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2010年4月13日 (火)

DAO ドワーフノーブル主人公編(その6、アフターマス)

 ガイダー・インタヴュー、続きます。

 今度の質問は、ビデオゲーム、特にRPGはストーリーがよければシステムがへたれてても遊べるが、逆はありえない。ストーリーライターとして一番重要なことは? というもの。
 ここ、個人的に興味津々、重要なのでべたで訳します。そういう態度がそもそもダメだ、と言われてるんですがw。

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 プレイヤーはエージェンシー(agency、注)を求めてるんだ。ストーリーに引っ張られるんではなく、引っ張りたい。もし逆に引っ張られるようになったら、これはゲームだと気がついて幻滅する。もちろん元々幻想に違いはない。ゲームで認められることだけやってても幻想でしかないんだから。

 ゲームの選択肢に次々と選択肢を重ねても、本当の自由を得るための壁は破れない、どころか全く逆の結果になる。
 もしゲーム内でプレイヤーは何でもできるという期待をユーザに植えつけたら、彼らはそうじゃない場面がどんどん気に障り始めるだけだ。
 だが可能なことは、ゲームだから制約はしょうがないと納得してくれるポイントまで、プレイヤーを連れて行くことだ。このストーリーには自分も参加しており、キャラクターは自分の行動に反応し、態度を変えると信じ込ませることだ。
 
 すべての者に納得させることはできない。それは所与だが、プレーヤーが最も気にしているのは「プレーヤー(彼ら)の」ストーリーであって、「ライター(自分)の」ものじゃない、ということさえ忘れなければ、多くの者に納得させることができるだろう。
 
 これこそ、言うは易く行うは難しの最たるもので、主人公が白紙状態のゲームだと特に過ちに陥りやすい。主人公が重要なキャラクターであるということを忘れ、自分が創り出した他のキャラクターはそれ自身では存在価値がなく、主人公がいるからこそ関係性を持てることを忘れてしまう。
 ときとして、自分の可愛い可愛いストーリーばかり気になって、プレイヤーのことなんてすっかり忘れ、手遅れになってしまうこともある。そうやって観客が離れていく。
 これは結局、実際にやってみて何をすべきか、していはいけないか、学んでいくものだ。

(注)agency・・・。難しいね。「作用」とか「媒介」が一番近いのかな。何かインプットを与えて、アウトプットに変化を及ぼすとか?

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 こういった考え方が"Dragon Age: Origins"や"Mass Effect"シリーズでどこまで実現しているか?
 個々人で意見があるでしょうが、現在のCRPGの世界では(異色なことに)一番踏襲されている作品がこれらのシリーズのようです。
 物語の幻想を維持するには、やはりエンディングとアフターマス(その後)は大事なんでしょう。そこを疎かにしていないつくりだから、プレーヤー(私)の物語はまだ終わっていないと錯覚できる。

 ただ、個人的にはME1の強制執行は認めないけどね。あそこがまさにゲームに遊ばされてる(遊ばれてる?)と意識した瞬間だから。
 OriginsやME2では、結果的に重要な登場人物や、仲間が死んでしまうなど、取り返しのつかないことはあっても、それはプレイヤーが見捨てたか、へたれたから。プレイヤーが「作用」を及ぼした(ようにみえる)結果であり、納得づくなわけだから、まんまとライターの術中にはまっているわけですね。

 こうなるとFFXIIIの話題は避けられない。ありゃー、ちょっと強制進行が多すぎるよね。あまりにボロカス言われてたから確かに弁護したくもなったけど、ちょっとねー。
 発生イベントの内容、順序から何から一切触れない。主人公(が誰かも実はわからん)が作用を及ぼす、介入することも難しいんで、まさに映画。だから最初から映画のようにカットシーンだけつないで観れるようにしてくれと言ってたんですが。
 やりすぎてんですね。可愛い可愛いストーリーを大事しすぎてんですね。

