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2010年5月29日 (土)

【AP】予約キャンセルしていいですか?

 あー、恐れていたことといいましょうか、予期していたことが起きてしまいました・・・。

 "Alpha Protocal"のGameSpotレヴュー。

http://www.gamespot.com/pc/rpg/alphaprotocol/index.html

 レヴュアーはお馴染み(どこが?)、ケヴィン君。最近では"NIER"に5.0というスコアをつけた人。でも"FFXIII"には8.5という穏当なスコアであった。多少点の甘辛がはっきりしたレヴュアーではある。

 スコアは6.0。
 これは個人的にはよほどのことがないと正価では買わないレベルだ。

 まだ自分でも入手もしていない、日本でもよっぽどの好事家じゃないと入手していないはずなんで、レヴューの要旨は「続きを読む」以降に・・・。

(英文にはネタバレありますが、訳では極力避けています)

 予約キャンセルできないかなあ。届いちゃうなあ。
 怖いものみたさもあるから、買っちゃおうかなあw。





 "Alpha Protocol"(AP)の驚くべき複雑さは、バグまみれ、ぎこちないゲームプレイ・メカニズム、雑な品質のため、色あせてしまっている。

 良いところ

・プレイヤーの選択の結果は、その後のストーリーとゲームプレイにずっと影響を及ぼす。
・ミッション解決にはさまざまな手段があり、キャラクターの成長方針も同様に多種多様である。

 悪いところ

・なじみにくく、まともに作動しないカヴァー(隠蔽)メカニズム。
・できの悪いアニメーションで台無しにされた取るに足らないヴィジュアル。
・射撃にもステルスにも影響するひどいAI。
・ストーリーに人間味も面白みもない。

 だめじゃん。典型的クソゲーじゃん。

 レヴューすら読む気が失せてきましたが、他にネタもないので続けよう。  
 ただし士気阻喪ぎみなので、いつもよりさらに超訳です。

**********

 "Alpha Protocol"(AP)をプレイするのは、500ピースが欠けている5000ピースのジグソーパズルを遊ぶようなもの。
 全体像がどうあるべきか(どうしたかったのか)理解できるが、最終製品はまだまだどうしようもないくらい未完成のレベルだ。
 異常なまでにフレキシブルなプロットは本当にストーリーにもゲームプレイにも多大な変化をもたらす。
 悲しいことに、それ以外のほとんどの部分はでたらめなつくりで生煮えのまま。
 紙の上だけで読めばAPは楽しそうなゲーム。銃撃戦でも、ステルス移動でも、あるいはそのミックスでもいいから敵地に侵入し、コンピュータをハッキングしたり錠前を解除したりして秘密をゲットする。現実にはそのひとつたりともまともに動作しない。ステルスのカメラワークはひどく、その他の面の不具合も考えると、プレイして楽しいものではない。

(最初の段落だけでもうよいかと思う内容。訳していて楽しいものではない)

 主人公マイケル・ソートン(Michael Thorton)はAPと呼ばれるUSのトップエージェント。サウジ・アラビア、ロシア、イタリア、台湾など世界各地を飛び回るさまはTVドラマ"24"と似ていなくもない。ただしエンディングまでのルートは自分で選ぶことができる。
 
 APの最大の売りはこのプロット進行の複雑さだ。会話の選択肢は広いが大抵「アグレッシヴ(好戦的)」、「プロフェッショナル(任務優先)」、「スワーヴ(柔和的)」のどれかにあたる。相手のNPCは主人公の対応によって、好意・悪意を持つこともある。重要なNPCに好かれればスタッツや武器のボーナスを得ることも可能だ。主人公の生死を分かつほど極端な選択を迫られる場合もある。プロット自体は固定だが、何を発見するか、誰と行動を共にするかが違えば変化に富んだリプレイが可能だ。
 ストーリーに本当に介入できると感じさせてくれるゲームは非常に少ない。APはそれが可能だ。しかも異常なまでに可能だ。

