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2010年5月15日 (土)

Nier クリア。GameSpotレヴュー

 "Nier"クリアして、二周目途中まで進行中。
 前回、IGNレヴューの印象と個人的に似ていると書きましたが、ほぼ同じ感じでした。

 意図的にお遣いクエストをやる数を絞って早めにクリアしたので、冗漫で退屈と言うのはあまり感じずに済んだ。それでも右往左往したりしてゲームプレイ30時間くらい。二周目で遣り残しクエストを始末しないといけないのが・・・きついw。

 自分の感想、ネタバレは避けたつもりだが、勘のいい人はわかってしまうといけないので続きを読む以降で。

 GameSpotのレヴューは、5.0でした。同じレヴュアーが"Dragon Age: Origins"、"Mass Effect 2"もレヴューをしていて、それぞれ9.5、9.0であった。そう、ME2のカスミDLCに6.5つけたのもこの人だ。ちなみにFFXIIIには8.5だった。カスミを除きw、ここまであげてきたゲームにはこの人のレヴューに書いていることと自分の感想には大きな差はなかった。

 結構低い点数もつける人だが、最近では"Risen"に6.0、"Divinity II Ego Draconis"に6.5。
 両方とも実際プレイした感じに比べ、「ちょい辛くないか?」と感じたが、どちらも破綻しているまではいわないが、決して上出来のゲームではない。

 それらより低い5.0?
 "Risen"より出来が悪いんじゃ、あまり暇のない人、お金を無駄遣いしたくない人はプレイしなくていいというレベルともいえる。

 レヴュアーは別だが、"Heavy Rain"のEpisode 1が5.0。
 あのたかだか10分程度のエピソードと一緒か?
 そらないよ・・・。(実はあのエピソードのテーマ自体は、本編より面白いと思ったのだが、あれはちょっとねえ) 

 興味はそこから始まったのでした。
 もう一方ではカルト的人気があるのかどうか、日本の複数のところで絶賛みたいなことが書いてあった。
 なんか手放しで喜んじゃってるので、ほんとか?と率直に疑った。

 さてギャップはどこにあるのか。その興味だけで書いてみます。
 断っておきますが、レヴュアー個人がどうのとか、JRPGヘイター(これは歴然とかなりの数存在する)だとか、そういうことを語るつもりはまったくないです。
 またGameSpotが評点基準を見直して5.0=mediocre(凡庸、二流)が平均じゃ!とか言ってるとしても、日本を含む世界中、10点満点の5.0じゃやっぱ赤点に近いでしょうからこれは「低評価」であるとの前提をおいていいでしょう。

 ではGameSpotのレヴューを「抜粋」してみましょう(だって長いんだもん)。

 http://www.gamespot.com/ps3/action/nier/review.html?om_act=convert&om_clk=gssummary&tag=summary%3Bread-review

 あちらではX360もPS3もコンテンツ的には違いはないようです。ただプラットフォームで(主として技術的な面で)評価に違いが生じることがあるようです。
 私がプレイしたのが北米PS3版ですから、そちらのページを参照しましょう。

**********

"This dreary action role-playing game has its worthwhile moments, but they're separated by countless hours of fetch-quest tedium."

 この物憂いアクションRPGには、プレイする価値が見出せる場面もいくつかあるが、それらの間は、何時間も要する退屈なフェッチ(お遣い)クエストの連続で分断されてしまっている。

【よい点】
 ・さまざまなジャンルから持ち込まれた多様な要素
 ・いくつかの「クールな」カメラ割り
 ・素晴らしいサウンドトラック

【悪い点】
 ・きりのないフェッチ・クエスト
 ・つまらないパズル
 ・ストーリーに興味を持てるようになるまであまりに長い
 ・コンバットが簡単で退屈

 Nierにはアイデアが詰まっている。RPGでもあり、ハック・アンド・スラッシュの剣戟もあり、見下ろし形シューターでもあり、2Dプラットフォーマー(訳注:マリオとかソニック(まだいるか?)とかのあれ、横スクロールアクション?)でもあり、パズルゲームでもある。興味をそそるプロット展開があって、見た目悪そうな(だが簡単に負ける)ボスに強力な攻撃を仕掛けるチャンスを与えてくれる4、5時間の間であれば、こうしたアイデアは見事に融合するであろう。

 残念なことにエンディングまでの25時間から30時間はとてつもなく遅いテンポの進行と、恐るべき退屈さを我慢しなければならない。自分が大冒険のヒーローなどとは感じられない。むしろ、病気の娘を抱えた髪の毛ぼさぼさの醜い遣いっ走りで、あまり印象に残らない同じ風景の中を何度も何度も、何も起きない時間を我慢しつつさまよい続けなければならない。

