フォト

新ブログ

無料ブログはココログ

« 【DA2】フェンリスとオーディン | トップページ | 【DA2】スタッフ・オヴ・パーサラン、ようやくゲット・・・。 »

2010年12月19日 (日)

The Elder Scrolls V: Skyrim

 VGAではThe Elder Scrollsのナンバリング5作目となる新作、Skyrim(スカイリム)が2011年11月に発売ということも発表になりました。

 ただし目にすることができるのは、開発者自体がpodcast(公式ページ参照)で「ティーザーとすら呼べない、アナウンスメント・ムヴィー」と称する映像一発のみ。
「オブリビアンの門が開いた後、エルダー・スクロールズに記されたスカイリムの息子らの復活、それがもたらす災厄は避けられない。奴らが怖れるのはドラゴンボーンのみ」というナレーションだけが物語の手掛かりとして与えられています。

http://www.gamespot.com/pc/rpg/elderscrollsvskyrim/video/6285299/elder-scrolls-v-skyrim-announcement-trailer

 公式ページはここ。

http://elderscrolls.com/

 その他、Morrowind、Oblivion、Fallout 3、New Vegasと使い続けたGamebryoエンジンから、自社内製エンジンに刷新することが発表されているそうです。

 元々このブログは、「日本語化がなされるかどうか怪しかった」名作海外CRPGをテーマにしていましたので、Oblivion以降すべて日本語化されている(そしてSkyrimも当然そうなると予想できる)BethesdaのRPGは、ちょっとした感想やお遊び、あるいは今回のようにBioWare作品と対比する意味で触れることはあってもメインの対象としていませんでした。

 正直なところ、あまり触れなかった理由は日本語版が出るという、それだけではなかったようです。
 自問自答してみると、Fallout 3、New Vegasはともかく、Morrowind、Oblivionへの思い入れは、Dragon AgeやMass Effectシリーズに比べて、さほど熱くないのでありました。 

 「砂場」形式(Sandbox)とかオープンワールドと呼ばれる仕組みがイヤなわけではありません。Fallout 3だってそうですから。
 これに対してDAやMEなどのBioWare作品は「箱庭」形式といってもいいかもしれません。JRPGも多くはこちらの「箱庭」形式です。

 Morrowind、Oblivionは、(コンパニオンがまったくいないわけではないが)主人公の単独行が中心となっているからイヤなのでもないと思います。一方でBioWare作品が(多くのJRPG同様)パーティプレイを基本としていますし、好みとしてはパーティプレイが勝るのは否定できませんが。決定打ではぜんぜんない。

 実は今回、特に注目しているのは、ゲームエンジンの変更ではない。元々そちらにあまり興味がない。

 本シリーズで過去リード・デザイナーを勤めたKen RolstonがBethesdaを去り、現在あのDnD専属小説家、サルバトーレの脚本を基にしたCRPG、"Kingdoms of Amalur: Reckoning"の製作チームに参加しているということは以前にも触れました。
 いや逆ですね。Reckoningの製作発表映像で初めて、この人がThe Elder Scrollsのリード・デザイナーであったと知ったといったほうが正しい。四半世紀以上にわたってTRPG時代からこの世界の重鎮として活躍してきた人物である、ということもその時知りました。
 ハッキリいってしまえば、今回の転進はBethesdaをアーリー・リタイアメント(早期定年退職)したようなものだと思います。Bethesdaのトップは彼より10歳以上若い世代が占めているから、世代交代の意味もあったのかもしれない。 

 おそらくThe Elder Scrollsシリーズにあまり思い入れがないのは、「小説」、「ファンタジー」としてみた場合、個人的なテイストに合致しなかったのが原因なんだと思います。 

 ストーリーや世界観はヴィデオ・ゲームの構成要素の一部でしかないわけですから、テイストがあわないからといって「小説」と違ってそれだけで「遊ぶ気が起きなくなる」ということはありません。スティーヴン・キングなら大抵の作品は読むが、クーンツは一冊読んだだけで後はまず読まない(私の場合)、とまでハッキリさせることはない。

 BioWare作品もBethesda作品も、この小説家二者の作品群のように世の中ではどちらもベストセラーなわけで、そこに白黒、甲乙つけるようなことは愚の骨頂なわけです。世の中にはそういうことにこだわる輩も数多く存在するが。

 自分がゲームを遊ばなくなる理由は、「ゲームプレイがとにかく苦痛」の一点に尽きる。ナンセンスなストーリーには呆れることがあるけど、それだけでストップすることはまずないです。

 ですが、ストーリーがCRPGの重要な要素のひとつであることは間違いないわけです。

 これは証明されたわけでもない、あくまで仮説の学説ですが、モチベーションの分野にハイジーン・セオリーというものがある。
 わかりやすく言えば、「お給料をどれだけいただいても」仕事に対する不満こそ解消されることはあるが、モチベーション(満足)が向上することとは一切関係がない、ということ。
 仕事をするうえでのモチベーション(満足)を向上させるためには、仕事そのもの、コンテンツを見直さなければ無理、ということになります。
 ハイジーンとは「衛生」、このテーマに限っていえば「精神衛生」ですから、「給料がよければ精神衛生上は安定する(後ろ向きな発想は出にくくなる)が、前向きなやる気、モチベーションの向上にはなんら貢献しない」ということですね。

