Dragon Age: Total Warは勘弁・・・。
ダークスポーンになって敵ウォーデンをいわします!
それ自体は、前にも書きましたがワードナそのほかでやられている趣向。
その趣向、好むか好まないかにかかわらず、そこが最大のイヤな予感の原因ではなかったのです。たしかにイヤな予感はしたけど。
"Dragon Age: Origins"で、本当のイーヴィル(悪の)プレイはできるのかどうか。
それは今試しているところですが、何をもって「悪」とするかは非常に難しい。だから悩んでしまってなかなか進まない。
気に食わないキャラは出会ったとたんに殺すのが悪?
それとも徹底的に利用しまくってから殺す?
気に食わない奴と意見が違ったら徹底的にやっつける?
それともおだてて褒め殺して、危ない任務に送る?
大体、最後にエンディングを迎えるためには、ブライトを殲滅しなければならない。経過はどうであれ、誰を犠牲に差し出したかによらず、それは結局、善ではないのか?
自分で王位につくことは正確には適わないが、王・女王の配偶者となって悪政・暴政の限りをつくす? これはゲームのフォーカス外だし。
そもそもストーリー展開上、決して殺したり追放したり出来ないキャラがいる時点で違う。
悪の定義が難しいんで、こうなってしまうわけなんですね・・・。
だから「HEAVY RAIN」ではないがチャイルド・キラーとか簡単に割り切りやす過ぎてどうかと思うんだ。
という私も、「バルダーズ・ゲート」シリーズに出てくるお馴染みの(どこが?)連続チャイルド・キラーは、「理屈ぬきに直感的に」こいつだけはゆるさねえ!と思ってプレイしていた。ある意味ラスボスよか悪党。
以下ネタバレになるが許せ。薄い白い字で書いちゃうから。
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1作目では奴の口車に乗って、またこちらも利用すべきと思ってある監獄から逃がしてしまったのだ。この時点で許すべきではなかった(が本当に始末できたかどうかは定かではない、たぶん始末できないから2作目に出てくるのかも)。
ところが2作目でこやつに再会したら、なんとさらに数多くの殺人を重ね、しかもその子供たちの霊魂を縛りつけて、泣き叫ぶ声を聴きながらひなが悦に入っているのである。
問答無用でたたっ斬るでしょ? ふつう。(いや、真の悪党なので、簡単にそうできない罠も仕掛けてあるんだな・・・)
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ダークスポーンサイドになっちまえば、もう問答無用で悪。
その場合の主観は誰の主観とか、哲学的なことはいいっこなし。
そんなこといったら、RPG成り立たんで? だからこのジャンルには根本的な欠陥、拭い去れない違和感があるともいえるし、よく茶化されるような、そして「ワードナ」や「ゆうなま」が狙ったような逆転の発想が成り立つんでしょう。昔のRPG四コマ漫画なんかもそうだったよねえ。
以上により、ダークスポーンが主役は百歩譲ってありかとも思う。別にそんなのどうしてもプレイしたいわけでもないが、このブログをやる以上しないとお話にならんとも思う。
本当に恐れていたのは、
"Play as the Darkspawn"
"Command the Horde"
"Kill the Wardens"
このあおり文句の二番目。
「大軍を指揮する」のところ。
RTSみたいにされちゃったらどうしよう・・・、と真剣に恐れた。
実は、NwNも最後の公式モジュールでは、クライマックスでRPGから逸脱して大軍のユニットにひとつづつ指示を出して動かすRTSもどきのゲームをやらされたのです。NwN2でもどこかでこれはあった。そして「これはいらない」と感じた。
システム上、こんなこともできるんだよ、というお試しレベルのことだったが、やらないとそのモジュールをクリアできないで渋々つきあった。
RPGで大バトルを再現しようとすると、どうしてもそうなっちゃうのかもしれない。
だがあの"Dragon Age: Origins"のオステガーの戦いのカットシーン(ビデオ)さえあれば、大バトルを表現する話は済むんだ。
RPGなんて、結局一兵士、パシリ役のゲームなんだから、将軍となって大軍を動かすなんてことにはそもそも向いていない。それは別ジャンルで十分再現できてるものもあるし。
RPGと銘打っていながら、そっちサイドにチューニングしたつくりの名作もいくつかあるし。
そんなもののために労力を費やされてもなー。
Dragon Age: Total Warは、いらないです。いい物を二つくっつけたってダメな場合のほうが多い。
インタビュー記事を読む限り、その危機は去ったようである。あくまでダークスポーンのパーティで戦うのだと、ちょっと安心したんですが。
いや、隠し玉あるかもしれないので油断は禁物だw。
でも、レリアナの鼻汁はちょっとだけ楽しみかなw。
ようするに、サドゲーですよね、これ。
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