 FFXIIIで一番感動的で面白かったのが、突然ストーリーの強制進行から解放され、MMOのフィールドライクな荒野に投げ出された瞬間、というのがすべてを物語っていると思います。箱庭の中でも自由は自由だ!w

 MMOなんかに絡めるとまた面白いですが、そろそろブログ主(私)の可愛い可愛いロジック進行の押し付けになってるので、やめましょう。 




 主人公が犠牲になるエンディング。
 どうなのでしょう。世の中ではこれがやはり初回プレイで選ばれたのでしょうか?
 「モリガンの儀式」を選ぶケースが一番多い気がしますが、これも私のバイアスかかった見方ですかね。

 以前のエンディングはこちら。今回見直して細かい誤訳を修正(ドワーフの"The Commons"は、「庶民」ではなく「コモンズ」という地名でした、など)。

 初回時
  http://vanitie.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/aftermath-06ca.html

 二回目
  http://vanitie.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-163f.html

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 今回のエンディングでは、当然フェラルデン宮廷まわりが一番違いがあると思ったのですが、アノーラ、アリスターとも個々に君主となった場合と行動パターンがほぼ一緒w。何があっても自分を見失わない人たちなんですねえ。
 ちなみに「君主」はアリスターになってると思われますが、ハッキリ書いていません。

 驚いたのは、このパターンだとティーガン卿がレッドクリフ領主を兄イーモンから譲り受けること。また、サークル・タワーの部分で狂人または狂気の独裁者となったテンプラー・カーレンの記述が一切ないこと(理由があるはずだが・・・不明。何らかの方法で狂気に堕ちる前に救済してあげたのか?)。 ザスリアンの末路も意外。
 ただ一番の衝撃は・・・。それは後で書きます。

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 婚儀後の数ヶ月、アリスターとアノーラはフェラルデン国政の執務に追われた。アノーラは有能な統治者の才を発揮し、宮廷内の諸事も卓越した手腕でこなし、玉座にて法の裁きを下すことに惜しみなく時間を注ぎ込んだ。・・・一方、アリスターは、女王に国政を任せきりにできることを非常に喜んでいた。彼は国内を頻繁に旅し、市井に自ら分け入り、興奮した民衆から絶え間ない歓声を浴びた。

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 聖なる遺灰の壺がフェラルデンで発見されたとの知らせは、しばらくチャントリーの外部には漏れなかったが、ダークスポーンが征伐された数ヵ月後、ブラザー・ジェニティヴィがその発表を行った。研究結果と、アンドラステ・カルトに係わる彼の経験を詳述した報告書は、セダス全土の学術関係者の間で大変な関心を集めることとなった。

 何年か後に、チャントリーはアンドラステの遺灰の安置場所を公表した。セダス中の敬虔な信者たちの興奮が波紋のように広がり、遺灰を一目見ようと、またそのヒーリング・パワーによる治癒を受けようとする、数多くの巡礼者が訪れた。

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 数ヶ月に渡る努力の末、サークル・オヴ・メジャイはサークル・タワーに残ったヴェイルから訪れた最後のスピリッツを排除した。アボミネーションが再び現れることはなく、ファースト・エンチャンター・アーヴィングは、悦びと共に今やタワーが安全であると宣言した。救われるべきものは皆救われた。

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 エイリアネイジの奴隷商人は撲滅され、シティエルフの生活は改善された。加えて新王は、エイリアネイジの長老を宮廷の臣下として重用した。そのことはヒューマンの間では重大なスキャンダルとして扱われたが、エルフの間では希望のしるしとみなされた。

 シアニは、エイリアネイジ社会の口さがないメンバーとしてありつづけ、やがて長老の地位に就いた。彼女の歯に衣着せない物言いは数多くの衝突を招いたが、エルフにもたらす恩恵は大きかった。

