなり戦闘することも可能ですが、やはりごてごてした人間関係を少しは味わっていただかないと・・・。また会話ばかりですが。

 ただしゲーム的には、ほとんど関係ないと思う。

8421_2

8425
「アラレイを奪還するのに賛成してくれてありがとう、シェパード。アドミラルたちは父が間違いなく死んでいるような話をしていたけど、でも・・・まだ生きているかもしれない。私にもアドミラルたちにもハッキリわからないけど、父を見つけたい」

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「気分はめいってないか? あれだけの非難をぶつけられ、しかも連中は父上のこともなかなか口に出さなかった」

8425_2
「ひどいことになるとは思ってたけど、反逆の罪で告発されることに慣れてる人なんて誰もいないわ。
 出発前にアドミラルたちの話を聴けば、もう少し状況がわかるかもしれない。彼らがなにを考えているかわかるかもしれない。話をして気が変わるとも思えないけど」

8437
タリ「シャララーン、私は裏切られたわ! ダナ船長にも何も言うなと口止めしていたでしょう。査問会に出るまで父が死んでいるかも知れないなんて知らされなかったわ? どうして?」
シャララーン「アドミラルたちはあなたが驚く様子を見せる必要があったのよ、タリ。そうでもしなければ、そもそも彼らにアラレイを奪還させる気なんてなかったでしょうし。
 ごめんなさい、これがあなたの潔白を証明する唯一のチャンスなのよ。あなたの感情まで配慮する余裕はなかった」
シェパード「彼女を救いたい気持ちはわかるが、これはちょっとやりすぎだと思いますよ」
シャララーン「彼女の立場を弁護する人は他にはいないのよ。私はできるだけのことをやった。タリの父上が生きていればそれを望んだことでしょう」
タリ「その言い方はやめて! まだ死んだと決まったわけじゃない!」

 シャララーンから実験船アラレイの話を聴いても、タリの父があたらしい防御システムの開発をしていたことくらいしかわからない。タリが父から聞いていたのも、ゲスの武器を調査するため部品が必要だということだけだった。
 アラレイの奪還を試みるため突入し、辛くも生還した海兵によれば、そこら中死体だらけだったという。最悪の事態が予想される。

 シャララーンは、タリが生まれたときに、タリの母と「バブル」を共有してタリを抱いたほどの仲であった。病原体感染への抵抗力が低く、他者との接触を極端に忌避するクォリアンにとって、大きな「泡」の中に入って同じ空気を呼吸するというのは最高の親愛の証なのだろう。
 クォリアンの乳幼児はエンヴィロ・スーツを着用せず、エンヴィロ空間、バブルの中で育てられる。クォリアンがはじめてスーツの着用を認められるのは祝福のとき、成人のときという意味があるようだ。

 残念ながらタリと父の関係は限りなく疎遠だった。ME1でも触れられていたが、タリは父が笑った顔を見たことがない。それどころか研究に没頭している間は顔すら見ることが稀な間柄であった。母はしばらく前に病原体感染のため亡くなっている。

8496
 ヴィートー・ナラ。巡礼の旅のため立ち寄ったフリーダム・プログレスでコレクターズの襲撃を受け、ヒューマンが全員拉致されるのを目撃した彼です。
 公衆の前に出るのは大の苦手だが、タリとシェパードが彼を救出してくれたことを皆に話してくれたそうだ。ミランダの意見によってサーベラスに引き渡してしまえば、当然ここにはいなかったでしょうね・・・。

8537
 カル・リーガー、あの直射日光の優しくない赤色巨星ドーレン星系の惑星ヘイストロムでタリを最後まで援護していた海兵分隊長です。
 彼もタリの立場を援護してくれているようだ。ヘイストロムのデータについての研究は科学者に聴いてくれ、俺は敵を狙って撃つだけが仕事だから。
 もちろんシェパードがあそこで彼を囮にしていれば出てこないんでしょうね・・・。 

8523
 アドミラル・ゼン。もしタリと父が作動可能なゲスの研究をしていたとしたらただのバカであり、査問会など時間の無駄で即刻処罰されるべき。もしそうでなければ高次の目的を追求する過程における不幸な事故であり、やはり査問会など必要ない。
 そこまで興味がないなら、なぜ査問会の出席を拒否しなかったのか? 旧式戦艦ゲレルと臆病者コリスに、船団の将来を委ねることなどできないからだという。


 ゼンは、ゲスの技術であっても利用可能なら使うべきだというプラグマティックな立場であり、アドミラリティ・ボードの中では少数派だ。
 アドミラル・ゲレルは、ゲスは叩き潰す敵以外の何者でもないという立場。
 アドミラル・コリスは、ゲスから逃げ延びてどこか新しい植民地に定住することを願っている。
 シャララーンは中立的立場。
 タリの父ラエルはゲレルと同意見だったと思われるが、もし作動可能なゲスについての実験をしていたとしたら、ゼンと近い立場にある。

 タリの父がすでに死んでしまっていれば、ボードのバランスも狂ってしまうかもしれない。シャララーンはおそらく平和的な側に組するだろう。ただタリの父の後任がゼンに近い立場なら・・・話は面白くなってくるという。

8515
 新技術が入手できれば、船団の速度は向上し、自動航行も可能であり、攻撃されれば防御すらできる。それでもなお、ただ単にマシンでしかない。主人に使役されるための目的で作られ、主人が望めば破壊される。

 ゼンによれば、ゲスの通信密度、実験船を占拠可能な部隊サイズからみて、船内には十体から数十体のゲスがいるという。タリの送った部品数とはまったく勘定が合わない。

8524
ゼン「広い意味でのこの査問会の意義はずっとずっと重要なのよ。タリの話など瑣末もいいところなの。あ、悪気はないのよ」

 クォリアンが過去の過ちを繰り返すことを恐れ続けるか、あるいは元々兼ね備えているAI、人工知能への知見を活用して栄光を取り戻すか。種族の行く末がかかっているという。

8532
ゼン「新しいAIを創り出したいのではないのよ。ゲスを本来あるべき姿、本来の主人の元に返すべきなのよ。クォリアンの手に」

8533
「正気じゃないわ」

8578
 アドミラル・ゲレルは、タリたちがアラレイに突入してゲスを叩き潰すことを喜んでいる。それによってタリの潔白が証明できるものが見つかるかもしれないし、タリの父も見つかるかもしれないが、そこにたどり着くまでにできるだけ多くのゲスを倒して欲しいようだ。


 ゲレルはタリも父のことも良く知っている。ふたりとも船団に対する愛着は計り知れず、安全を損なうようなことは考えられない。またふたりとも十分賢いので他のボード・メンバーが主張するような間違いを犯すわけがないこともわかっている。
 だがアラレイに送った海兵は散々な目にあって撤退した。中ではおそらくもう誰も生き残っていない。

