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2010年3月 7日 (日)

【ME2】シンズ・オヴ・ザ・ファザー、テイン(その5)

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 テイン親子は長いこと話し合っているようだ。

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「ふうむ、C-SECの記録によると、十年ほど前、かなりの数の大悪党たちが片っ端から殺されている。まるで誰かが大掃除をしたみたいに。
 重要容疑者はドレル。結局捕まえることはできなかった」


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「十年も昔のことだろ? 関与していた奴なんて生きてないんじゃないのか?」
「かもな・・・」

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「二言三言で片付く問題じゃなかった。これからも話し続ける。何か変わるかもしれない」

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「息子さんは人を撃っちまった。相手はどうでもいいけちな野郎だが、その事実は残る」
「ヒューマンを脅したり、店をカツアゲしたりしてた奴らだぜ?」
「だからといって逃げられない」

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「社会福祉活動を義務付けることで勘弁してやれよ」
「殺人未遂容疑なのに社会福祉活動? そんなんで陪審が納得するか?」
「もちろん納得するわけがない。C-SECの内部で完結させて欲しいって話だ」

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「面白い。考えてみるか・・・」

 うそん。いくらなんでも、ひでえよこれ。アメリカのしょうもないTVドラマよかひどい。てか、アメリカのTVドラマじゃ、こんなのきっと許されん。
 確かにシェパードはスペクターなんで、最後の手段はなんでもありなのだが・・・。
 少年院に入ったほうが更生できなくなるってのもあるでしょうけどねえ。

 あれですねえ、『ロード・トゥ・ペディッション』? トム・ハンクスの。少し似ています。
 もっとそっくりな話もありそうですけど、この展開でハッピーエンディングはないと思うなあ。

**********

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「気に障ったらすまんが、お前をみてるとアサシンには思えんな」
(いいえ、思えますけど? どんなのが普通のアサシン?)

 前述のようにハナは6歳のテインを両親から引き取って暗殺者に仕立て上げた。両親は「コンパクト」を履行できたと満足し、名誉にすら思っていた。初仕事は12歳だそうだ。ハナにとってテインは「投資」に近いという。
 だが「投資」ってのは残酷な言い方じゃないのか?

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「『投資』という言い方は誤解を与えたようだ。ハナは私に価値を見出していた、という意味だ。資源であり、かつ人格も認めている。ハナは暗殺者が必要なことを残念に思っていた。

 水棲で見た目クラゲかタコのようでもあり、植物的?でもあるハナは、水中から出ると漫然とした動きしかできないため、戦闘も暗殺も元々向いていない。ドレルは自種族を絶滅から救ってくれたハナへの恩返しとして、そうした役務を進んで引き受けるのだ。 

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「”世界が住人で過密になったとき、救う手段は戦争に拠るしかなく、全ての者に勝利か、または死がもたらされる。” ヒューマンの哲学者、トマス・ホッブスの言葉だ」

 ドレルの母星は、ホッブス的自然状態にあったのか、限りある資源を奪い合う戦争が常態化する世界であった。どこも地球と変わらないですね。地球も誰かに救ってもらわないといけないですかね。
 なお引用は『リヴァイアサン』ですね。訳はVanity訳ですからあてになりませんね。気になる人は文庫でも立ち読みしてください。

 テインと妻の出会い、テインの目覚めのお話などは、実はここでは触れられず、彼の話をずっと聴き続けていると、相当後になってやっと教えてくれる。他のクルーの身の上話を記載していないので、ここではやめておく。そう言っていると最後までチャンスがないかもしれないが。

**********

 ちなみにハナがドレルを戦闘、暗殺に雇うという話。

 これは、シタデル・カウンシル種族が戦闘を得意としていなければならないという、マス・エフェクト銀河の根本的なバイアスなんです。なんだよ、銀河は戦闘能力しか評価基準がないのかよ?
 たとえば歌だけで全銀河を魅了する種族とかいないのか。『フィフス・エレメント』とかにあるよね? ちがうよ『マクロス』じゃねえよ、全銀河は聴いてねえよ。
 これはFPS/RPGもどきのゲームだからしょうがないんですね。
 でも『アバター』なんか観てると、このバイアスはゲームだけでもないようです。ヒューマンの性かもしれんです。
 と言おうとしてたらトマス・ホッブスのお話とか出されたんで丁度いい。
 要するにほおって置くと殺し合いをはじめるヒューマンの世界、それを銀河系もきっと同じだろうと拡大したお話なんですね。

 シタデル・カウンシルは、ME1でアサリ、サラリアン、トゥーリアン、ME2でヒューマンが参加した。以下の3種族はシタデル加盟種族ではあるがカウンシル・メンバーは送れない。
 それぞれ、農林水産業、通商、外交、宗教などの文明・文化的造詣が深い種族ですが、マス・エフェクトの銀河ではさっぱり相手にされません。

 ハナ、ヴォルス、エルコアが戦闘不得意な種族たち。

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 ME1の画像ですが、ピンクの異星人がハナ。どっちが正面かちょっとわかりにくい。画面にはあまり動いているところが出てこない。話し方までゆっくりとした詩の朗読のようなのです。
 ドレル種族を移住によって救ったのはいいが、湿気が命に関わるドレルを惑星表面の90%が大洋の母星に連れていったってのは、どうにもこうにも。


 ハナは表層的な名前とごく親しい者にしか教えない「ソウルネーム」という名前と二種類持っている。
 字(あざな)と諱(いみな)のつもりかな。別に呪詛などを嫌ってるようでもないがコノートしてるんでしょうね。ソウルネームのほうは短い詩のようなものが多いというので、俳句までコノートしてるのか。世界観を広げすぎるのはいいが、いつか活用するんだろうな、その設定?

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 ME2でもよく活躍?暗躍?しているクマ似?のヴォルス(左)と、今のところストーリーにはあまり絡んでこないゾウ似?のエルコア(右)。

 ヴォルスは前回アンタイ・ヒューマン活動家のジョラムが言っていた何世紀もシタデル・カウンセル入りを待っている種族である。画面のシタデル大使はまったくもって面白くないと感じているが、ご覧のとおり戦闘なんてからっきし無理なんで、入れてもらえる時は永久に来ないだろう。ヴォルスは片務的安全保障条約を結んでいる相手のトゥーリアンの従属民族でもある。アメリカに対する日本みたいなもんである。だから国連安保理なんて入れないのである。
 社交的だが保守的なエルコアはカウンシル入りはそれほど強く望んでないが、重力の大きな母星で育ったため自重が半端ではなくちょっとした高さからの落下で圧死する。戦闘が大の苦手でVI任せというから、望んでもカウンシルには入れてもらえないだろう。 

 そのほか戦闘力はあるが、シタデル・カウンシル入りを認められない種族は次のとおり。
 バタリアンは自己の利益を侵害されたと抗議して自らシタデルと袂をわかった。
 クローガンはクローガン・リベリオン以降はシタデルの実質統治下にある。
 クォリアンは母星が見つかるまで無理。二級市民扱いである。
 ヴォーチャは・・・、野蛮すぎてダメ。
 ドレルはハナの庇護下なので、追い越して認められるはずがない。

 銀河もヒューマンの延長線上だろう、というのもずいぶん芸のない話で、だからSFと呼べない、私にはあくまでサイ・ファイなんですけど、逆にヒューマンには元々友愛とかはないというのがホッブス的世界だと、スペース・イッシューとか言われてる宇宙人に教えてあげてください。私はイヤです。

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