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2009年11月25日 (水)

レッドクリフ(到着)

 4つの選択肢、順序は問わない、とはいえ、自分が選んだルートは次に書くようにちょっと拍子抜けの結果を招きました。
 ストーリーテリング的には、ちょっとひどいなあ・・・、と感じた。
 これからありのまま書きますので、同感いただけると思うんですが。

(今回は会話メイン、画像少ない長文です)

**********

 冒険者のキャンプは、ロザリング到着前に設営することも、ロザリング通過後でも可能。後者の場合は当然ロザリングで仲間になったNPC(+ドワ親子の商人)が増えている。DLCの"Warden's Peak"をダウンロードしていれば、その関係のNPCもいる。

 アリスターがレッドクリフに早く行きたい理由は、フレメスとの会話でも、ちらと出てくる。
「幼少の頃、レッドクリフのイーモン卿に育てられたので懐かしい」
 キャンプで詳しく問いただすと、こんな感じです。

 アリスターは幼い頃、レッドクリフ城でイーモン卿に育てられた。
 アリスターの母は、レッドクリフ城の賄い女であった。アリスターを身ごもり出産したすぐ後に、若くしてこの世を去った。父親は不明である。
 イーモン卿は親なしとなったアリスターを哀れに思ったのか、子供同様に育ててくれた。

 やがて、卿はオーレイの若い女と結婚することになった。この新妻にとれば、アリスターの存在は疎ましいものであったろう。自分とイーモン卿の間に生まれる子供が当然跡継ぎであると思ったら、養子同然のアリスターがいるのであるから。
 彼女の訴えにまけ、イーモン卿は10歳になったアリスターをチャントリーの修道院に預けざるを得なくなった。

 アリスターは幼心に自分がいらない子にされたと感じて大変反発した。
 イーモン卿は、修道院のアリスターのもとにも足しげく通った。しかし一旦心を閉ざしたアリスターの反発は強く、イーモン卿から渡された唯一の母親の形見、女神アンドラステ(Andraste、後述します)のアミュレットまで投げ捨てるほどであった。そうこうしているうちに、イーモン卿が面会に訪れることもなくなってしまった。

 チャントリーの修道院の生活は退屈きわまりないものであったが、唯一テンプラーとしての武術の訓練だけは楽しみだった。アリスターは才能に恵まれており、自分の存在を誇示できる唯一の分野であったからだ。また戦士として、「規律」の重要性も理解していた。
 だが、おしなべてつまらない生活であった。チャントリーの間抜けなローブも嫌いであった。

 そんなアリスターがどういう経緯でダンカンの目にとまり、ウォーデンにリクルートされたか、はっきりわからない。そのとき修道院のマザーが烈火のごとく怒って、強制徴集権にすら抵抗しようとしたという話はありますが。
 ダンカンもテンプラーの才能がウォーデンにとって必要だった、としか語らなかったようだ。アリスターの武術の腕は、類稀なものだったのかもしれない(バトルに参加してると、結構打たれ弱くて、そうでもないんだけどw)。

 すでに20歳は超える年齢になって、そういう過去もいとおしく感じられるように成長したのでしょうかねえ。そのときはそう思って「大変だったのねー」くらいで会話は終わったのですが。
 鋭い方は、「もしかして、イーモン卿のお手つきか?w」と思うのかな。ところが、オチはすぐ後に出てきてしまう。

**********

 ロザリング後、キャンプで一休みした一行は、アリスターの希望のままレッドクリフに向かいます。噂話は色々聞こえてくる。
 その人徳で民衆の人気は絶大、ローゲインの横暴に名実共に対抗できるはずのイーモン卿は、奇病で病床に臥しており、その騎士団はダークスポーンとの決戦すらほったらかしで、聖なる遺灰の壺(The Urn of Sacred Ashes)という伝説上の秘宝を探すため王国全土に散っている。
 イーモン卿の病を癒す手段はその灰を用いた儀式のみしかないと信じて。その探索の旅で命を落とす騎士も多い。
 チャントリーのテンプラーなどは「ばかげたお伽噺」と一笑にふすくらいの眉唾ものの伝説らしいのです。お気づきのとおり完全にアーサー王伝説のもじりですね。