 モチベーションをあげる要因(M)と、精神衛生を安定させる要因(H)はまったく別である。いうなれば「仕事をする私」というレーシングカーにはふたつのメーターがついてるんです。Hのメーターが高いと、故障やエンジンストールはしなくなりますが早くは走らない。早く走る(アチーヴメントを向上させる)ためにはMメーターが高くならないとだめなんですね。

 じゃあMメーターが低ければエンスト・リタイアするか(会社を辞めるか)というと、ここはHメーターを見ないといけない。Mは低い(上司がバカ、仕事がくだらない)がHが高い(例えばお給料がいい、休みが取りやすい)なら辞めるのは踏みとどまったりもするでしょう。
 MもHも低ければ・・・。悪いことは言わない、鬱になったり過労で倒れる前に別な仕事を探したほうがいいですよ。

 ゲームを遊ぶのと仕事は違います。なんでもかんでもビジネスのアナロジーで話すのはやめてください。

 モチベーションの話ですから。ゲームを進めようとする際には、やはり精神衛生上いい環境が必要。ここでゲームプレイの良し悪しは「衛生」要因ということになります。どっちかってとシステム面ですね。
 片やストーリー・キャラクター・世界観などのコンテンツは「モチベーション」要因ですね。
 M(ストーリー面)がへぼくたってH(システム面)がまあまあよければ遊び続けることは可能だが、Hが低かったらそれだけでもう無理。ただしシステムが良くたってストーリーがよくなければクリアこそできるもの、味わいは速攻で記憶のかなたに消えていく。  

 システム(H)がひどくてもストーリーが勝っていたら遊び続けられることはないか? 給料もお休みもほとんど手に入らなくてもその仕事に生きがいを見出した人なんて山ほどいるんじゃないか?
 あるでしょうね。夢に向かって狂ったように走るこそ大事ともいえる。だがそういうケース、大抵の場合は自分で切り盛りできる「自由」があるんじゃないですか? 借金までしてヴェンチャーを立ち上げ闇雲に働く。いつか花開くことを信じて売れるかどうかわからない作品なり商品なりを創作し続ける。だが起業や創作とちがい、私たちが遊ぶゲームはあくまで人様が作ったもの。砂場だろうが箱庭だろうが、そんなに自由があるわけないですよね。99%以上の勤め人もこちらに属する。

 ストーリー(M)が悪くても遊び続けられるなんてほんまかい?
 テトリス、ぷよぷよがそうですね。ストーリー(M)メーターなんてずっとゼロのままだが、システム(H)メーターはもう限界まで振り切ってる。永久に遊べる人だっていますね。
 またほとんどのMMOがそうではないでしょうか。誰もストーリーなんて気にしていない。報酬(ルート)システムなどがうまくできてるから遊び続けられるんじゃないのかな。
 さらにマルチプレイゲームの場合のインタラクション、コミュニティというのはほとんどの場合は、実はハイジーン要素のほうなんです。「メタゲーム的に」なんですが。ここはちょっと話がややこしくなるから割愛しますが。ヒントとしては「人間はハイジーン要素がないとハイジンになる」とかオヤジギャグをぶちかましておこう。
 なお、マルチプレイが自分の「ストーリー」になってる人というのは、それはもう(あなたの頭の中に妙な電波が飛んでいないんであれば)、一緒に遊べる貴重なお友達がいるということだから、大事にしたほうがいいよ。

 だから、今までのThe Elder Scrollsのリードデザイナーの良し悪しを行ってるのではないのです。だけど自分のテイストとしてはぴんと来なかったのは事実だ。クリアはしてるし、細かい場面で記憶に残るところは数多いんだけど、うーん、どんな中身だったっけ?

 今回はエンジンも開発体制も含め大刷新ということになるというので、ちょっと注目です。
 今までのTESがテイストに会っていた人にとっては、もちろん逆にリスキーなんですけどね。でもなんといってもBethesda。95点か90点かくらいの幅でしかぶれないでしょうから、精神衛生上は大船に乗っている気持ちで待てばいいんじゃないでしょうか?

 

« 【DA2】フェンリスとオーディン | トップページ | 【DA2】スタッフ・オヴ・パーサラン、ようやくゲット・・・。 »

Dragon Age II」カテゴリの記事

Fallout: New Vegas」カテゴリの記事

ゲーム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1250934/38134332

この記事へのトラックバック一覧です: The Elder Scrolls V: Skyrim:

« 【DA2】フェンリスとオーディン | トップページ | 【DA2】スタッフ・オヴ・パーサラン、ようやくゲット・・・。 »

2015年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31