フォト

新ブログ

無料ブログはココログ

« Dragon Age II イッツ、オーケイ。(1) | トップページ | Dragon Age II イッツ、オーケイ。(3) »

2010年7月12日 (月)

Dragon Age II イッツ、オーケイ。(2)

 続きです。

**********

 我等ハードコアRPGファンなど、ビデオゲーマーの人口からすればごく小さな少数民族のセグメントであり、我等の理想を体現するタイトル("Dragon Age"がその一例)を前にしたら止むに止まれずカミングアウトせざるを得ないのではあるが、開発者に対してスズメの涙ほどの力も持っていないのだ。例えば日本では、「ドラゴンクエスト」の各作品のリリースのたびに、国民の祝日のような騒ぎになる。だが我等はマジョリティではない。ぜんぜん、まったくお話にすらならない。"Dragon Age: Origins"は2010年2月時点で300万本売れた。比較してみよう。"Call of Duty: Modern Warfare 2"が最初の一週間だけで800万本売れ、2010年1月時点で、すでに1500万本を売り上げている。

(訳:うう、この人と全く同じことを私は書いたことがあるのですが、まさか読まれた?(誇大妄想狂))

 ビデオゲーム会社はプレイヤーのためにゲームを開発していると信じたいが、そんなことを信じてること自体アマちゃん、ナイーヴってことだ。ビデオゲームの開発者とパブリッシャーはビジネスとしてやっていて、ビジネスが何を意味するかといえば、それはお金だ。別段全ての開発会社が金の亡者、悪魔だというつもりはない。だが開発者にとっては、真に優れたゲームなんかより、人気のあるゲームのほうが良いゲームなんだ。例をあげよう。Madden と NCAAのフットボールゲームは、たとえ新作と昨年版にほとんど違いがないとしても、毎年キャッシュフローを生み出してくれるからEAの定番ラインナップであるのだ。

(訳:・・・。これも以前全く同じこと書いてますが? やっぱ同じことに行き着くのかね)

 "Halo"のファンだって、新作が前作と大差なくたってシークエルを買い続けるであろう。だって・・・、それも"Halo"だから。RPGだってその咎を逃れられない。私が手に入れた「ファイナルファンタジー」のスピンオフ作品のうち、いったいいくつが「だってFFだから」という理由だったかおわかりか(訳:全部でしょうね)。"Okami"(カプコンの「大神」)、IGNの2006年ゲーム・オヴ・ザ・イヤーの例を見てみよう。芸術的で、優れたデザインのゲームで、まるで気でも違ったかのような高評価のレヴューや賞賛がゲーム・ジャーナリズムの世界で続いた。その年の終わりまでに20万本売れた。"Madden 2007" は280万本売れて、その年のベストセラーだ。君だったら、どっちの作品をビジネスとしてその年にリリースするかね?、受賞も賞賛も、もちろん素晴らしいものだが、それで請求書の支払いはできないんだよ。

 RPGを作り続けるゲーム会社も、他の開発者と同じ問題に直面している。全世界のマーケット・シェアをどのように獲得するか。すでにたくさんのゲームで飽和状態なのに? タイトルにどうやってプレイヤーを誘引するか。シリーズの続編だったとしたら、開発者は、前作のファンを維持しつつ、新規のファンも取り込まなければならないという二重の課題に直面するが、前作と同じ作品ではそれは達成できない。ん、どっかで聴いたことがあるよね?

 RPGはジャンルとしてどんどん水で薄められているのは、もう紛れもない事実だ。開発者がキャッシュを継続的に生み出す必要にかられてゲームを作るのは邪悪だ。もし人々が楽しめるゲームを作ったなら、それは素晴らしいことだ。もし人々が楽しめてお金儲けが出来るゲームを作ったなら、さらに素晴らしい。この業界の会社は、どこであっても最大限可能なプレイヤーベースの構築を狙っているが、それは「特化」、specializingでは不可能で、「一般化」、generalizingでなければ成し遂げられない。だから"Mass Effect"のように一部RPGで一部FPS(訳:厳密にはTPS)のようなものとかを出すと、どーん! 潜在的プレイヤーベースは増大するわけだ。FFXIIのように「伝統的RPG」でもMMOの香りがするようなものを作れば、潜在的なファン層も増えるのだ。