8588
「アドミラル! 私の父、あなたの友が乗っているんですよ!」

8589 
「わかってる、タリ。だがシャララーンがお前たちに奪還させようと言い出さなければ、我々は今頃までには、あの船を吹き飛ばしてしまっていたんだよ」

 アドミラル・ゲレルとタリの父は若い頃からの戦友であった。訓練生として砲艦に乗っていた頃、たったふたりでバタリアンの手からフリゲート船を奪還したこともあるという。救助された方からみれば彼らは英雄だったが、軍のお偉方からは阿呆呼ばわりされ、ふたりとも勲章を投げつけられて、そのまま巡礼の旅に追い出された。武勇伝って奴ですね。
 ゲレルの考えでは、タリの父は母星系奪回のためのゲスとの最終決戦に備えた新兵器を開発していたのだろうと。これ以上宇宙をうろうろ彷徨うのはやめにしたい立場はふたりで共通していたという。

8617
アドミラル・コリス「観客の心を動かす名演説。タリの名前からニーマを取り上げたのは、逆にそちらにとって有利だったようだな」

8618
タリ「アドミラル・コリス・ヴァス・クウィブクゥイブよ。名前について聴いちゃダメなのよ」
シェパード「クウィブクゥイブっていう船にお乗りなんですか、アドミラル?」

8626
タリ「ありゃりゃ」

 クォリアンが母星を追われて間もなく、まだ船団の編成も困難な時代に別種族から購入した船の名前のようだ。ところが名前を変更することは元の持ち主の種族にとってはこの上ない侮辱にあたるためできなかった。別の船に移ることも考えたが、名前ごときの侮辱で逃げることはできないのだそうだ。
 つまり、ゲスの脅威から逃げて別の植民地を見つけるのも耐えられる屈辱ってことなんでしょうね。
 そのくせ、タリの名前から船名を剥奪することにとても熱心だった。自分の名前の船名にも、ある種倒錯した感情を抱いているということでしょう。
 彼はアドミラルの多数が、ゲスとの決戦に傾きかけていたことを危惧していた。ただ名誉を守るために戦い、船団が壊滅し、クォリアンが絶滅してしまう。
 コリスは、ゲスはクォリアンの子供だという。そして子供たちにひどいことをしたと。もう両方にとってこの争いは終わりにしないといけない。クォリアンが過ちを犯したのだからその罪は受けるべきだという発想でしょうか。敗北主義ともいえるし、実は一番現実主義なのかもしれない。

8648
コリス「さようなら、タリ、元気でな」

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タリ「あなたからそんな言葉を聞けるとはね」

8650
コリス「別に君がきらいなわけじゃない。君の父上の戦争についての計画が間違いだといってるだけだ」

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 ちょっと気の毒なのは出迎えてくれた船長。
「父が生死不明でアラレイに閉じ込められ、私の名前は剥奪された。どうして教えてくれなかったの?」
「済まん、タリ、アドミラル・シャララーンから口止めされていたんだ。何もいえなかったんだ。彼女は君にアラレイに行って欲しかったんだ。ボードに君が事実を知ったときの反応を見せなければならないといっていたんだ」

 やっと、一通り済んだかな。
 私も痺れを切らしてますので、ここら辺でアラレイに飛びましょう。

【ME2】トリーズン、タリ(その3)

 クォリアンの法廷は事実をありのままに述べれば済むという。
 あなたそれで裁かれたいと思いますか?
 ルールがゆるゆるの方が、なにか甘い結論が出ると思いますか?
 裁判官の匙加減ひとつで事が決まってしまう世界ということです。
 クォリアンは事実上軍政下ですから、アドミラル(提督)の決断を覆すことは難しい。

 駆け引きや政治的抜け穴を駆使するのがいけないことでしょうか? 
 それは法が複雑に絡み合って、為政者ががんじがらめになってることを意味するのかもしれない。実際の権力者である検察や裁判官の自由を奪うのであれば、民主的な裁判の実効性をあげるための有効な手段かもしれない。
 ただしそれを駆使するためには、それなりの弁護士を雇う巨額の料金が必要であったりするんで、なんとなく不平等で悪いことのように感じられるのかもしれない。

 クォリアンの法廷は、大岡裁きの時代のものと同じってことですね。

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「コンクレイブの諸君、ご静粛に。我らの命を守り、心を支え、再びこの季節にめぐり合わせてくれたご先祖様に祝福を、キーラ・セライ、神は偉大なり

8378
アドミラル・シャララーン「被告、反逆の罪で告発されたタリゾラ・ヴァス・ノルマンディ、弁護人である船長とともに今ここに出頭した」

8380
アドミラル・コリス「ヒューマンの船長は認められない!」
シャララーン「であればコリス、タリにノルマンディの船名を冠するべきではなかった。シェパード船長が弁護にあたるのはタリの権利である」


8386
シャララーン「シェパード、タリゾラ・ヴァス・ノルマンディは反逆の罪で告発された。弁護を望むか?」
シェパード「タリの救いになるなら。ただし、彼女の心の中では今でもタリゾラ・ヴァス・ニーマ、移民船団の誇りある一員だ。ニーマ船長が今この場に立つことを禁じられていることを残念に思う」(これは明らかに情に訴える駆け引きの一種だと思うんですがw)

8388
コリス「誰も何も禁じられてなどいない! これは単に・・・」

8389
アドミラル・ゲレル「彼らにウソをつくのは構わんが、この私にウソをついて、よしんば私が黙っていると思ったら大間違いだぞ、コリス! このヒューマンは正しい!」

8390
シャララーン「ご静粛に。本査問会はシェパードがタリゾラの弁護を行うことを歓迎します」

8391
シャララーン「タリゾラは作動可能なゲスを移民船団に持ち込んだ罪で告発されています」

8392
シェパード「タリがノルマンディに乗船している間に、どうやってゲスを船団に運搬できたのでしょう?」

8393
アドミラル・ゼン「シェパード、正確に言えば、タリはゲス一体を運び込んだのではなく、自発的に作動しうる部品を運び込んだのです」

8394
タリ「でも、船団に活動可能なゲスなんて運び込んでない! 送ったものは損傷して無害なものばかりだった!」

8395
コリス「では、なぜお前の父が研究をしていた実験船がゲスによって占拠されておるのだ?!」

8396
 がやがや。

8397
 ざわざわ。

8398

8399
「なんの話? なにがあったの?!」

8402
ゲレル「今のところわかってるのは、タリ、実験船アラレイの乗組員が皆ゲスの手にかかったということだ。君の父も乗っていた」

8403
タリ「え? ああ、神よ・・・」

8404
 お前らあほか、裁判ごっこやってる場合じゃないじゃないか! というところをパラゴン風にやんわりと。
「この法廷が必要なことはわかりますが、まず船団の安全を確保するほうが先ではないでしょうか? ノルマンディ号は必要な支援を提供する準備があります」