 ロザリングからレッドクリフの間で、確率判定によるチャンス・エンカウンターが発生することもありますが、ほどなくレッドクリフに到着します。
 そこでいきなりこの告白シーンなんですよ・・・。まいっちゃいます。

Screenshot20091124232838765
 自分の出生が、英雄王と賄い女の不適切な関係(笑)によるものだった、と、明るく告るアリスター。見た目おとなに見えますが、実は修道院生活が長かったので、そういう世界をまだ全然しらない、お子ちゃまだったんですよ。

 ちょっといいかな、今話しておきたいことがあるんだ。もっと前に話すべきだったんだろうけど。
 イーモン卿がいくら善人とはいっても、さすがにただのみなし子を哀れに思って育てたんじゃないんだ。僕の父親の素性はわからない、というのはウソで、実は先代のマリック王なんだ。つまり英雄王が賄い女をおてつきしたわけだ、僕は文字通り"bastard"ってわけだ。あはは、笑っちゃうよね。
 僕の素性を知る者は、不愉快になるか、甘やかすか、必ずどっちかなんだ。ダンカンですら、僕をできるだけ戦闘から遠ざけようとしていた。だから君にもしばらく隠しておきたかったんだ。ごめんね(・・・ぜんぜん隠してないし)。
 ケイラン王子と異母兄弟ってことになるね。王子ってことだね。ケイランが亡くなってしまったから、僕が王位継承者になっちゃうよね。まいっちゃうよね。王様なんて柄でもない、ぜんぜん向いてないよね。僕はあくまで庶民の出のグレイウォーデン、ローゲインへの反乱の指導者になるとか、これっぽっちもやる気はないね。それはイーモン卿ご自身が最適任だよ。
 だから君も、僕がどこの馬の骨かわからない、ただ他のグレイウォーデンと共に死ねる幸運に恵まれた、一介の無名戦士だと扱ってくれ。

 さらっと話す会話だろうか。これからイーモン卿、その夫人(上記のオーレイの女性)、ティーガン卿などアリスターの素性を知る者たちが登場するから、あわててカミングアウトしてるんだが、もーちょっとやりようがあったんじゃないのか。
 正直、これはいただけなかったよー。ついさっきキャンプで前フリされて、いきなり次の会話で「実は・・・」って言われても、感動も何も。話のタメもなければ、ストーリー遅延のテクニックも、じらしもなし。ドラマ性ゼロ。味も素っ気も、身も蓋も、なにもない。

 ちっとは悪あがきして素性を隠すとか、イーモン、ティーガンに根回しして言葉を濁すとか、なんかないのかね。
 しかもフレメスの小屋の前の会話では、ふつうに「次はレッドクリフに行こう!」とまでプレイヤーを誘導していて、これだよ。

Screenshot20091124233046331
 好きなだけ告ってカミングアウトして、せいせいして立ち去るアリスターの背中。心なしかロイヤルファミリーとしてのオーラが見えているような・・・(いいえレリアナちゃんのバードソングのエフェクトです)。

 なんだかなあ。

 一同あぜんとして、さっさとレッドクリフの城下町に向かうアリスターの後姿をしばし見送るしかないのであった・・・。

 一本道じゃない自由なプレイなんて、相当練らないとこんなことになっちゃうんでしょうね。決定的な矛盾のようなお粗末な食い違いでこそないが、タイミングはやっぱ違うよ。この話は、もっとやりようはあったと思うけどな。
 でもダンカンは素性を知ってたというのはわかった。だからこそリクルートしたのか、事後的に知ったのかはわからないが。修道院のマザーも知っているだろうから、連れ出そうとしたらキレるのもわかる。だれもケイラン王が不慮の死を遂げるなど考えてもいなかったろうから、最後まで引きとめるなんてしなかったんだろうけど。

 まるで円蔵の落語のように、重要なオチをいきなり最初に出されて、当惑したままレッドクリフ編に・・・。

 ・・・ストーリーテリングのBiowareじゃなかったのか?(まだ言ってる)

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