**********

 な、長いな・・・。 これ以上記事数を水で薄めるわけには行かないので、最後までいってしまいましょう。
 そういえばFFXIIは、確かにMMOライクな香りがしたけど結構それが風変わりでなかなか良かった気もする。「白騎士」はなんなんだろうね。上の説で言えば同じ試みなんだが・・・。やっぱストーリーがあまりにガキ臭いって所に尽きるのかな? MMOを取り込んだとしても、FFXIIがMMOの良いエッセンスを取り込んだのに対して、「白騎士」は汎用MMOのダメダメなところを取り込んだとしか思えない。

**********

 我等、一方の端にいる過激なファンにとって不幸なことには、「一般化」が進行した場合、どこかその両極端の真ん中よりにいるファンよりも、理想を損なわれる度合いが大きい。

 ここ(greywardens.com)で、そしてBiowareのフォーラムで大騒ぎしている反応を見ると、そこが悲観的な予測に基づく非難の源であることに気がつく。ハード・コアRPGに極端に「特化」していた"Dragon Age: Origins"が、より「主流」(mainstream)の端に近づくことを良しとしない。

 私も心配はしているが、同時に、この大騒ぎに便乗するような気も起きないのだ。その理由はこうだ。

 以前も述べたように、RPGジャンルは現在アイデンティティ・クライシスを迎えている。ジャンルは非常に細分化され、その用語を定義することすら難しい。FPSは、見たまんま、そのまま。銃尻にいて敵の大群に対している。ナチスかエイリアンかゾンビか知らんけど。その用語がゲームプレイのスタイル、メカニズムを定めており、それはそのジャンルで普遍的、標準的だ。RTS、パズル、レーシング、みんなそうだ。名が体を現す。

 一方RPGでは、他のジャンルでは考えられないくらいのあまりに多くのサブジャンルがある。JRPG(ターンベーストの「ドラゴンクエスト」とリアルタイムベーストの「ファイナルファンタジー」に分類されるかもしれない)、アクションRPG(「キングダム・ハーツ」)、MMORPG("World of Warcraft")、ストラテジーRPG(「ファイアー・エンブレム」)、シューターRPG("Mass Effect")、そしてその他にも、この分類にすら入らないものがあるだろう。"Dragon Age: Origins"がRPGジャンルの中でどれにあたるのかすら、100%定かでもない。

 メカニズムは全て違うが、私にとっては上述のゲームすべてについて、このジャンルに繋ぎとめておくものが残っていると思うから、ダイアログ・ホイールやボイス・オーヴァーで大騒ぎしたりしない。主人公がホークに固定されるのであろうが、デネリム出身で闇討ちの得意なシティーエルフの女子でプレイできないとかうろたえて泣き言はいわない。ゲーム全体がフェラルデン王国、第5のブライト、世界を救うため究極の犠牲となった私のクースランド家の主人公(なぜかAwakeningで生き返ってたけどねえ・・・うううむ)、などと緩やかなつながりしかないとわかっていても、別段どうとも思わない。

 なぜなら、私にとってRPGとは、良いキャラクターと、良いストーリーテリング、そして、私自身がそこに何かを追加できるもの、であるからだ。

**********

 おい、まだ続くんかいっ!

 しょうがないが続きは次記事で。記事数稼ぎじゃないんです。

 

« Dragon Age II イッツ、オーケイ。(1) | トップページ | Dragon Age II イッツ、オーケイ。(3) »

Dragon Age II」カテゴリの記事

ゲーム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1250934/35724732

この記事へのトラックバック一覧です: Dragon Age II イッツ、オーケイ。(2):

« Dragon Age II イッツ、オーケイ。(1) | トップページ | Dragon Age II イッツ、オーケイ。(3) »

2015年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31