 エンディング前のファンタスティックな場面や、他にもいくつか感動的な場面が用意されていることから考えれば、これはとても残念なことだ。
 だがそのエキサイティングな最終章と明るいファンファーレの鳴り響く一二の場面をのぞけば、このアクションRPGの大部分は、休止符だらけで高い調子の出番があまりに少ない長くだらけたシンフォニーである。

**********

 さて冒頭部は、お作法として全体のまとめを書きますから、ここは全部まじめに訳してみました。
 果てしなく続くお遣いクエストがお気に召さないようでありますね。
 次からは抜粋で。 

**********

 スローペースも、ストーリーが引き込まれるものであれば結構だが、ゲームの前半には歯ごたえのある出し物はほとんどない。
 主人公は闇の勢力(Shade)によってもたらされたと思われる奇病で余命いくばくもない娘を奇跡的に救うことだけを目的としている。かつて地上に栄えた旧世界に関する陰湿な秘密を発見するのはゲームの後半まで待たなければならない。
 単純で無口、驚くほど家庭的な主人公は、近年まれに見る醜さを除けば、まるで面白くなく、魅力的でも複雑でもない。
 よって父親である主人公にも娘にもなかなか感情移入することは難しい。 

 ありがたいことに、この湿っぽいストーリーに活力を与えてくれるコンパニオンがいる。
 知性ある書物、主人公の魔法の源泉でもあるGrimoire Weiss(白の書) 。一番面白いキャラクターで、幸運なことに一番おしゃべりだ。バカバカしいほどメランコリックかと思えば、たちの悪い冗談もこなす。
 その対極であるKaine(カイネ)は気分屋、口汚い言葉を吐く若い女性。Nierの舞台は、未来の設定だがファンタジーでもありスチームパンク、あるいは日本の神話にもテーマを借りている。彼女の不敬な言葉遣いは不必要で場違いと感じられる。
 宙に浮く球根頭のガイコツは、情緒不安定だが気のいいやつで、Nierでもっとも感動的な場面での中心となる。

 さっぱり見栄えのしない世界のなかで、これらのキャラクターたちだけがちらちら輝いているのは悲しい。砂漠の街などいくつか芸術的光景もあるが、ほとんどの時間はもっと何もない緑の野原で過ごす。後に別な手段を入手しない限り、多数のサイドクエストをこなすため同じ場所を行ったり来たりする。モノトーンなクエストの連続で途中はずっと何も起きないこともしばしばだ。武器をアップグレードするにも何をするにも、途方もない時間移動し続けなければならない。

 クエストをこなし、レベルをあげ、武器を入手し、屍骸を漁る。他のRPGと変わりはない。だがコンバットは"the Devil May Cry"のようにハック・アンド・スラッシュ、ボタン・マッシュが必要だ。魔法もある。コンバット・システムは機能しているが面白くない。敵の種類が少ないためかもしれない。
 そして最大の欠陥はあまりに簡単なことだ。ボタンを叩き続け、魔法を飛ばし、身をかわしていけば全部間に合ってしまう。武器の強化はできるが、これだけ長い間敵を倒し続け、クエストで何時間もグルグル、ウロウロ旅しなければならないなら、どれだけ素晴らしい武器を報酬でもらっても割に合わないだろう。

 ところがNierはRPGだけでもアクションだけでもない。パズル、2Dプラットフォーマー、"bullet-hell"バレットヘル・シューターでもある。いくつか意外にも面白い結果も生んでいるが、常にそうではない。ある種の能力を奪う部屋というアイデアは面白いが、いくつも続けすぎだ。ブロック押しパズルはなお悪い。テキストスタイルのシークエンスは最初は面白いと感じられるがやはり長すぎだ(似たものでは"Lost Odyssey"のほうが優れていた)。
 ときたまトップダウンカメラの視点に移行するアイデアはとても洒落ている。横から見た視点は機能していないこともあるが、建物の中では魔法のように効果的でうまくいっている。

 それまで大部分の退屈なゲームプレイから考えると、エンディング直前のくだりが心をつかんで話さないのは不思議だ。ここにもはしご登り、ブロック押し、螺旋階段のおっかけっこなどいくつか(余計な)踏み外しがある。だが最終部分は複数のボスとのテンポのよい戦いで引き締まってくる。開始当初のボスほど倒すのが難しくもないが、見た目デザインはとてもよい。長時間同じ殺風景を見せられた後では風景の変化もありがたい。
 一番重要なことには、ストーリーがようやくつながりを見せ始めるのだ。物語がこうまで単純で堅苦しいペースでなければ、終幕はもっと衝撃的に感じられたであろう。そうであってもファイナルバトルはプレイヤーに深く考えさせるイメージを植え付ける。二周目ゲームへの移行も独特の形式でなかなか面白い。