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 イーモン卿はデネリムにしばらく残り、宰相として、またアリスター王の筆頭顧問としての役割を担った。レッドクリフはティーガン卿が代わりに治めることとなったが、あの恐怖の一夜に身を挺して村を守り抜いた自分に対する村人の信望が大変篤いことに彼自身驚きを禁じえなかった。やがてイーモンはディーガンに領土を譲り、地元民は熱狂的な歓声と共に新領主を受け入れた。

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 デーリッシュ・エルフたちはデネリムの攻防戦の戦績が大いに認められたことにより、繁栄の道を歩むこととなった。今度こそは、ヒューマン社会も放浪の民を歓迎したのだ。

 ザスリアンはその後何年もキーパーの地位を守ったが、やがて世の中の動きの早さに自分がついていけないことに気がついた。ヒューマンの宮廷に幾度となくたてをつき、両者間の緊張を高め続けていたある日、彼は突然姿を消した。デーリッシュは捜索を行ったものの、彼の失踪は自身の意志によるものであり、二度と戻るつもりがないことは明白であった。

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 オーザマーのハロウモント王は、ベイラン王子支持派の残党が引き起こした叛乱のため、自ら望んでいた平穏を取り戻すことができなかった。アセンブリーの族長たちは王の政策に異を唱えることがしばしばであり、地上社会からの隔離のみが、進展を見せる王の唯一の政策であった。

 時が経つにつれ、ハロウモント王の健康は徐々に損なわれていった。ある者は毒を盛られたのだと主張し、ある者は意欲の減退が原因であるとした。いずれにしろ、長期にわたる病の後に、王は崩御された。アセンブリーにおける後継者選びの論争が、今まさにはじまろうとしていた。

 アセンブリーは、数ヶ月に及ぶ審議の末、ブライト討伐で犠牲となったウォーデンを死後パラゴンに推挙することとした。彼の遺体はオーザマーの地下、亡父の隣に安置され、アイデューカン家の一員としての地位も回復された。コモンズには彫像が建立され、また彼の名を冠した新しい家も設立された。

 ブラザー・バーケルがオーザマーに設立した新しいチャントリー寺院は、驚くべき数のドワーフの改宗者を集めることとなった。これに対する、より保守的な一派の憤りは非常に強く、アセンブリーがアンドラステ教の権利を厳しく制限するまでの間、長く続いた

 ブラザー・バーケルは抵抗し、コモンズにおいて平和的に説教をしている最中に逮捕され、処刑された。アセンブリーは事故であると主張したが、この結果もたらされた暴動の知らせは、地上世界のチャントリーにまで届くほど熾烈であり、新しい「聖なる進軍」の必要性までもが、真剣に検討された。

 ドワーフのメイジ、ダグナは、再建されたサークルタワーにおいて、彼女の研究を完成させた。最終的に彼女は、レリウム蒸気が魔法の供給に与える関連性について包括的な理論を纏め上げ、出版した。この著作は非常な感心を集めることとなった。

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 虚空の鉄砧は破壊されたが、その位置に関する噂はオーザマーにひっそりと伝わっていた。何年かのちに、地上におけるダークスポーン征伐のおかげもあり、数名の鍛冶屋が決死の覚悟で探検し、この鉄砧の残骸を発見することに成功した。

 鉄砧の廃墟を調査した彼らは、オーザマーにその成果を持ち帰り、カリディンの研究を再構築するようシェイパレイドを説得することに成功した。フェイドから呼び寄せられた魂を使い、一体の新しいゴーレムが誕生した。

 ゴーレムは即座に正気を失い、破壊されるまでの間に何人かのシェイパーを殺害した。その研究は著しく危険であるとみなされ、ただちに禁止された。だが、事件の噂はオーザマーを駆け巡った。鍛冶屋カーストの間では、カリディンの研究を再開するよう求める声が、いまだ収まるところを知らない。