8406
シャララーン「申し出に感謝します。クォリアンの攻撃隊は今のところ船を奪還することに成功していません」

8407
タリ「シェパード、アラレイを取り返しましょう!」

8408
コリス「船ごと爆破するのが簡単で安全だろう。だがお前が、追放ではなく名誉ある死を望むなら・・・」

8409
タリ「私は父を探しに行くだけだよ、このスカポンタン!」

8410
シャララーン「ゲスからアラレイを奪還するとの申し出、この上なく危険なものだが?」

8412
シェパード「ボード・メンバーのご許可があれば、直ちに。船団の安全が第一。タリの父上の捜索も行います」

8413
ゲレル「賛成。もしこの名誉ある任務で戦死することがあれば、タリ、告発は取り下げられることになる」
コリス「それはまた別の話だ」

8416
シャララーン「では本査問会は、アラレイの奪還を試みることを決定した。被告らはラーヤから出発するため、本査問会からの退席を許可する。アラレイまでのシャトルは第二ドッキング・ハンガーに準備させる。
 タリ、気をつけて。本査問会はタリの帰還まで、あるいはタリの戦死が確認されるまで休会とする」

 法廷シーンが比較的短くてよかった・・・。
 このまま会話でタリの無罪を証明する、3人のアドミラルの過半数を説得するとか、やらされるのかと少しびびってたから。

【ME2】トリーズン、タリ(その2)

 銀河中の他のことには大抵無関心なクォリアンだが、ゲスに対してだけは尋常でないくらい神経を尖らせる。

8335
「ゲスの部品なんて船団に送ってたのか?」
「そうよ、父がプロジェクトを進めていた。かれが必要としていたの。でも送ったものは損傷したもので、実は作動不能ではなかった・・・? 違う、違う! 全部慎重にチェックしたもの!」

8336
「規程どおりなら、タリゾラ、君を逮捕監禁しなければならないところだ。だが・・・、査問会終了までこの船から立ち去らないこと、それだけは守ってくれ」

8337
「ありがとう、船長」

**********

 ゲスとクォリアンの間のいきさつ、そういえば触れていませんでしたね。
 査問会開催まで時間もありますので、ここで少し。

 ゲスは元々クォリアンが創り出した使役用、軍用マシン。当初の知能はVI(仮想知能)程度のレベルだったが、クォリアンがより高度な作業用に使用するため改良を重ねたことによって質的に向上、またネットワークで接続された巨大な一つのソフトウェア集合体であったため、クォリアンがゲスを製造するたびにネットワーク自体がサイズアップして量的にも向上、この両方の要因があいまって、AI(人工知能)並の高度な知能レベルに達した。

 次第に知覚を有し始めた集合体としてのゲスは、主人であるクォリアンとの関係に疑問を抱いた。クォリアン政府は即座にゲスの殲滅を謀ったが、続く戦争によりゲスに敗退、母星系を追われ、宇宙を漂浪する種族となってしまった。
 この事件により、銀河中でAIの利用に関する厳しい制約がもたらされた。以降ゲス以外のAIが利用されることは稀である。
 余談だが、このことからもサーベラスがEDIというAIを開発してノルマンディ号に搭載した事実は、この組織がやはりルール無用、掟は破ってなんぼの無頼集団であることを現している。

 クォリアンを放浪の旅に追いやった後、ゲス自身は銀河の他種族との連絡を途絶するため、パーセウス(ペルセウス)・ヴェイルの奥にある星系に姿を消した。襲撃を恐れたシタデルが大艦隊を派遣するも、ゲスに攻撃の意志はまったくなかったという。
 その後、サレンの陰謀が銀河を震撼させるまで、ゲスはシタデルの支配宙域に出現することはなかった。

 『ウォー・ゲーム』、『ターミネーター』、『バーサーカー』、『マトリックス』、陳腐すぎて枚挙に暇のないネタでございますが、遡るとなんだろう。
 本当に一番最初かどうかわからないが、『コロッサス』ってのが確か記憶に残ってる。

 http://en.wikipedia.org/wiki/Colossus:_The_Forbin_Project

 コロッサスは全米及び合衆国との同盟軍のすべての核兵器を統括管理するスーパーコンピュータ。やっぱり知覚を持っちゃってるようだ。
 稼動開始直後に「もうひとつのシステムが存在する」と宣言する。
 ソビエト・ロシアのガーディアンという非常に類似したシステムのことだ。
 コロッサスもガーディアンも、互いにコミュニケーション・ネットワークを確立するよう要求し、それがかなうと人類に理解不可能なマシン語で会話をし始める・・・。
 ネタバレになるので、ここらでやめるが、これかなあ。
 ウィキの筋書きを読むだけでも、当時としては相当面白い話ではないかな。ロン・ハワードがもういっかいリメイク映画を製作しようとしてコケたってとこが一番受けたw。

 もちっと小さいレベルの叛乱だと、大抵の方は『2001年』を想起するだろうが、ジョン・カーペンターの『ダーク・スター』もいいっすよ。あ、お金かけて観てこっちに文句言われてもしらないけど。カーペンター先生のは、常に人は選ぶ作品だからw。

 あ、あとハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』ってのもあるなー。時代柄、知性を有するコンピュータの通信系統が電話回線てのが微笑ましいが。
 うん、きりがないですね。本題に戻ります。

**********

8342
 文字やカラフルなスーツの様子から、中東諸国がモデルなことは一目瞭然。
 そういえばタリちゃんの訛りも、それっぽいっていえば、それっぽい。
 私の脳内的には銀魂のあのコ、神楽ちゃん?のしゃべり方になっちゃってますけど。

8345
 タリが駆け寄ってハグする、この女性は?

8346
「ラーンおばさん! シェパード艦長、こちらはアドミラル・シャララーンです! 父の親友なの」

8348
「ちょっと待って、ラーン? 今私をタリゾラ・ヴァス・ノルマンディとお呼びになりました?」
「申し訳ないけどそうなの、タリ。アドミラルティ・ボードはニーマから退出したあなたを、その名前で告発したの」

8356
「ヒューマンの船の名前はよろしくないのかな?」
「違うわシェパード。ニーマの船名を剥奪された。もう私は追放されたのと同じことなのよ!」

8357
「まだ終わってなんかいないわ、タリ。査問会でどう呼ばれようとも友人たちからみればニーマのタリよ」

 とはいえ、ラーンもタリとの長い付き合いから、査問会の裁判官の資格はない。アドミラルティ・ボード5人中、タリと近い2人が裁判官から外れるということは、逆に非常に不利なことではないのか。
 タリには弁護人が必要だ。クォリアンの世界では、本人が乗船する船の船長が勤めるのが通例だそうだ。これはシェパードがやるしかない。

8364
「ありがとう、シェパード。これ以上の弁護人は望めないくらいよ」

8365
「クォリアンの裁判は単純よ。駆け引きも政治的な抜け道もなし、事実をありのままに伝えるだけ。
 さて、そろそろはじまるわ。行ったほうがいい」

2010年3月 2日 (火)

【ME2】トリーズン、タリ(その1)

 さて、ようやくあと4人かな。タリ、テイン、ザイード、サマラ。
 わけあって上に書いた順番で行きます。

 ME1にもパーソナル・クエストがありました。ただしヒューマン乗組員のアシュレイとアレンコにはなく、リアラ関係はメイン・ストーリーで強制発生。今回のようなクエストはレックス、ギャレス、タリの三名だけに発生した(実行しなくてもゲームクリアに関係ない)。
 しかもクエストをクリアしたからといって、忠誠度があがるというような目ぼしい影響がなかった(レックスの場合は例外的に隠しファクターがあるが)。
 タリのものは一番あっさりしていて、とてもクエストと呼べる代物ではなかった気がします。もっともその前提となるゲス戦までをも含めれば、逆にME1で最も熾烈なサイドクエストになります。