 美しいサウンドトラックは少し過剰とも感じられるが、騒々しいコーラスの繰り返し、軽快なアリアは、殺風景な光景より遥かに際立つ。
 残念なことに、素晴らしい音楽と二時間ばかりの楽しいプレイは、このけだるい哀歌をコツコツと最後まで続ける理由にはならない。10時間の価値あるプレイが、無慈悲にも30時間のフェッチ・クエスト・マラソンに引き伸ばされ、せっかくのポテンシャルを浪費してしまった印象を受けるのだ。
 何か風変わりなものに飢えているならNierを試すのもよいが、一言警告をしておく。この一分野に集中しなかったアクションRPGの全体は、各部分の総和よりも価値が低い。

**********

 そうか、無駄に過ごした30時間も10分も、単位時間当たりは一緒ということか・・・。
 サイドクエストをほとんどこなさなくても、Normalなら20時間以内、15時間でもクリアできるかもしれないが、そうなると40-50時間のRPGと同じ価格の価値はあるのかと、またいつもの議論になる。
 ストーリーやドラマの良さ、アイデアの豊富さは認めても、最後まで見るための努力は苦痛というのがまとめですね。
 とくにグラフィックがまさにメディオクレなレベルなので、確かに(メインクエストですら)同じところを何度も訪れるのは、自分でもちょっとねえと思った。

 いや同じところを何度も回るのにはわけがある、マルチエンディングを見てないお前がなにをいうか?
 ああ、確かにわけはありそうですね。でも敢えて二周目以降に持っていったのも、苦渋の決断じゃないですかね? 長く遊んでもらうために。
 「マルチエンディングをやってこそ価値が」というのは無しにしましょう。それはやっぱり掟破りだから。15時間掛ける3とか掛ける4とかでやっと価値がわかるんじゃ、40-50時間の初回プレイでも面白く、マルチエンディング見るため数百時間プレイされるものと比較になんないもの。
 もし「三周やってこそが正典です」とかなると、黙っちゃいます。最初から同じことを3回やらす気かと。

 確かに万人には薦められない。

 酸いも辛いも噛み分けた人こそやるのだろうが、そういう人はきっと危険を感じて近寄らないのかもしれない。(自分は、噛み分けてませんから手を出した)
 「ちょっとなー、勘弁してよ」と思うところもある。あるっつか、結構いっぱいw。
 でも全体的にめっちゃ損した気分にはならないw。
 少なくとも一回クリアして、二回目にも足を運ぼうと思った。

 次回は、もっと予算くれてやってくれよ、って感じですかね。
 (そこに帰結しちゃうと、何のための記事かわからなくなるけどね)




  

 個人的にはIGNのレヴューに書いてあることに、ほぼ反論はないのですが、ただ二週目はじめにある趣向・・・。テキストのあれだけはほんとうに勘弁して欲しい。

 英文で読むから苦痛じゃなく、これを日本語で読まされたらさらに頭にきたと思う。

 ストーリーがライトノベル風の内容でも一向にかまわないんだが、あれでは予算がありませんといってるようなものだから。
 途中のForest of Mythでも同趣向のものが(一部は必須クエストとして)出てくるんですけど、いくら言い訳されてもあれはないわー。

(英文訳は非常に素晴らしくて妙に感心したのだが、もしや英語台本がオリジナル?と思ったくらい。でも日本語版をみる気はちょっとない。あのお値段で日本語版も買おうとはちょっと思えないので)
 
 他にはやっぱマップの数はいかんともしがたいくらい少ないかもしれない。
 モブ(モンスターなどの敵)の種類が少ない、同じボスが何回も出てくるなど、いろいろな面で苦労してるのは感じられるけど、そういうのが致命的にダメだとも思わない。

 パズルは確かに面白くない。あの砂漠の廃墟?でやらされた能力封じの部屋の連続は、一回目はちょっと面白かったが、解法がわかったものを今後何度かやるのかと思うと確かにぐったりはする。(間違い。マルチエンディングには関係なかったですね。助かったw)
 
 マルチエンディング見る気はあるものの、気力体力充実していないと、やっぱくじけそうですわ。

 コンバットはあんなもんかなあ、と思ったけど。簡単だろうがなんだろうが気にならないのでw。

 どうしてストーリーをもっと前面に持ってこなかったのかな?
 マルチエンディングを見てから言え?

 まさかありえないとは思うが、作り手がそこに逃げ込んだのだとしたら、一番の欠陥かもしれません。本当にマルチエンディングを標榜して何度もプレイさせるには、やはりそれなりのものがないと・・・。 

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