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 最後の言葉どおり、モリガンはレッドクリフであの申し出をした夜に姿を消した。何ヶ月か後になって、彼女と容姿が酷似する女性が、たった一人で、フロストバック山脈から西へ向かって旅をしているのを見かけたとの噂が伝わった。別の話では、その女性はひとりのこどもを伴っていたとも言われている・・・。 

 誰のこどもか定かではないが、この魔女はかつて亡き英雄ウォーデンその人の恋人であったと噂する者もいる。ともあれ、彼女の儀式は完結することはなかった・・・。その後、彼女の噂を聞く者はいない。

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 アリスターは、グレイ・ウォーデンに対してはその言葉を守った。アマランティン領はグレイ・ウォーデン領となり、新しい司令部がそこに置かれた。その入り口には、他者の命を守るため、究極の犠牲を払った英雄ウォーデンを追悼する彫像が建立された。

 ウィンは、ファースト・エンチャンターへの招聘の申し出を丁重に辞退し、フェラルデン宮廷にしばらくの間仕えた。一年ほど経ったとき、彼女は静かに荷物をまとめ、時間があるうちに世界を見て回りたいと告げ、いずこへともなく旅立っていった。

 ステンは亡きウォーデンの遺体に深々と礼をし、別れの言葉もなく故郷へと戻る旅に発った。彼の名誉は挽回された。もしクナリの仲間から故郷パー・ヴォレン以外の土地に敬服すべき人物はいたのかと問われたら、こう答えるだろう。長い旅の間でも、出会ったのはたったひとりだけだったと。

 オーグレンは、ドワーフとしては過去最も高位となる、フェラルデン軍の将軍の地位を受け入れ、最後にはなんと酒を断ち、結婚までした。第一子が生まれたときには、その子をかき抱いて泣き崩れた。そしてその子には、ずっと以前に彼の人生を大きく変えた友の名前をつけることにした。

 シェイルは、デネリムの戦いの直後に、宮廷から申し出られたあらゆる報酬を断り、フェラルデンを離れた。再びこのゴーレムを見た者はいない・・・。だが遥か北方の地で、身の危険を顧みずハトを狩り立て続ける怒りたくったドワーフの女性がいるとの噂が伝えられている。

 ゼブランはしばらく旅の身となり、クロウからできるだけ遠ざかっていた。遂にクロウの手の者に見つかったとき、彼は敵の本拠地で戦う決心をし、アンティーバに戻ることにした。マスター・アサシンが4人立て続けに姿を消した後、クロウはそのリーダーとしてゼブランを再び迎え入れることにした。これが彼にとっての勝利なのか、それとも敗北なのかはわからない。

 レリアナはフェラルデン宮廷にしばらく残り、後にセダス全土に知れ渡ることとなる、亡き英雄ウォーデンに捧げる英雄詩を書き上げた。だがその詩を宮廷で一度きり上演した後、レリアナは静かに姿を消した。オーレイに戻ったという者もいるが、真相は定かではない。

 汚染された土地が徐々に回復するとともに、グレイ・ウォーデンはアマランティンで徐々に再建を図っていた。彼らは、ダークスポーンとの戦いがまだ終わっていないことを確認した。アーチデーモンの死によってその大群は退却し、分断されたが、より強力なダークスポーンが生き残って遊撃部隊を編成すると、地上の民を餌食にし、またやつら同志で共食いを続けていた。

 遊撃部隊の被害が拡大し、一部はディープロードを通って西のオーレイにまで侵入し、またシャイニング・シーを渡った。その徹底的な殲滅は極めて困難であると思われた。

 もちろん、それらはまた別の英雄たちのお話。この話は主人公がその剣をアーチデーモンの頭蓋に突き刺し、永久に葬り去ったところで終わる。
 これから何が起ころうとも、しばらくの間、彼の犠牲が忘れ去られることはない・・・。

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エンディング・アチーヴメント:究極の犠牲(The Ultimate Sacrifice)

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 コンパニオン個別紹介があって、長くなった。感想は次回に。

 

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