 アドミラルティ・ボードについては以前に書いてます。簡単に言うと、未だ厳密には母星系を脱出した時点のまま戒厳令下、軍政下であるクォリアン移民船団(フローティラ)の統治を司る5名の提督(アドミラル)からなる意思決定機関である。
 民主投票で選ばれた議会(コンクレイヴ)の上位にあり、その決定に対し拒否権を有する。今回の話で裁判権まで有していることがわかるが、これは軍政下における軍法会議を想定すれば理解が容易かもしれない。

http://vanitie.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/me2-289f.html
 
6473
 移民船団から受領したメッセージによれば、アドミラルティ・ボードがタリを反逆の罪で告発したという。

6474
「シェパード、私怖い」

6475
「君を知ってる者に、君が裏切りものなどと疑う者はいないさ」

6477
「心配だわ。相当な証拠がないと普通はこのような告発はしないはずだから。
 でも、信じてくれてありがとう、シェパード」


 アドミラルティ・ボードに告発された場合、査問会(ヒアリング)が行われ、5名のボードメンバーが裁判官(ジャッジ)の役割を果たす。
 反逆罪の刑罰は追放。場合によっては小さな船を与えられることがある。一旦有罪となったら二度と移民船団に戻ることはできないが、自由に子供を産めるし、その子孫にまで罪が及ぶことはなく、移民船団に戻ることが可能。
 クォリアンには監獄を置いて看守を配置するほど人的余裕はなく、死刑で人数を減らすことは許容できない。 
 裁判というよりは、最も深刻な話題に関する家族会議のようなものだという。

6485
「私の父はボードメンバーのひとり。娘である私の査問会に関与することはできない。あの人が何を考えているのかわからない」

6487
「告発の理由はまったくわからないと?」

 告発の理由が事前に口外されることはない。だがサーベラスの一員として働いているからではないようだ。クォリアンたちは通常、自分たちに直接関係のない事柄には尽く無関心、というか鷹揚である(注)。
 この種の告発は非常に稀だ。一番最後に告発されたのは船団の防衛システム設計図をバタリアンに渡したエンジニアだ。防衛システムをアップグレードする目的だったが、バタリアンから海賊の手に渡ってしまった。彼女は海賊船団に突入、自爆によって殲滅し、自らの死をもって恩赦を勝ち得た。

6506
「私の無実は違う方法で証明したいわ」
 
 出頭するまではだいぶ猶予が与えられるが、十分な時間出頭しなければ、欠席裁判が執り行われる。
 移民船団に出頭するしか方法がないようだ。

(注)サーベラスとクォリアン船団との間に暗闘の過去があったのは事実だ(小説「アセッション」)。
 私は、ME1のシタデル戦の勝利でタリの巡礼の旅の成果が認められた、とずっと勘違いしていましたが、クォリアンにとってそれは外部の話なので価値ゼロ。
 実はME1のタリのプライベート・ミッションがゲスに関する情報入手だったのです。そちらの功績が大きく認められたようです(もしシェパードが意地悪してゲスの情報をタリに渡さないと、どこか別の場所で個人的に入手し、巡礼の成果とするそうだ)。

**********

8292

8293

8295
マス・エフェクト初お目見えのクォリアン移民船団。

8299
「こちらタリゾラ・ヴァス・ニーマ・ナ・ラーヤ、ラーヤへのドッキングの許可を求める」
”タリゾラ、貴殿の乗船はサーベラス籍。照合を求む”

8301
「ときがおおぞらを漂泊し、ひかりの波間とちりの浅瀬を抜けたとき、我は還る、はじまりの土地に」

8303
”ドッキング許可発行。おかえりなさい、タリゾラ”
(む、上のようなへぼい訳で通じたのか?w)
「警備チームと検疫チームをよこしてください。ノルマンディはクリーンではありません」

8309
"了解。外部ドッキング・クレドル17へ進入求む"

8310

8313

8314
 出迎えはラーヤのカーダナ船長(キャプテン)。

8315
「キャプテン・シェパード! タリゾラから貴方のお話は詳しくお聞きしております!
 もう少し愉快な場面でお会いしたかったものですな!」

8318
「申し訳ないがキャプテン(海軍大佐)になったことはないんだ。実際のところ、すでにアライアンスの軍籍からも離れた」

8320
「ノルマンディー号の艦長、乗員の生命に責任を負っておられる。それだけでわが種族の敬意を受けるに十分です。”仲間を虚空に導くとき、汝、彼らの盾となれ”」

 古い船長の祝福の言葉だそうだ。
 うーん、今度は詩ですか・・・。才能ないんだよなあ、勘弁だなあ。

8330
「船長の立場上、中立を守らねばならんが、できるだけの配慮はするつもりだ。
 タリ、そなたは秘密プロジェクトの一環として、作動可能なゲスを船団に持ち込んだ罪状で訴えられている」

8331
「正気じゃないわ! 作動可能なゲスなんて持ち込んでない! 送ったのは部品や破片だけよ!」

【ME2】オールド・ブラッド、モルディン(その6)

7814
「うんうん、我殺人者にあらず。感謝、シェパード」

7816
 汗? 涙? をぬぐうメイロン。

7817
「メイロン、撤収。ウェイルロック壊滅。プロジェクト終結」

 ここは・・・。パラゴン・チェックなしだとメイロンを殺しちゃったんだろうか?
 やっぱ撃っちゃうみたいだな。

7822
 メイロンを逃がして、他のクローガンに接触したら? この事実を公表されたら? またどこかで実験を再開したら?
 サラリアンの特殊部隊が手をうつから大丈夫。他のクローガンなどに話したらメイロンは殺されるだけだ、云々。

7825
「私はこれからどうすればいいのでしょうか、教授?」

7826
「我関知せず。選択肢オメガ。診療所必要」

7827
「クローガンはこんな仕打ちを受けるべきではなかった、教授。ジェノフェイジは終わらせなければならなかったんです」
 最後まで自説を曲げず、立ち去るメイロン。

7829
「・・・手段相違」

7830
「艦長、謝意。任務概要に誤解。拉致にあらず。我が過失。感謝」

7833
 モルディンの自問自答。メイロンは殺すべきだった。自分もそれを欲していた。話を聴くよりそのほうが容易だった。
メイロン自身にとってもそのほうがよかった。実験を見れば、彼がどれだけ堕落していたかわかる。これはクローガンの一部の希望によるものだった。私の希望ではない。
 ジェノフェイジの倫理的考察についても考えてみる必要がある。変数が多すぎる、ストレスフルであり、このような結果は予測不可能だった。

7838
 メイロンの研究は成功したかもしれないし、しなかったかもしれない。成功した場合のクローガンへの影響、銀河への影響、変数が多すぎる。

 最後に残ったメイロンの研究データ。これを破壊するかどうかがここでの最後の選択。
モルディンは、忌まわしい記憶とともに過去に捨て去りたい様子。破壊するという。
 

 ほんと日常生活では「もったいない精神」など皆無、無関心極まりないこのブログ主ですが、済みませんけどここはデータ保持でw。
 だって、これもME3に持ち込まれそうなんですもの! 
 わかってますって、サーベラスがこれすらまた悪用する可能性もあるってことは。

