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2010年8月20日 (金)

【DA2】ワンナップ記事抄訳(2)

 "Baldur's Gate"の精神的後継者と銘打って売り出せば「オールドスクールRPG、BGの影から抜け出せない」と揶揄される。なかなか辛い。

 実態はもはやオールドスクールの「墓守」なんですけど。 

 "Mass Effect"で成功したアイデアを臆面もなく流用すれば、"Dragon Effect"と揶揄される。同一企業内でのアイデアの流用、展開は自由でしょうに。

 それをいったら"Red Dead Redemption"は明らかにGTAのノウハウをてんこ盛りしてるはずだし、当然そうするべきだ。そして(途中で休止してるので自分では判断できないが)おそらくうまく行っているようだ。あちらは、なぜか「よくやったロックスター! さすが!」となっている。

 エリート主義者の集まりである(認めましょうね)オールドスクールRPGファンは、少数派であるが故に、最初から「高飛車で薀蓄だらけでいけ好かないオタク野郎ども」という目で見られている。もちろんOSRPGファンは他のゲームのファンを「お子ちゃま」、「読み書き不自由」、「右脳肥大」などと思ってる(認めよう)。
 GTAやRDRなどのバッドアス系アクションは今や「主流派」ですから「いけてる」、「絶賛しない奴は許さない」、となる。

 そして、OSRPGファンのようなコアかつ閉鎖的な社会では一家言を持ってる人が多数おわしますので、「主義主張の相違」による内乱が絶えない。RPGもののフォーラムは大抵守旧派の「変化は悪だ」「あの日に帰りたい」という「泣き言」のオンパレードになってしまいがち。
 主流派の方といえば基本的に「フィール・ソー・グッド」であればOKなんで、「いいね、いいね!」の大合唱になる。

 そういえば、いまの洋ビデオゲームのキーワードは「バッドアス(bad-ass)」ですかね。

 "Dragon Age 2"もそのバッドアス風味をちゃっかり、でも存分に取り入れているようです。

 "Dragon Effect"ジョークについては、やはり送り手側もそこは気にはなっているようです。

 レイドロー氏曰く、「"Dragon Age 2"が、"Mass Effect"だっていうなら、私が遊んだのは、君のと違う"Mass Effect"だったらしいね」

(笑)





 シーンは再び渓谷に戻るが、今度のホークはずっと弱い。この枠物語(フレイムド・ナレーティヴ)の手法は10年にわたる物語を紡ぐために導入された。ホークはレイドロー氏いうところの「上手な宣伝広告(good PR)」によって英雄となった。ストーリーテラーの物語の中で、敵を完璧に撃破するのも当然といえば当然だ。

 だがそれは相互通行であることも意味する。ゲームの中の決断はナレーターの語りを作り上げ、究極的にホークがカークウォールのチャンピオンとなる物語を既定する。

「これこそビデオゲームの最も強力な武器であると思う。チャンピオンになるということだけは予め決まっているが、どのようにそこに行き着くか、ストーリーテラーがどう反応するか、決めるのはプレイヤーだ」
 
 あてにならない語り手、というのが最もそそられる要素であろう。デモの後半では、ホークがロザリングから脱出するくだりについて、より事実に忠実な物語が語られる。ダークスポーンを打ち破るのは難しく、ホークはウォールウィンドのような技など持っていない。
 
 レイドロー氏が「戦場はもっとしっちゃかめっちゃかでなければならない」と意図したように、ダークスポーンはいたるところから沸いてくる。敵の増援もしょっちゅう出現するし、Originsのダンジョン・クロウルのように敵が大群で固まって出現する(in the mobs)ことはまずない。

 戦闘の合間には会話があり、Biowareお家芸の膨大な広がりを持つダイアログ・ツリーが登場する。興味深かったのは、ゲームがプレイヤーの選択肢をトラッキングしていることであり、のちのセリフにその結果が反映されることだ。自分は直接的なアプローチを多用していたので、自分のホークはこんな風に話すようになる。
「議論している暇はない。南に向かう」

 もっとローグぽい選択肢を選んでいれば、「南に進むか、死ぬかのどっちかなら、南を選ぶね」となる。

 フレメスに再会すると、カークウォールまで脱出させてくれる代わりに、願い事を頼まれる。願い事自体なんの害もないように見えるが、まともな結果を呼ぶわけはないだろう。残念ながらデモはここまでだった。

 レイドロー氏曰く、DA2で探究されるいくつかの点は次のようなもの。
 「フェラルデンの外はどうなっているのか? ブライトの後、どうなったのか? あるひとりのキャラクターが歴史に影響を及ぼすというのはどういうことなのか?」
 ホークの旅は「個人的」なものだ。家族が包括的なテーマのひとつにもになっている。

 "Dagon Age"フランチャイズが自らの方向性を決める自信を身につけたことに驚かされる。これは"Mass Effect II: ファンタジー版"でもないし(レイドロー氏曰く、DA2が"Mass Effect"だっていうなら、私が遊んだのは、君のと違う"Mass Effect"だったらしいね)、"Baldur's Gate"でも"Lord of the Rings"でもない。

 ありとあらゆるファンタジー・ゲームからアイデアを自由に借りまくったあげく、"Dragon Age"は、ついに自分の足で立ち上がることにしたようだ。

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