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2010年10月10日 (日)

IGNポッドキャスト、JRPGは重大な危機か?

 以前ちらっと触れたIGNのポッドキャスト、"The Peril of Japanese Games: Is the JRPG a thing of the past ?"
 結論からいうと、刺激的な題名に反して、往年のJRPGファンであるコメンテイターたちが、雑談代わりに日米(日本と西洋かな)のカルチャー的な比較をしてるものでしたw。

 長いポッドキャストのうち、30:00くらいから始まる15分前後が表題のネタ。

http://www.gamespot.com/news/6281121.html?tag=latestheadlines%3Btitle%3B2

 直前に"Medal of Honor"のタリバン兵問題についても触れており、こちらとしてはそっちの問題のほうが興味あるが、「ゲームごとき気にしてる場合じゃない」というような生煮えで流しているような印象だったので割愛。

 "Castlevania: Lords of Shadow"のユーザーコメントについて「ガキんちょがまったくプレイもしないで、記事を読んだだけで低い評価をつけていてけしからん」というのは笑いました。

 余談ですがユーザーレヴューについてはあちらのサイトは相当品質が悪い。中には読む価値のあるものもありますが、FPS(それもCoD程度)しか知らんガキが、至る所に1.0をつけて回ってるからね。某所4Gamerのユーザーレヴューが全部読むに値するとは思えないが、あちらは少なくとも一定期間プレイした結果を書いていることが多いので信憑性の意味でその点は大きく違う。某直販サイトAmazonのは読む気も起きないが。

 「何でもいいから意見を述べよ」がアメリカ式民主主義だ。わかってなくてもとりあえず何か発言しないといけない。「沈黙は死」。見たこともないゲームでも噂レベルでクソゲーといわないといけない。

 それこそお前がやってることとと一緒じゃねえか? 反省しますw。

 でも自分のBlogで書いてるうちには罪はなかろうよ。あたしゃAmazonなぞに書き込みしないし、4Gamerはレヴュー開設初期にものすごい検閲されたから二度と書く気がない。

 日本はまだ「沈黙は金」。それもイマイチ通じない世の中になってきたが、「もうどうにも我慢ができないのであえて書きました!」というぶち切れ方が日本人には馴染み深くて微笑ましいですよねー。

**********

 本題です。どうやら前回コメンテーターのひとり(Ryan)の発言から「日本のゲームは全部クソか?」というネタになり、今回じっくり話そうという話になったそうだが、ご本人は「そこまでいってねえよ!」と自己弁護w。「JRPGのうちかなりの数のものが変化を感じさせない」というのが論旨であったという。

 きっかけは、カプコン(英語で言うときは「キャプカム」ねw)のマネージング・ディレクターであるイナフネ氏がニューヨーク・タイムズに対して答えた、「日本のゲーム業界もカプコンもゲームデザイン全体の流れの主流である欧米から5年は遅れている」という趣旨のインタヴュー記事。
 その記事自体はユーザー登録(無料だけど)しないと読めないはずだが、GameSpotに又引きしたサマリーの記事がある。
(彼の業績などについてはよっぽど皆さんのほうがお詳しいでしょうから、漢字でどう書くのかとか日本語サイトを調べる手間を惜しんでサボります)
 イナフネ氏が「ロストプラネット」についてあまりに日本的過ぎた、ソフトすぎたといっているのは私もどこかで読んだし、このポッドキャストでも引用されている。
 そんなの、自分たちだけで反省したらどうなんだ、とも思ったけどね。

http://www.gamespot.com/news/6276630.html?tag=result%3Btitle%3B5

 レベリングなどに代表されるRPG要素というものは、「人間の原初的本能にも直結」しており、10しかなかったもの(能力値でも知名度でもなんでもいい)が100になった!という率直な感動を引き起こす。今ではFPSですらRPG的概念を導入している。

 DnDに代表されるようにRPGは元々アメリカ人が発明したものであるが、現在のヴィデオゲームにRPG的要素が広く用いられるようになったきっかけがJRPGであることは議論の余地がない。
(訳:いや、もうすぐDnDを発明したのも、JRPGを発明したのも全部中国だということになると思うよ。おっと笑えねえ)

 以下、コメンテーター二人(ColinとRyan)のご意見であり、同じ人の発言はまとめて書いてあるけど、あえて羅列しています。
 ちなみに、ふたりとも次のパラグラフの点については同意している。つまり小さい頃は日本製ゲームで育ったというところ。