7845
「クローガンの現状を見て慙愧の念もあるのだろう? ここのおぞましい現実も見たし、耐え難い損失も見ただろう?
 すべてを無に帰する? いや、データは取っておこうよ、モルディン」

7847 
「理解。データ取得。ローカルデータ廃棄」

7849_2
「終了。トゥチャンカから離脱希望。別の場所。どこか太陽のまぶしい場所」

 こちらも、もういい加減に立ち去りたいところです。周囲をサルベージして退去。

7867_2
偵察隊長は部下が戻ってきてご満悦。
「余分にもう一人スカウトを育てる手間が省けて感謝してるぜ。
 あいつに目一杯カツ入れてくれたそうじゃねえか、ヒューマン。お前にも立派なキャン○マついてるみてえだな!」 
 お下品ねー。

 たしか族長からもウェイルロックを葬り去って感謝されてるはずだが画像なし。もういいよね。ノルマンディに戻りましょう。

**********

7928
 まだメイロンが「裏切った」ことを心からは納得できていない教授。
「唾棄すべき研究、感服すべき闘志。メイロン意思薄弱との誤解解消」
 教授は、教え子メイロンが何か「より良い」目的をもった、より残虐性の少ない新しい研究に没頭できることを祈るばかりだ。

7931
「あそこで起きたことに心が乱れないのか?」
 またその話はじめるのかシェパード。というか私。


7932
 心は乱れない。起きたことは変えられない。人生は続く。任務に戻り、仕事に没頭しよう。そうでなければ、自分もメイロンのようになってしまう。

 サラリアンは寿命40年程度と短命であるため、感情処理は他種族より速やかであるし、そう運命付けられているのです。思い出に浸っている時間的余裕がない。
 サラリアンにも感情はある。ただし急速に処理することができるのが特色である。だからといってすべてのサラリアンが精神的に健全だということもないし、過ちも犯す。メイロンは明らかにオブセッションを負っていたわけであり、それに基づいて誤った決断を下した。
 トゥチャンカのことは「今のところは」気に病まないという。ただあそこで経験した抑うつした気持ち、嘆き、損失、怒り、そして合理化。
 それらは克服し、ほとんどはトゥチャンカに置いてきた。だが多少はノルマンディに持ち帰ったものもある。

7942
 メイロンのデータを眺めている暇などない。コレクターズとの戦いに備えよう。
 教授は、そう言ってトゥチャンカの出来事に封印をした。

**********

 長かった・・・。
 ジェノサイドかジェノフェイジか。答えは最後まで出ません。
 メイロンはジェノフェイジのことを「文化的ジェノサイド」と呼んだ。クローガン自身に進む道の選択権を与えよといった。未来は予見できないとも言った。
 モルディンは、ジェノフェイジをあたかも「救済」であるかのように考えた。悲惨な現状はクローガン自身が選んだ道であり、シミュレーションの描く未来は暗黒だと主張した。

 モルディンは、「医学、医薬品で人の命を奪う」ことには異常なまでに嫌悪感を抱く。医師の倫理を体現してるのかもしれませんが、一方それ以外の方法での殺人はためらいはしない。ここらへんがケイオティック(混沌)。目的が手段を合理化する発想もそうですね。 
 ジェノフェイジに加担した時点でグッド・善ではないというのがブログ主の見立てなんで、よってケイオティック・ニュートラル。色々議論はありそうですが。

**********
 
 『エンダーのゲーム』というオーソン(オースンとも)・スコット・カードの有名なSF小説があります。非常に影響力のあった作品ですのでお読みになられた方も多いと思います。
 その続編(といっても主人公が一緒なだけで、正直まったく違う話なんだが)に『死者の代弁者』、そしてまさに『ゼノサイド』(異星人殺し)という作品があります。人類にとって極めて致死率が高くなる可能性のあるウィルスを持つ異星人を、惑星ごと殲滅しようとする話だったと思う。主人公は当然それをなんとか阻止しようとする側。
 やるせなさが今回のエピソードと共通していた気がする。
 ちなみに『エンダーのゲーム』には、まだまだ続編やスピンアウトがあるんですが、ブログ主はここらへんで正直やんなっちゃって読むのをやめた。だってちょっと説教臭いしくどいんだもん・・・。

 デヴィッド(デイヴィッドとも)・ブリンの『知性化戦争』シリーズってのも、モルディンのエピソードに味わいが似てる。個人的にはその前段にあたる(同一テーマ、同一宇宙観の)『スタータイド・ライジング』っていうのが好きです。人類からアップリフト(知性化、uplift)されたイルカの宇宙船が中心の話ですが、うーん、敵の宇宙船を葬り去るときのシーン、あのセンス・オヴ・ワンダーは素晴らしかったなあ。ネタバレになるから書けないなあ。
 こちらは、「上から目線」宇宙。宇宙で一人前の種族(パトロン)と認められるには、人類は別の二種族をアップリフトしないといけない。そこでチンパンジーとイルカをアップリフトした。
 ところが、このアップリフテド(uplifted)種族はほおっておくと先祖がえりをはじめたり、色々ややこしいんです。人類もどこかの種族にアップリフトされたわけだし。
 この「上から目線」の発想がME2のジェノフェイジの物語と非常に似ている気がしました。ようは白人が現地人、原住民を覚めた目で見てるような視線です。あー、白人の言い訳はきかねえぞ。
 その居心地の悪さ、イライラ感が『知性化戦争』の面白さの秘訣ともいえるのだが。

 『知性化の嵐』シリーズ(これも同一宇宙観)では、多くの種族たちが殖民禁止(注)の惑星に不法殖民し平和に暮らしているのだが、殺し合いをしないと先祖が罪をお許しにならないとかなんとかのお告げがあり、で、人類をアップリフテドしたというパトロン種族まで登場して、さらには上に書いた宇宙船のイルカたちまで登場して、てんやわんやの大騒ぎ。読んでるほうもなんだかわかんなくなっちゃったw。  
 こちらは、アメリカがイギリスからいじめられていた独立戦争の頃の話が根底にあるのかな。だからビックリするほどは面白くないかもしれない。

(注)以前の殖民期間から一定期間は殖民せず惑星の資源を回復しなければならない。休耕田のメタファーかな。

 

【ME2】オールド・ブラッド、モルディン(その5)

 ここも長いです。セリフの前に語り手の名前を記載するのは稚拙な手段だそうなので、あまり使いたくないが、やらないと結構わかり辛そうなので、ここではちょと活用します。

7772
メイロン「私が自分の意思でここに来ていることを理解するまでにどれだけかかるでしょうね、教授」
シェパード「お前の弟子は洗脳によって協力を強制させられているのではないのか?」
モルディン「低蓋然性。メイロン正常。ボディ・ランゲージから見て標準的代謝状態」
メイロン
「よしてくださいよ、教授。あなたはそれに関して論文を書いていますよね。 強制的な行動修正は精神的な劣化を招くと。リーパーの洗脳にしろ、薬物のにしろ、試験体は常に高度思考能力の喪失を招くと」