(この美点だけあれば他のメカニズムが凡庸でも、8.0くらいもらえてるよなあ・・・。他は落第点ということか)

 残念なことに、ストーリーテリングは自らの複雑さの自重に耐え切れなかった。 複雑なメカニズムの故、ストーリーに「ハート」はなく、枝葉のプロットに感情移入することは難しい。エンディング直前まで進むと、Obsidian Entertainment にはストーリーをまとめるという能力が欠けているのではないかとさえ思うかもしれない。
 声優は精一杯がんばっているが、APに楽しみは存在せず仕事のみ、キャラクターは存在せずプロットのみ。

(そう・・・。ここにはObsidian の悪い癖が全部出ている。そこは後で詳しく)

 ストーリー同様、キャラクターの成長も広い選択の幅があり、自分の好みで育てることができる。RPGでいう「クラス」を選び、それに従い能力ツリーが提示される。レベルアップのたびにポイントを消費して成長。スタッツ、武器を含め、その成長のフレキシヴィリティは文句なく賞賛に値する。

 残念なことに(またかよw)、この広い選択の幅によって当然享受できると期待されるプレイは、ゲームメカニズムによって台無しにされている。APの世界を動き回っていると、すぐに「何かが間違っている」と感じるはずだ。カメラワークは当てにならない。こそこそ動き回る間の視点の切り替えなどは笑うしかないくらいじれったい。
 他のゲームでは何年も前にとっくに克服しているはずの問題点がそのまま残っている。

(この後も、「頭痛がするほどひどい」カメラの悪口。訳してるこちらが頭痛を催してきたので省略。これもObsidianの弱点。カメラワーク。NwN2などの欠陥によって悪評が定着している。それを克服しようとしていない、解決できる人を誰も雇っていないのがすごい)

 カヴァー(隠蔽)システムの問題はカメラだけではない。必要なときに機能しない、遮蔽物に使えるべきものが特に理由もないのに使えない、遮蔽物から離れたいのになかなか離れられない。大抵のバグは致命的ではないが、中には遮蔽物から顔を出すと照準が喪失するバグなど耐えられないものもある。

(さあ、だんだん腹が立ってまいりました。"Mass Effect"のカヴァーシステムも慣れるまでなかなか手ごわいものでしたが、いったい何年前の話だよ、ということですよね。"Mass Effect 2"ではそこらへんもかなり改良されているし、他のシューター系ゲームでもカヴァーシステムはもう基本ともいえるフューチャーです・・・。ステルスシューターでそこやらずに何を開発してたのか?)

 APのシューティングは特段すばらしくもないが、ゲーム内の最良の武器を選べばまずまず楽しめる。アサルトライフルと、初期にアンロックできる自動照準の能力を組み合わせれば最強だ。このゲームは素直なシューターとは異なり画面上で敵の頭に照準をあわせても、裏の計算ではずれを判定されることもある。
 ステルスと格闘戦、ピストルとショットガンに特化したキャラが、長距離射撃でしか解決できそうにないシナリオやボス戦に出くわし、フラストレーションを感じることもある。

 戦闘の難しさは、そのほとんどが、敵の必死な抵抗などではなく、上述の武装種類などのバランスの悪さに起因する。AIもひどい。なにか奇妙なランダム性に左右されてるとしか思えない敵の行動によって、本来期待されるべき戦闘における緊張感は損なわれてしまう。
 最終製品に残すべきでないあまりに単純な欠陥まであり、驚きを禁じえない。ある能力を発動したエフェクトのため照準も、敵すらも見えなくなるようなものだ。

. (エフェクトの問題もあったなあ。三つ子の魂百までじゃないが、Obsidianは反省できない会社なのかもしれない・・・)

 常に射撃が必要なわけでもない。ステルスの能力ツリーでは有益な能力も手に入る。だがAPはまともにシューターと呼べるものでもないのと同様、まともなステルスゲームでもない。射撃同様、敵AIには欠陥があり、寄りすぎるカメラのため近くの敵が見えない。数秒だけ不可視となる特殊能力はあるが、そのスキルをただ発動するだけのことであり、賢いAIの裏をかいたり、環境を利用して忍び寄ったりするわけでもない。

 エスピオナージRPGにはハッキングや警報解除が不可欠だ。APにもその手のミニゲームがある。中には迷路パズルに似た面白いものもある。苦痛なものもある。コンソール機ではそこそこ面白い解錠パズルは、悲しいことにPC版ではパズルですらないくらい簡単になっている。.

