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2010年8月 9日 (月)

木星にでも行ってたんだろうか。

 一応新聞は購読しています。わりと活字中毒者。
 どうでもいい話は基本ネットで済ますけど。

 例えば出張先のホテルで、あるいは手持ち無沙汰の待ち時間に、たまに普段読まない新聞社の新聞を読むと「え?」と驚くような論調があったりすることもあるが、今回のこれはひどかった。

 山崎正和 「報道の電子化」(読売新聞 地球を読む 2010/8/8)

 すでにネット上に公開していないところが、土俵の外からケンカ売ってるだけの気もするし、この人どんな人か興味すら一切ないが。
 これで検索するとネットのどこかで全文読める。すぐ消されるかもしれないけど。

 あなた、ここ数年の間木星航路にでも出てたんですか?と思いました。
 しかもそれを世界一発行部数が多いらしい新聞が載せてるのは、一体どうしちゃったの?

 人様のBlogはどうでもいい。だが、これを批判する際に「懐古主義者」とかそんななまっちょろい切り口だから本質を見誤る。

 だって懐古主義者なんて、なんの害悪も垂れ流さないんだから放置しとけばいいんですよ。かつてワープロ(今や絶滅危惧種)が日本でも爆発的に普及した頃、必ずいた「毛筆やペンじゃなきゃぬくもりがっ」とか、「一字一字手を動かさないと発想が貧困になる」とかいう、ただのオカルト主義者と同類なんだから。
 確かにキーボートで作文するのとペンで書くのでは頭の使い方は全然違うが、それは自分で必要だ、好ましいと思ったほうを選べばいいんで、他人にとやかく言う必要はない。
 じゃあ、あなた市役所や年金のお知らせや届けはすべてコンピューターのアウトプットだから読まないんですか? ああ、そういうのはぬくもりはいらないんですか。こども手当ては金だけもらえばいいのだろうな。
 懐古主義者批判なんてこの程度でいいよ。
 
 そういう話じゃない。もっと重大なんだ。  

 エリート主義者なんですよ。

 自分の手になるものはこの上なく素晴らしく愚民は拝聴、拝読すべきなんだけど、あんちゃんねえちゃんが親指でこさえてる文章はクソなんです。ツイッターはようするにおならかお漏らしなんです。

 日本中がそうしたあまりあからさまに記載してはいけない生理現象でまみれて、僕のような掃き溜めの鶴は悲しい。お前たちはもっと僕の話を聴かなければならないんだ。これは命令だ。
 そういう話なんだよ。

 デンバーでは地方紙が廃刊となり、記者たちはしょうがないから読者の自発的な投稿をベースにニュース発信をはじめたが、イラクやリーマンの記事はまったくなくなり、デンバーの市街電車の路線や存続の話ばかりになった。
 
 え、それのどこがダメなの?
 アメリカの市長なんて交通渋滞を放置したらすぐクビになるよ。市民の興味として、毎日の通勤や買い物のための移動の安全・安定を願ってるんじゃないの? まずインフラストラクチャーの整備を市(なのか郡なのかグレーター・デンバーなのかしらんが)に期待してるんでしょ?
 それは「低俗」なのか? まあ「小市民的」ではあるけど、えー、だめなんだあ。
 全部のジャーナリズムがこぞってイラクやリーマンばかり書いてるから破綻したんじゃないの?

 「権威」とは知的な分業のための社会制度なんだって。僕は権威ありますけどね、ってことですかね。権威がないと発言してはいけないんだって。だからこの人物にとって、得体の知れない連中が跋扈するネットは忌々しいのだ。まあ事実、自分も入れて何事も90%はカスだけどね。

 あとよ、「啓蒙」って何よ? 劇作家なら「蒙」の意味くらいしってるよね?
 誰が「蒙」なんだろう。少なくともこの人物はその範疇にはいないところからしゃべってるんだろうね。

 こうやって一個一個つっこんでると、楽しんでるのが私だけになりそうなくらい、イヤーな話のオンパレードになってしまいそう。

 最後のほうにフェティシズムのことも言ってますね。「もの」としての書籍や活字媒体への偏愛のことを。
 劇作家という空虚な世界ではやはり拠り所となるマテリアルなものが必要なんだな。
 そこを自戒して、自虐的に哂ってくれるならこちらも笑顔で読めたんだけど。私自身、これを書きながら珍しくクスリとも笑ってない。

 「今のところ日本の新聞はまだ健全だが、それは宅配制と再販制の維持によって守られているからである」そうである。

 健全なんだそうだ。これでか。この文章を掲載してか。

 ジャーナリズムは言論を統制します。当然の権利として。国家がやっちゃだめだけど、「プロ」はいいんだそうだ。

 ほんとに木星にでも行ってもらったほうがいいかもしれない。

追記: こんな記事(この人物のも、このBlogのも含む)読んでる場合じゃなく、「地球村の事件簿」、「仮想報道」ででも検索して、読んだほうがまだ百万倍ましです。

 世界中では、どんだけ頭のいい連中が、どんだけ頭割れるくらい考えて、このメディアの激動期にどのような試みで対面してるか読み取ることができるし、おそらくその試みも武運拙く巨大空母グーグルによってかどうかはしらないけど、片っ端から撃沈されていってしまうんだろうが、ある種の清清しさすら感じることもできます。

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いささか旧聞に属しますが、8月8日の読売新聞1面「地球を読む」より。 そこ、二匹目の泥鰌とか言わない! 報道の電子化 山崎正和 劇作家 「情報選択する責任」 拡散 「紙」の権威 近代の知恵  現にブログもツイッターも人の一回の発信量を短くし、短い断片的な文章になじ....... [続きを読む]

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