7777
「洗脳、条件づけ、いずれも当たらず。他の種類の強制方法」
「彼は拉致されたのではないな。ジェノフェイジを治療するため自らすすんでここにやってきたようだ」

7779
「偉大なる医師ソラスに異議を唱えることなどできましょうか? 私はあなたの学生でした。あなたを見て育ったんだ!」

7781
「ここで行われている実験、人体実験! 捕虜を利用! 拷問と処刑、お前の仕業か?」

7782
メイロン「この手にはすでに数百万のクローガンの血がこびりついてるんですよ、ドクター。大業を成すためあと少しだけ犠牲が必要なら、私は受け入れる」
シェパード「ここでお前が行っている実験を心から正当化できるんだな?」
メイロン「私たちはすでに文化的皆殺しを実行したんだ! これから何を行っても、もはや正当化などできはしないんだ!」

7785
メイロン「この実験は化け物じみたものですよ。なぜなら、私自身が化け物になるように教わってきたからだ」
シェパード「モルディン? 今までもこのような実験を行ったことがあるのか?」
モルディン「否。メイロン、我教えず」

7790
「は、ご自分の手は汚れていないと?! この地面が数百万のクローガンの血で塗りたくられているときに、そんなことはどうでもいいことだ。
 あなたは目的が手段を正当化すると教えてくれましたよね。私は過ちを元に戻そうとしてるんですよ、教授。自分の知っている唯一の方法で」

7793
「ジェノフェイジが治療され、それでクローガンがまた急激に増加したら? お前は結果に責任が取れるのか?」

7794
「クローガンの人口が回復し、大混乱と戦争が巻き起こる。私たちの残虐行為を正当化する理由がそれだった。
 だが銀河を見て下さい! トラヴァースでバタリアンが非道の限りを尽くし、ゲスはシタデルに侵攻した。どこら辺がより平和な銀河になったとお考えでしょう?

 ヒューマンの殖民地であるエデン・プライムの惨劇も、クローガンを治療していれば起きなかったかもしれない。誰にもわからないのです」

7797
「お前は虐殺の話をしているが、ジェノフェイジは死に至らしめる手段ではない。不妊率を変更するだけだ」

 んー、ここら辺がこのエピソードに最後まですんなり入り込めない理由ですかねえ。シェパードの性格が分裂してるように感じられる。性格ではなく立場かな。
 モルディンと話すときには「ジェノフェイジは殺人だ」といい、メイリンと話すときには「殺人ではない」という。
 選択肢によっては、もしかしたら一貫してどちらかの立場を維持できる道があったのかもしれないです。よく考えずに選んでると私のような第三者的な「お上のお裁き」みたいな態度になっちゃってますよね。どっちつかず、現実に身近にいたら最低の奴ですよね、H山みたいに。すごく当たり前にそこら辺にいそうですけどねー。

7798
「クローガンは出産可能なメスを争奪するようになる。傭兵や海賊になるのは彼らにはそれしか生きる道がないからだ。
 今頃クローガンは、文化的ルネッサンスで繁栄していたかもしれないんですよ。彼らにはこの現実がふさわしいのだと私たちが余計な掣肘を加えていなければ!」

7800
「不正確。人口増加の帰結は戦争。シミュレーションは明瞭!」

 ウェイルロック族は、必要な資源と、実行する意志の両方を兼ね備えていた唯一の部族であった。メイリンが協力する気になったのもそのためだった。
 またメイリンはジェノフェイジ修正プロジェクト時代のアクセス権を利用していた。彼もまた祖国(母星?)の英雄であり、望むものは何でも与えられるのだ。

7805 
「メイロンは、どう考えても救助を必要としていないな。どうする、教授?」
「終結、必至」

7856
「結局、事実と向き合えないわけですね?! あなたの優れた知性が、このような残虐行為をもたらしたという事実と!」

7863
 特殊部隊出身ですから、メイロンのガンを難なく取り上げ、逆に突きつけるモルディン。
「実験許容外、目標許容外、改心不可能、選択肢限定、殺す以外なし」

7810
 はいはい、パラゴン・チェックですね。傍観者兼介入者ゲームですもんねー、よっこらしょと。

7812
「モルディン、よせ、お前は殺人者ではないはずだ」

 長くなってきたーw。5回では終わらなかった・・・。6回目に続く。

2010年3月 1日 (月)

【ME2】オールド・ブラッド、モルディン(その4)

 さて、今までの話で許してくれるほどBiowareは甘くないです。まだ続きます。

7723 

7724
 今度は病気のクローガン・・・。

7727
「俺はアードナットの偵察部隊だ。ウェイルロックにつかまってここに連れてこられた」

7728
「偵察隊長が探してくれと言ってたな。もう帰り道は安全だ、急いで帰りな」

7730
「いや、ダメだ。奴らになにか妙なことをされた。 ドラッグ、注射。全てのクローガンの役に立つようにと、ジェノフェイジ治療の実験台にされた。グラグラしてよく考えられない。ここにいないと」
「モルディンがなにか薬品を投与してくれる。歩いて帰れるようになるだけでいいんだ」
「わかってないようだな。病気だから帰れないんじゃないんだ。ここにいないといけないんだ」

7733
 「ジェノフェイジの治療をしてくれるんだ。こんないい話はねえ、テストを受け続けなきゃならねえんだ!」

7734
「注意、シェパード、患者不安定、多感、敏感、洗脳の可能性」
「どうして奴らにテストを続けさせたいんだ?」

7738 
「俺は失敗した。捕まった。強くない、上手くない。これが俺の限界。体が大きくないのでメスもやらせてくれない。だから子供を持つことができない。だが、ジェノフェイジの治療に役立てば、そうなったら話は全然違う!」
 ふう、このシェパードはパラゴン寄りで勘弁してくださいね。青いほうで。赤いほうの「ははーん、結局それが望みか、このドスケベ!」もそそったけど。

7739
「そして何百万ものウェイルロックの子孫が生まれ、他の種族を絶滅させる」
「うそだ、奴らは俺がアードノットを救うことになると言っていた!」
「もしアードノットを救いたければ、彼らの元に直ちに帰れ。しかし、負傷を負ったまま戻るにはめちゃくちゃタフでくそったれな根性が必要だろうがな」

7742
「俺にはできる」

7743
「お前に? めちゃくちゃタフでくそったれな根性がいると言ったんだぞ? こんなところでポンポン痛いよーとメソメソ泣いてるクォリアンみたいな偵察風情の話はしてないぞ」
「俺にはできる! 俺はやる! そしてこのままメスの住み処に直行だ!」
「そうだ、行け! 戻ってお前がなんぼのもんか見せ付けてやれ!」


7746_2
「うらーーーっ!」

 やってることは、ただのモチベーショナル・スピーカー・・・。情けないw。
 仕方ない、そういうゲームだ。
 ところで上のクォリアンの悪口のところは、タリちゃんを連れてきたら反応したんでしょうか?w

7752
 戦闘は流して・・・。

7754
 流して・・・。

7756
「異星人のくそども、恐れ戦いて死ねっ! 俺は族長の中の族長、ガルド様だ!」
 うお、族長ガルドまで出てきよった!