 アンリアル3のグラフィックエンジンを用いているが、それがわかるのは、エンジンのテルテイル・テクスチャーのポップインが見えるときだけだ。PC版ではわからないが、コンソールではあまりに目障りである。10秒たっても高解像度のテクスチャーが現れないことさえある。ヴィジュアルが素晴らしいければ許そうとも思えるが、どのプラットフォーム版もお世辞にも良いとはいえない。
 「醜い」までは言わないが、時代遅れで審美的に見るべきところはない。

 APの野望は賞賛すべきだし、自分がRPG狂いだと思うならどんなに複雑なのか試してみてはどうだろう。だがゲームの各部分はあまりに生煮えのままだ。まともじゃないカヴァーシステム、凡庸な製品価値、根本的欠陥の放置。これらに募る不満のため、ゲームの経験は急速に損なわれるだろう。
 込み入ったストーリーや複雑なキャラクター成長は印象深い。ゲームプレイがその水準に至らなかったのが残念でならない。

**********

 上のレヴューには、 カメラワーク、エフェクト、ぎこちないアニメ、Obsidianの悪いところが全部出ていて、それらは"Neverwinter Nights 2"のリリース直後のヴァージョンで指摘されていたことと同じだ。

 ずっと放置して、その弱点をなんら改善していないのがすごすぎる。NwN2のときのようにしばらくしてパッチで直せばいいやと思っているのか。NwN2がまともに動くようになるまで、1年以上かかったはず。APはすでに4回発売延期してこれなのか。

 こうなると、もはやマネジメントレベルの欠陥でしょうか。

 ストーリーの複雑さとキャラメイクの豊富なオプションは、元々それがなければこの会社に存在価値はないので、こちらからすれば普通に期待通り。
 ただし、「ストーリーに味わいがない」は、これもObsidianの特徴なのです。 

 以前どこかに書きましたが、ホラー界のベストセラー作家と言えば、一時期はキングとクーンツ。
 例えればBiowareはキングで、Obsidianはクーンツ。
 前者は、本質的にはホラーではあるものの、登場人物の人間模様やなにやらで非常にカラフルな感情表現がなされている。泣き笑いあり。
 後者は、「ただ怖いだけ」。ノンストップで怖がれ!というスタンス。

 どっちがいい悪いではなく、スタイルの違いだし、両者それぞれファンもいるでしょうが、個人的にはやっぱキングでしょう。
 でも、「ストーリーのまとめ方を知らない」まで悪口言われるようなことはなかったけどなあ・・・。リードライターがゲーム完成前に会社から離れちゃったりして、何か内部事情あったのかもしれないですが。
 このBlogでも以前紹介しましたが、Biowareのリードライターが言っていた「誰も製品完成直前の最後の20%の仕上げのようなつまらん仕事はしたくないのだ。だが、泣きながらでもそれをやるのがプロだ」という話。
 Obsidianの問題は、ここら辺にあるのではないかと思うのですが?

 このレヴューを見て、当然心配になってくるのが、次の話。

 "Fallout: New Vegas"は、すでに"Fallout 3"で骨格部分ができているものに新シナリオを追加するだけ、であればObsidianの美点のみ残り、弱点は露呈しないで済むのかしら?

 だがフォーラムの"Fallout 3"ファンのガイジンたちの間ではもう、大変な騒ぎになってることだろう。
 「もうお前には任せていられない! 名誉の辞職しろ!」とか? 

 

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