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2010年11月11日 (木)

品質管理とか。

 品質のお題いくつか。

 New Vegas、知らないうちにSteamでパッチがあたっていた。

 それに気がついたのはクラフティングの画面で、すでに素材も資格(スキル)も揃っているものがリストの上に表示されるようになったから。以前は位置固定で文字がハイライトされるだけだった。
 あわててSteamの告知の画面を見たら、他にいくつかのバグも修正が完了しているという。
 一番気になっていたとあるフォロワーのプライベート・ミッション(前提条件を満足させないまま進めるとクエストが出なくなるバグ)については書かれていなかったが、Wikiを見ると以前たくさん書いてあった「バグ警告」についての記載がすべて消されている。
 修正されたのかな。暇があったら一人目主人公で連れて行ってみようかな?

 Bethesdaと組んでよかったねえー。
 なんかそういうところマジメそうですもんねー。
 (以前OblivionのDLC商法では品質関係でとても痛い目にあわされてるから、諸手を挙げて褒めることはしないけど)

 以下はネット上のフォーラムで読んだ知識でしかないが、ヴィデオゲームの倫理審査を受ける前の版でバグが見つかっても、倫理委員会(っていうのかどうかしらんが)に提出したものを無闇に変更することはできないんだそうだ。
 だからリリース数ヶ月前には版を一旦確定せざるを得ず、その時点で残っていたバグ(気がついているもの、そうでないもの全部)は、リリース直前あるいは直後まで手出しができないという(あくまでネット知識です)。
 リリース直後、満を持してパッチを出すということは、ずっと前から既知だったということかな。今回のパッチはユーザ・フィードバックによる指摘も含めた対応だったのかな。

 ビッグ・タイトルで大きな売り上げが約束されている事実に胡坐かいてるわけではないんですね、ということがひとまず言いたかったわけ。

 ただしPC版に比較して(サードパーティのコンソールメーカーまでテストしないといけない)コンソール版のほうが後手にまわるのは、致し方がないのかもしれない。

 BioWareも品質問題については、実は批判されることが多い。この手のゲームは小姑のオールドスクール派のユーザー人口に占める比率が多いということもあるだろうが、"Dragon Age: Origins"の特にX360版に残ってるといわれる細かいバグに対しては、依然としてフォーラムで突上げる声があり、ゲームサイトで1.0をつけて回ってる連中というのは、意外とそういうヘイターだったりする。
 BioWareも過去から品質管理はそんなに得意なほうでもない。"Mass Effect"はそういう話題はあまり聴かないので、チーム丸ごと新しい血が入ってるのかな。

 ヴィデオゲームの品質管理で考えさせられるのはこの記事。

 http://www.gamespot.com/news/6283850.html?tag=latestheadlines%3Btitle%3B2

 Atariの収益を下支えしてるのが、子会社Crypticの"Star Trek Online"と"Champions Online"という、レヴュアーから酷評された二つであるという内容。F2Pとなった"Dungeons and Dragons Online"(Atariはパブリッシャー)も含め、収入の43%が実にオンラインゲームだという。
 "The Lord of the Rings Online"(すでにF2Pになってる)は含まれていないが、これはTurbineと一緒にゲームごとワーブラに買われちゃったんだっけ?
 しかもCOも来年にはF2Pに移行するみたいなことも書いてある。

 Atariとしては今後とも「オンライン・カジュアル・ソーシャル」に戦略的シフトを続けていくそうである。記事には記載がないが"Neverwinter"も「オンライン」である点、また狙いとしては「ソーシャル」コミュニティも重点的に開拓していこうとしている点ではこの路線だ。

 CrypticのCOOがあれだけ「レヴューの評価が低いのは私が悪かった」と懺悔周りしていたにもかかわらず、STOもCOもAtariにとっては財政難を救ってくれる孝行息子なのでした。

 個人的に前者はデモのみ、後者はパッケージを買って1ヶ月プレイした感想でしかないが、MMOとしてはさすがCrypticといえるもので、品質的に文句の余地はほとんどないんですね。日本で遊ぶとさすがにサバがちょっち重たいとかその程度はあるけど、ゲーム自体にストレスはない。
 MMOならきっとあるだろうと思われる、ありとあらゆる既存フィーチャーが用意されている。

 またCrypticはすでにテンプレートというか青写真を持っていて、MMOを速く安く仕上げることに自信満々であったから、ちゃんと動いて会員がそこそこ集まればペイするに決まってる勝利の方程式に乗っかっただけかもしれない。

 レヴュアーによれば足りないのはコンテンツの斬新性と分量だったようだ。

 そうなると、レヴューの評価ってなんだよ?という話になりますね。
 レヴュアーとカスタマーの嗜好が乖離してきてないか?となるわけで。

**********

 言いたいことは、ついこの間まで好事家(レヴュアーはこっち)の嗜みであったヴィデオ・ゲームが、すでに大多数の一般消費者に受け入れられるコモディティ化しているということ。

 バグなんて難癖付けられたら「仕様です」と言い切るのがかつてのヴィデオ・ゲーム。品質なんてリリースしたらもうしらん。動かなければおタクのグラボのせいじゃない? メモリ足りてる? Windowsのヴァージョンのせいじゃない? リブートしてみた? アンインストールして、手順どおりもう一回インストールしてみたら? と全部人のせい。 

 よしんばまともに動いても意味不明のゲーム・ストッピングなバグが出たらまた大変。それも人気ゲームだったら、腕に自信のあるセミプロのユーザーたちがこぞって修正してくれるし、Modは作ってくれるし。

 天才はデバッグなどしないのだよ!
 
 例えはいまいちだが、カスタムメイドの自動車を買わされたようなものだ。まずエンジンかからないw。泣きながら時間(自動車の場合はお金も)を費やしてなんとか動くようにする。それでも原因不明でよく止まるんだが、これも泣きながら工夫して動くようにする。
 最後にはそこに悦びを見出しちゃう人も出てくる。
 自動車が工業製品化、コモデティ化する前に手に入れた人たちの苦労を、金額こそ小さいとはいえ、私たちはやらされてきたわけ。

 ところが今やそんな態度じゃ通用しない。Windowsマシン自体がコモデティ化してマシンのせいにできなくなってるし、コンソール版はなにをかいわんや。
 
 リリース直後に必死にバグ対応をする。あるいはテンプレートに従ってしっかり間違いのない(奇を衒わない)設計のものを出す。そしてそこそこ収益に貢献する。

 それでこそ顧客重視、カスタマー・サービスが行き届いてますって?
 「オンライン・カジュアル・ソーシャル」、オンラインはいいとして後の二つは。

 本心としては、そういう業界にはなって欲しくねえんだよなあ、ヴィデオ・ゲーム。
 世界中全部プリウス似の車になっちゃうよ?

 天才は品質管理など気にしない!とか、もうそんなご時世じゃないのか。 

 

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