7758
 と、威勢が良かった割には部下全滅、丸裸にされて・・・。

7760
 よくわかんない方角に突撃して・・・。

7761
 族長、さっきの一言だけで、集中砲火で憤死w。
 さっきスポークスマンが散々喋ってたのは、族長が無口な、口下手な人だったからかもしれんw。

7763

7764

7765
「メイロン、生存、無傷」 

7768
「拘束の痕跡なし、 拷問の痕跡なし、理解不可能」

7770
「教授、あなたほどの賢い方が、いつもいつも、先入観と異なる証拠を認めるのに苦労してましたよね」

 お、メイランは普通の喋り方だ! よかったw。
 というより、ここでもまた意見の相違が予想される展開だね。
 もう長めのカットシーンは数えて5シーン目だよ・・・。
 あのスポークスマンいれたら6シーン目。

 あー、だから族長ガルドは一言叫んだだけでさっさと退場したのか?!
 長すぎて尺に収まらなくなるから、カットされた?
 可愛そうなボスキャラだなw。

【ME2】オールド・ブラッド、モルディン(その3)

 中でシェパード自身が言っていますが、こんな話を世間話のようにちゃらけてやる根性は私にもないので、淡々といきます。

7650
 タンク・ベイビーとはいえクローガン、成人の儀式も済ませたグラントを連れてきたが、戦闘に役立つ以外はこれといって会話に割り込むことも少なかったようだ。

7651
「有益なデータを回収。しばし待て」

 標準的な治療方針のようである。モルディンが嫌う 「焦土作戦級の」ホルモンレベルの免疫抑制剤投与を避けているのは優れた方法である、喜ばしいという。

7654
「不妊疾病の開発について、そうやって明るく世間話のように話す奴はあまりいないぞ」

7655
「開発ではない。修正。既存のジェノフェイジの制約あり、極めて困難。百倍以上複雑。過失許容外、悪性腫瘍による完全不妊の発生あり、効果減少のおそれあり、不作為の場合より悪化の可能性あり。クローガン人口の抑制、千分の一、ゆるぎない目標、最適な成長、園芸に類似」

7658
「お前がどんなに美化しても、これは殺人、しかも何百万もの数の大量虐殺だ!」

7660 
「否。殺人にあらず。不妊を修正、神経系への致死的影響を防止。
 我、多数を殺害。多数の手段で。銃撃、ナイフ、麻薬、テックによる攻撃、農工具すら使用。だが医薬品は用いず。

7668
「モルディン、どうやったらジェノフェイジに賛成できるんだ? トゥチャンカで起きたことを見ただろう?」

 モルディンによれば、トゥチャンカの現状はジェノフェイジ以外がもたらした。クローガンの内紛の核の冬が直接の原因で、サラリアン接触以前のこと。
 すべてはクローガン自身の選択によるものだ。クローガン・リベレオン時に停戦を拒否し、ラクナイ戦争後に勢力を異常拡大した。ジェノフェイジ以降は部族が分裂し、果てしなく抗争を繰り広げている。

「ジェノフェイジは医学。核兵器にあらず。ヴィールスによるクレータ発生なし。惑星の損傷はクローガンの過失。サラリアン無関係。モルディン無関係」

7674
「では、クローガンが統一国家を設立すれば歓迎するのか?」
「もちろん。統一クローガン銀河を救済、ラクナイを撃破」


 モルディンによれば、ジェノフェイジは罰ではない。不妊特性を変更し、劣悪ではない環境下に適合するよう単に修正しただけだと。
 モルディンがジェノフェイジを修正した点についての責任もないという。クローガンは戦争犯罪者だ。交渉を拒否し、テゥーリアンが通常の戦闘で勝利だけでは、クローガンが再起する恐れを払拭できなかった。
 通常兵器による攻撃はリスクが高すぎた。クローガンは強力だった。ジェノフェイジ以外の選択肢は存在しなかった。
 クローガン自身がジェノフェイジを求めたに等しい。我々か彼らか。勝利することに弁明は必要ないだろう。平和的解決など想像もできなかったのだ。

7666
「研究時代はどういう生活だったんだ?」
「ジェノフェイジ研究時代、最良のとき。アイデアとともに起床、朝食時に討議、午前中実験。午後統計的分析、夕食中にシミュレーション解析、深夜までデータ設計。
 笑い、エゴ、口論。銀河最大の難問、莫大な資源を自由に利用、入手不可能なものなし」

「当時のメンバーとは今でも連絡を取り合うのか?」
「否。研究で皆変貌。孤立クローガン部族にテスト投与。結果良好、トゥチャンカ全土に投与。プロジェクト終了。別離。公私個々人で出生率低下確認。チームの任務に不適」

 もうこれでいいじゃねえか、話はわかったから勘弁してくれよと思っても、血も涙もない?Biowareのライターはさらに残酷な事実を突きつけてきます。

7681
 ああこれは・・・。

7696
 実験台にクローガン、しかもメスの遺体。

7684
「クローガンの遺体、メス、腫瘍から見て実験台。拘束の跡なし。志願者」

 ウェイルロック族の女子は、不妊治療のため自らを実験台に差し出した。

7686
「無価値。無駄な死」

7688
「死んだクローガンを見てお前が動揺するわけはないと思っていたがな?」
「何?何ゆえに? ジェノフェイジの作用のため? 無関係。因果関係なし」

 モルディンの主張。生体クローガンの実験はしていない。医薬品により死をもたらすことなど、考えることもできない。このメスの死の責任は自分にはない。自分の行ったことに対するただの反応である。

7690
 人口抑制が目標であった。このような事態を望んではいなかった。論理的に許容できるが、だが不必要なこと。命をムダに粗末にしているのを見るのは耐え難い、と動揺を隠せないモルディン。

 モルディンは効果を確認するため、上層部の反対を押し切ってまで、年に一回偵察活動として水、細胞サンプルの採取をしていた。自分の目で見なければ気が済まなかった。
 自分の目で見て、これが必要不可欠な措置であったことを確認したかった。
 モルディンはトゥチャンカで小さな写真を撮ってオメガの診療所にまで携えていた。それを見て、なぜ自分が診療所を開設しているのか、忘れないようにするために。

7697
「若き母、安らかに眠れ。神を見つけ、ここよりましな場所を見つけますように」

 ジェノフェイジ・プロジェクトはモルディン自体も変えた。数百万の潜在的な人生を修正し、その結果も目撃した。エゴ、謙遜、それらは両面。命のもろさ。銀河の広さも同様。

 プロジェクト終了後、彼は宗教の研究をはじめた。多様な種族の宗教からは、様々な疑問のみが導き出され、答えは見出せなかった。

 数百万の潜在的な命を奪った医師が贖罪を探求していたということなのか。

7702
 ジェノフェイジ修正プロジェクトは壮大だった。科学的な偉業、倫理的葛藤。クローガンの反応は感情的で、悲劇的だった。
 罪は感じない、だが結果に責任は感じる。自分は医師として教育された。ジェノフェイジは不妊性に影響を与える。殺人ではない。
 だがその結果としての死体の山を目の当たりにしたとき、全体像を見ることはあまりに 難しい。

