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2010年5月16日 (日)

Darkspawn Chronicles Interview

 ちょっと評判のゲームについて触れると、ボロカス思ってる人も含めて格段に読んでくれる人が増えていただけるのです。
 ありがたいことです。 

 だが、そういうことに頼ってはいけない。身の程を忘れてはいけない。
 ここはあくまで場末のニッチ酒場!です。
 米軍ベース脇のこきちゃないところみたいな?

 水割り? 坊や、ミルクのほうがいいんじゃねえか?(ネタが古いなあ)
 
 自戒。本業を忘れないようにしましょう。
(でも最近ぜんぜんやってないじゃないか!)

 あちらE3前なのでめぼしい洋ゲーは少ないのよ。
  
 そろそろ本気で開店休業かなあ、と思っていたら運よく"Dragon Age: Origins"のDLC"Darkspawn Chronicles"と"Mass Effect 2"の大型DLC"Overlord"来てくれました。

 「運よく」じゃないんですよね。まさにE3前だからでしょう。
 さて、"Overlord"は、フルスケールのDLC(形容矛盾か?)なので、おいておいて、"Darkspawn Chronicles"にケチをつけます。

 自分の好きなゲームは「可愛い可愛い」で、他のゲームはケチばかりつけるのではファンボーイのそしりを免れない。(でも"Nier"にはぜんぜんケチつけてないですけどね。うそだと思ったら「心の軋むとき」のほうをごらん下さい)

 ただ中身も見てない現在、言えることは何ゆえにこのようなものが出てくるか、という大人の事情批判です。

 Biowareの人のインタヴューは聴かなくても結構。一応リンク。

http://www.gamespot.com/xbox360/rpg/dragonageoriginsdarkspawnchronicles/video/6262186?hd=1

 まず、なぜこの時期に?

 E3前だからでしょうね。3月リリースの"Awakening"から3ヶ月経過するし、その間エイプリルフールのお遊びDLC以外音沙汰無しというのが問題と思われたのでしょう。
 ME2の"Overlord"は計画的に当初からこの時期リリースだったのかもしれない。DA:Oは"Awakening"で一息つけると思ったのが、予想外にインパクトが薄かったのであせったかもしれない。

 なぜこの内容?

 上が正しければ簡単ですね。急ごしらえで間に合うもの。

 根拠。

1.ベースシステムはもちろん、マップ、地形モデル、キャラクターすべてOriginsの流用である。
2.ダークスポーンのアビリティは、すでにオリジナルで登場しているものばかり。
 (多少新しいアイコンを用意する、ユーザが起動できるようにするなどの修正がいる程度)
3.ダークスポーンは「定義上おそらく」しゃべらないので、セリフのシナリオが要らない。
  (広い意味のシナリオは必要だが、シナリオというよりは設定と進行程度か)
4.セリフがいらないのでヴォイス・アクティングもいらない。
 (アリスター他、オリジナルのヒーローの人たちは、オリジナルのセリフを流用すると思われる。
 よって声優のお仕事が追加しない。きっとナレーターくらいかな)
5.オリジナルと多少異なるパーティ編入・脱退システム、好感度(畏怖度)システムに多少の修正がいるが、たいしたことない。
6.こんなんだからテストもまず、たいしたことないレベル。

 まとめ。つまり、お金(と時間、同じものです)のかかる大半の作業が発生しない。

 これ、まさに"Neverwinter Nights"などでモッダーたちが作りそうなユーザ・コンテンツですよ。

 Biowareの人は「DLCについて多くの異なるアプローチを試しているところだ」と言い訳していました。
 またEAのMBAに説明しやすいようにするためか「パワフルで理屈ぬきに楽しめるようにポジショニングしている」などと、ポジショニングという専門用語使ってますが、非常に心配です。

 Biowareのポジショニングなんて、もうはっきりしてます。
 もし、それを変えようとしてる、リ・ポジショニングしようとしてるなら話は別ですが(というか空恐ろしいのですが)。

 まずCRPGの中では明確にディフレンシエーションしています。「差別化」とか訳さないほうがいいです。誤解を招く用語だから。
 ターゲットはマチュアな(中でも比較的年齢層の高い)コアRPGゲーマーです。マーケットは北米を中心に、豪州・欧州です。一般にお金を払う気満々で、ロイヤリティは高いです。だから再購買意欲も同様です。
 ディフレンシエーションの源泉であるBiowareの「売り」、ユニーク・セリング・プロポジションは、分厚いシナリオ(エッチシーンと乾いた笑い含む)、コテコテのロールプレイングとそれに必要な濃いキャラ、悩ましいエシカル・ジレンマ、オーソドックスだが「直感的な」コンバットシステムと決まっています。 
 ちなみに今回の"Darkspawn Chronicles"ではその大部分が抜け落ちています。「パワフルで理屈抜きに楽しめる」は最後の部分だけをクローズアップしてることになります。

 過去の製品で培われた実績・イメージなどから他にないディフレンシエーションした堅牢な地位を築いているわけで、言い換えればポジショニングが決まっていて結果セグメントも決まっている。他の会社がその地位を脅かすのは投入する時間とお金(通常同じものです)を含め至難の業である。

 ポジショニングとは、逆にターゲットセグメントを決め、それにあわせて製品・サービス(のイメージだけの場合も)を変えることをいう場合が多い。もしも、そういう意図があって、今までのBiowareの「売り」が大部分欠落した"Darkspawn Chronicles"を出すのだとすると、これはもう買うほうは(買わない人も)実験台です。ちょっとやめてくれと思う。
 余計なことをして、ロイヤル・カスタマーがしらけるとろくなことにならないんですよね。 
 なんだろう、Star Wars方面の"Force Unleashed Sith Ed."みたいなものでも念頭にあるんだろうか。

 単純に場つなぎで何か出せ、金をかけるな(時間もないぞ、ってしつこいけど同じものです)、ただし耳目を集めろ。
 そういうEAの近視眼的要請であることを祈るばかりだ。気まぐれに言ってるだけだから、E3終わればもう忘れて口出さなくなるだろうし。
 まじでおこちゃま向けセグメントとか、やめてくれー。
 もうLEGO・シリーズとかあるしー。(あれって子供向けじゃないのか?)。 

 文句言ってるけど結局買うんだろ?
 ロイヤルカスタマーだからw。
 いやネタ切れだから。
 でもあまり記事になりそうにないけどね。
 
 ユニーク・セリング・プロポジション、日本語と違ってこの場合「ユニーク」は「唯一無二の」ですから、Biowareが出してくれないとストライクゾーンど真ん中は他にないんですよ。
 いとこ関係みたいなObsidianはちょい外角低めなんですよね。Obsidianこそ"Fallout: New Vegas"で汚名返上の一発でも放って欲しいものだ(あちらは品質悪い、納期遅れのイメージをリ・ポジショニングするのが必要)。

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