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2010年7月 4日 (日)

【AP】あながち、パチモンでもないかもしれない。

 "Alpha Protocol"、PS3版ようやく一回目のクリア前、エンドゲームです。
 認証でプレイできなかったPC版も、それにしても悔しいなと、往生際悪くいじっていたら入れるようになった。よって画像は撮れるようになってしまった。

 でも紙芝居でやるのはちょっとやめときます。

 「笑うしかない」と揶揄されるコンバットシステムのお粗末さ、初代"Splinter Cell"にも負けちゃうのでは?というグラフィックのせいでIGNからも辛いレヴューをもらっちゃったので、世の中ではもうなかったことにされているゲームなんでしょう。SEGA/USの縁があってすら、日本語での発売は見合わせちゃうんじゃないのかな。
 
 コンバットの冗漫さ、不自然さは苦痛に感じる人が多いのは間違いないので、二転三転するプロット、シナリオの妙が目的でなければお薦めしません。さすがの温厚な私ですら、ディスプレイの前で声を荒げることがあるほど、主人公も敵兵士もここぞというところで理不尽な動きをしてくれる。
 
 そうであってもエンドゲームまでこぎつけられたのは、やはり最後はどうなっちゃうんだろ?というストーリーの先が知りたいから。
 しかもここまで一回遊んできて、これは最低あと一回くらいプレイしないといけないかもしれないと思い始めている。
 メインの展開はほぼ一緒なんでしょうが、途中の変化は一回のプレイなとでは全貌を把握できないくらい多岐にわたる。原因と結果も一対一対応ではなく、かなり込み入っているし、NPCの反応などには一種倒錯したようなものもあるので、思い通りの結果が出ないほうがふつう。

 今となっては妄想にしかなりませんが、この複雑なプロットさえあれば十分売りになるので、仮に"Neverwinter Nights 2"程度のシステムとグラフィックでも十分通用したのだと思う。あるいは"Mass Effect 2"か"Fallout 3"などの二番煎じレベルのシステムでもよかった。下手にMSGとか"Splinter Cell"とか、covert(カヴァート)もの、潜入ものを意識して、3Dアクションに固執しちゃったのがいかんかったんですよ(実際、結果として完全3Dでもなんでもないし)。

 複雑怪奇な諜報業界の「自分以外は誰も信用できない」という世界観を武器に、さまざまなNPCとの絡みと、その結果生まれる融通無碍とも錯覚してしまうような展開を中心にすえるべきだったのでしょう。つまり、カヴァート・シューターじゃなく得意のRPGを前面に出すべきだったんですよ。

 訪れる場所もサウジ、モスクワ、ローマ、タイペイ、そしてAP本部だけじゃ、上映2時間のジェームズ・ボンドかジェイソン・ボーンの映画と変わらない。世界をまたにかけるなら、もう少し増してほしかった。
 もちろん、シナリオの分量も比例して増加してしまうってのは障害にもなりうるでしょうけど、3Dにこだわってしまったから増やせなかったというのもあるのじゃないか。レヴューでも批判されていたように、一部実在する建物を除くとどこもかしこも似たような風景で、しかも箱庭にもほどがあるほど狭苦しい。やっとの思いで作りましたって感じ。その分野不得意ならそんな道を目指すべきじゃなかった。

 多彩な能力を中心としたキャラクター・メイキングがあるから「RPG」というにも、無理があるんです。どう育ててもほとんどコンバットに無関係だから。必勝法が存在するというといいすぎだけど、結局ステルスとアサルトライフルをとって、あとは余ったら格闘技かピストルでもとっときゃなんとかなっちゃう。それすら守らなくても、プレイはしていないがずっとショットガンで通してももどうにかなっちゃうかもしれない。

 レヴューでは「主人公もNPCもキャラぜんぜんたってない」と批判されていたが、それはどうかと思う。世の凡百なシューターになんてキャラもへったくれもないんで、それと一緒にするのは酷だ。というかライターに失礼だ。
 確かにエスピオナージもののステロタイプのようなキャラは出てきます。出てきますが、それよりも重要なのは、(まだクリアしていないから言えるですが)誰が信用できるか最後の最後までわからないこと。そういう意味でもプロットのツイストがすごい。善人は誰もいないが、本当の邪悪な精神の持ち主は(予想ですが)、数えるほどしか出てこない。

 ハードボイルドを狙った台詞回しが、みな早口で吐き捨てるような物言いになってるので、モノトーンだ、キャラが際立たない、という批判は確かにある。でも、これハ-ドボイルドだど?(苦笑)
 ハリウッド映画観すぎじゃないのか。ラドラムの小説のどこにこじゃれたセリフを吐くキャラが出るんです? ジャック・ヒギンスに営業スマイルのキャラ出ますか? フリーマントルのキャラがアニメ声で話しますか? 乾いたセリフだからこそいいという気もするんです。でもゲームプレイ自体がもたもたしてるから、せっかくのセリフの雰囲気が全然マッチはしていないとは言えるかも。

 軸足をRPGじゃなく、シューターに置いて、かつシューター狙いなら当然必須要件の「直感的コンバットシステム」と、それを支えるグラフィックの創出に失敗してしまった。
 そういう面で本当に惜しい。重心を置く軸足が違ったんです。 
 
 プロット関係は(たとえ細部でも)強烈なバレになるので「続きを読む」以降に。と思ったけど、もう眠いので次回に。

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