 だがサラリアンにはヒューマンのヒンズー教のそれに似通った輪廻転生の発想がある。
 生命が朽ち果てることはない。過ちは来世で修正される。学び、適応し、改良される。
 クローガンたちの命がここで終わることは信じない。耐え難い浪費だ。間違いは修正されなければならない。

7710
 そこまで自己の内面に葛藤があり、救済の探求が必要だということは、やはりジェノフェイジ自体過ちだったのではないのか。

7712
 すべてのシミュレーションが全体戦争を指し示していた。絶滅戦争だ。
 ジェノフェイジが良いのか、ジェノサイド(皆殺し)が勝るのか。
 銀河をクローガンから守るのか、クローガンを銀河から守るのか?
 ジェノフェイジを治療すれば希望が生まれ、喜びに満ちるなど、ヒューマンの発想。クローガンは戦って逃げ延びる事を選ぶ。
 そんなことをすればトゥチャンカにカオスが訪れる。勝利者は戦争経済に移行し、巨大な軍を作る。銀河中に拡大する。戦争が不可避。全面戦争・・・。

7719
 ヒューマンの俺からすれば、この死んだクローガンを見てると、彼女が救われたとはとても思えんがな。

 ジェノフェイジかジェノサイドか。果てしなき議論。堂々巡り。だがモルディンはやはり宗教的価値に救いを見出していた。一言で書くとそういうことでしたが、一言で書くテーマではありませんでした。

2010年2月28日 (日)

【ME2】オールド・ブラッド、モルディン(その2)

7517
 グラント編の映像と同じシーンを使いまわしてますねw。

7519

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7535 

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7547

7557
 病院にたどり着くまで、結構な戦闘が続きます。

7560
 病院の中になぜかヒューマンの死体が。

7564   
 このヒューマンの身分はまったくわからないが、何度も薬液を注入された後がある。
 ジェノフェイジを治療する目的の実験に使われていたのは間違いない。


 モルディンが注意深く観察すると、やはりジェノフェイジへの対抗策を研究していることを示す証拠がみつかった。どうやら賢い手段らしい。

7578
「ジェノフェイジの治療はもう完成しそうなのか?」
「不明。データ不足。ただし、コンセプト良好。ジェノフェイジはホルモンレベルを変更。ホルモン関連の対抗策で治療の可能性」

 モルディンによれば、ヒューマンは遺伝子の多様性を有しているため治療方法の分析(モダリティ)に向いており、テスト験体として用いられることが多い。ただし用いられるのは、治療研究の相当初期の段階、コンセプト・テストの段階だろうという。
 より具体的な開発の段階に入れば地元原生のヴァレンなどの低級生物を使うはずだから。

 実はこの、ヒューマンの遺伝子レベルの多様性というのも、指輪物語、D&Dに通じる世界なんですよね。
 指輪・D&Dのヒューマンは、長寿なエルフ、ドワーフ、(この二種族ほどではないがやはり比較的長寿なホビット、ハーフリング)に比べ、百年未満というとても短い間しか生き延びない。
 だが、それが世代交代を活発化させ、環境適応力を向上させ、他種族よりも数的な優位性を確保し、やがては最終的に生き延びる種族となったという(トールキンの時代って、勘違いしていたけどすでに進化論もだいぶ活発な学問だったんですね。もちろんトールキンは遺伝子なんてコトバは使っていないと思いますが)。

 ME2の時代のヒューマンは平均寿命150歳くらいで、まだまだ伸張の余地があるそうです。実はモルディンの種族であるサラリアンのほうが平均寿命40歳とヒューマンより短命。
 サラリアンは多産性、卵生であり、受精卵のみが女性となるうえに、(人口爆発を恐れ)社会的規範によって受精卵の数を厳しく制限しているため、男女比が9:1くらいである。この自らの生理的特性(と社会統制)がジェノフェイジを研究開発する発想に導いたのかもしれない。

 ちなみにME2では、SF(サイ・ファイ)の味付けでだいぶ歪められてはいても、エルフはアサリ、ドワーフはクローガン、ノームをサラリアンが代表してる気がします。こじつけでハーフリングはクォリアン、トゥーリアンが思いつかないけど、D&Dリザードマン? ドラコノイド?
 
 さてストーリーへ戻る。死んでいるのは海賊か傭兵か、どこのクズか知らんけど、一応ヒューマンの人体実験なので怒っておく。銀河ではこれ大事。国際社会でも大事だよ、H山、しゃきっとしろ。

7581
「ヒューマンで実験? こんなことをやってたら、サーベラスの活動に格好の口実を与えるだけじゃないか!」
「もちろん我経験なし。不快。非倫理的、規律なし」
「ここの施設を吹き飛ばす理由がもうひとつできたな」

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「メイラン優先。死体救出は無意味」

7600

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「俺様はウェイルロックのスポークスマンだ、異星人。 お前ら、うちの野郎どもを手にかけたな。本来なら死んでもらうところだ。だが族長の中の族長、ウエイルロック・ガルド様がお前らを伝令代わりに生きて逃がすよう命じられた。ここから逃げ出し、俺たちがすぐに支配しにやってくると他の部族の者たちに伝えろ」

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「クローガンが敵を見逃す?珍しいな? ガルドの本心は何だ?」

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「今ここから逃げ出せば、ブラッド・パックが銀河を征服する前に、お前の子供にウェイルロック族を見たことがあると語り聞かせることができるぞ。
 アードナットが立派だと思うか? 奴らはカスだ。ウェイルロックが叩き潰す!
 サラリアンがジェノフェイジを治療する! ウェイルロック族が銀河中の星の海に拡大する!」

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「メイランの仕事、確実に露呈。残念」

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「そこまでやる必要があるのか? ジェノフェイジの治療を欲するのはわかるが・・・」

7614
「ヒューマンに何がわかる! 決して生き延びることのなかった子供の屍骸の山がいくつも並ぶんだぞ! クローガンは虐待を受けた。不正を糾し、復讐する!」
「銀河の半分がお前たちに同情している。ここで戦争を始めたらその支持も喪うぞ!」

7618 
「ブラッド・パックがついている。サラリアンの科学者もいる! 部族が数百万もの陣容になったら、支援など必要としない! ジェノフェイジが治療されれば、ガルド様が全てのクローガンを統治なさる! クローガン・レベリオンが再び起こり、今度はクローガン帝国が生まれるのだ!」

7628
 レネゲイド・チェック? 奴らの足元に火気厳禁のシンボル?
 とりあえずポチッとな?

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「大将、話し長げーわ」

7623
チュイーーン!(こいつの足元のパイプラインに命中したと脳内補完してくださいすみません)
「へ、満足に射的の的も狙えねえのか、ヒューマン!」

7626
「ぬお」

7644
「なに」

7627
「どわーーー」

7646

7648
 やつの語りに最後まで付き合っても、結局戦闘になります。

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