 PS時代からJRPGに多く触れてきたゲーマー世代にとっては、若い時代のお気に入りゲームは「全部」日本製だった。みんなJRPGで育ってきた。
 DnDのアイデアを拝借しJRPGが生まれ、JRPGのアイデアを拝借してBioWare他の最近のCRPGゲームが生まれた。
 だが、かつては本当に「す・べ・て・が」日本から来ていた。

 Colin。

 今のJRPGの問題はスタグネーション(stagnation、沈滞)だ。(訳:対する概念はここではエヴォルーションのエヴォルヴ(evolve)、進化というか変革・発展てことですかね)
 JRPGが西洋のゲーマーには受けなくなっているのは、ゲーマーが大きく変革してきているのに対してJRPGが変化していないから。一方で西洋のRPGゲームは変革してきている。
 日本のコアゲーマー自体が変化をやめたJRPGをいまだに買って遊んでいるのも問題かもしれない。(それ内政干渉あるよ! 断固抗議するあるよ!w )
 日本のゲーマーは世界全体の10%に満たないのだから、そこだけでやっていけるはずもない。(まあニッチとしては成立するけど、ニッチゆえに広がりはないってことですね)

 音楽に例えると、過去の一時期グランジ、ニューウェーヴ、ラップロックが音楽シーンを席巻したが今は死滅した。聴き手の変化に対してエヴォルヴしなかったから。
 じゃあ今それらの音楽が登場したらどうなんだ、というつっこみを受けているのが面白い。だからといってニルヴァーナやなんとかビスケット(リンプ・ビスキットかな? ごめんラップもラップロックも良く知らんのだ)などの音楽は今でも素晴らしく聴くに値するし。FFVIだって今プレイしても面白い。つまり時代を変えたものが登場した後の問題ということかな。
 映画でも「クレイマー・クレイマー」は名作だが今観れば色褪せているだろう。

 Ryan。

 「停滞」が悪いというが、「伝統」こそ日本の文化だ。
 ノン・ハリウッド・イスクな、アーティスティックなゲームを作り続けて欲しいと思う。シューターの蔓延には正直辟易している。

 西洋ゲームからデザインを学ぶことは悪いことではないが、西洋ゲーマーに媚びて西洋で受けているものの「イミテーション」を作るのではなく、日本のカルチャーから素直に出てくるものを出して欲しいし、そういうものを遊びたい。

 JRPGのストーリー、ヴォイス・アクティング、ドラマが風変わりで理解しがたいとの批判はおかしい。日本人が考えたストーリーやドラマが西洋人の考えたものと違うのは当たり前だ。ライヴアクションを見ても日本と西洋の俳優の動きは全く違って逆に面白い。

 "Mass Effect"のストーリー、ヴォイス・アクティングが素晴らしいのはもちろんだが、それらを例えばFFXIIIのそれらと比べてなんの意味があるのだろう。文化が違うのだから全く違うものが出てきて当然なのだ。

 さてさて。

 少なくとも何度か聴きなおして書いた意味があったw。

 停滞と変革(進化というのはアイデオロジーなんで使いたくないがevolveはそれだけの意味じゃない)。

 伝統と模倣。

 ここらへんですよねえ。

 それと昔SEの社長もやらかしてたけど、カプコンの偉い人は「日本はダメになりました」とかあまり不用意に言わないほうがいいと思うね。日本のように「反省」が当たり前のように美徳と受け取られるとは限らないから。
 「白旗」はあくまで白旗で名誉ある敗北ってのは通用しないことが多い。まあ最近の弱腰外交で皆再確認できたと思うけど。
 (余談だが、あれって弱腰・外交音痴同士のチキンゲームってのが本質だよね。先に降りたほうが負ける)

 そういう発言をなにか意味のあるものにするなら、日本のゲームメーカーを全部国営ヴィデオゲーム会社に統合合併しなくちゃならない。その場合でしか意味がないかもしれない。

 刺激を与える意味で言ってるんでしょうけどね。
 かつて任天堂の山内会長が「Nintendo64なんて作りやがって、任天堂はバカになりました」と言い放ったのとは全然違う。あれは迫力があった。しかも自社に向かって言っていたのでした。

 カツ入れればいいゲームができるんだったら世話ねえよ、という愚痴が聴こえてきそうだw。後ろから機関銃で狙われてる赤軍兵士じゃないんだから。

 

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